京都府における作業療法士の給料相場は?エリア別の年収も紹介

更新日 2022年11月11日 公開日 2021年07月19日

#年収・給料 #情報収集 #転職検討/準備

作業療法士は、超高齢化社会の進行とともに一層の活躍が期待される仕事です。高齢者人口の増加や、高齢者率が上昇している京都府では、より一層の活躍が期待されています。

作業療法士として働く場合、エリアごとで給料相場は異なることがほとんどです。都道府県内でも違いが生まれるため、あらかじめ詳細を把握しておきましょう。

今回は、京都府における作業療法士の給料相場を解説します。エリア別の年収や求人状況も解説するため、京都府で作業療法士になりたい人は参考にしてください。

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【京都府】作業療法士の給料相場|全国平均との比較

下記は、求人サイトである「マイナビコメディカル」の情報を基に算出した京都府の給料相場と、厚生労働省の調査データによる全国平均の金額を示した表です。

平均年収 平均月収
(賞与含めず)
手当・賞与
全国(※) 約410万円 約29万円 約65万円
京都府 約330万~400万円 約28万円 約55万円

(※出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」/
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html)

京都府は、平均月収と手当・賞与において全国平均を約1万~10万円下回っており、結果として平均年収も約10万~80万円低い傾向です。ただし、上記の金額はあくまでも相場であり、施設形態や運営形態などの条件によって大きく変動します。

京都府における作業療法士の求人の特徴は、下記のとおりです。

〇就業先によっては、全国平均以上の年収となるケースがある
京都府の給料相場は全国平均より低いものの、就業先によっては全国平均以上の年収となるケースもあります。
経験を考慮したり、通勤手当や資格手当などの諸手当を加えたりすることで、実際の年収額は大きく変わるでしょう。

〇実務未経験の人を積極的に採用する求人が多くある
京都府では、実務未経験の人を積極的に募集する施設が多く見られます。例えば、長期雇用を目的にキャリア形成を支援するため、若年層を多く募集したりメンター制度を取り入れたりする施設などがあります。

作業療法士の給料は経験年数が反映されるため、実務未経験者の給料は低い傾向です。しかし、実務未経験者を積極的に採用している施設は、スタッフの育成環境を整えているところも多く、安心して働くことができます。

〇自動車免許所持者を優遇する求人が多くある
作業療法士の仕事には、病院や介護老人保健施設などに常駐するケースと、在宅中の患者を訪問してリハビリテーションを行うケースがあります。後者の場合、一日に多くの患者さんの家を巡回するため、自動車やオートバイなどの移動手段が必要です。
特に、南北に長い京都府の各エリアを移動する場合、自動車による移動は欠かせません。

そのため、京都府には自動車免許を持っていることが必須だったり、自動車免許やオートバイ免許の所持者を優遇したりしている求人が多くあります。

【京都府】作業療法士の給料が特に高い市区町村はどこ?

京都府の場合、給料の高さは市区町村によってそれぞれ異なります。
下記は、京都府でも特に給料が高い3つの市の年収と月収を示した表です。表中の金額は、マイナビコメディカルの情報を基に算出しています。

京都市 宇治市 城陽市
年収 約340万~420万円 約330万~400万円 約300万~380万円
月収(※) 約25万~30万円 約24万~28万円 約21万~27万円

(※)手当・賞与分を含めていません

京都府で最も給料が高い市区町村は京都市です。表中の金額には手当・賞与分を含めていないため、実際の年収はさらに高くなるでしょう。

京都市の給料が高い理由は、需要の高さにあります。京都府の人口の6割弱が暮らしている京都市は、京都府の中心となる都市です。マイナビコメディカルの公開求人でも、京都府で募集されている作業療法士の7割近い求人が京都市に集中しています。

京都市に次いで給料が高い市区町村は宇治市です。京都市の給料よりはやや低いものの、京都府の給料相場に近い金額を得ることができます。

3番目に給料が高い市区町村は城陽市で、京都府の給料相場とは年収で約20万~30万円、月収で約1万~7万円少ない金額となっています。

京都府における作業療法士の将来性は?

作業療法士は、高齢者などの日常生活における身体機能のリハビリテーションを、心身の両面から行います。超高齢化社会が進む日本において、作業療法士の需要は今後も高い状態が続くでしょう。

下記は、京都府の調査データを基に過去と現在、将来の時点における高齢者人口を示した表です。

2018年(実績値) 2020年(推計値) 2035年(推計値)
約73万人 約74万人 約74万人

(出典:京都府「高齢者をめぐる主な現状と課題」/
http://www.pref.kyoto.jp/kaigo/documents/1238485532492.pdf)

(出典:京都府「高齢者人口と高齢化率【市町村別】」/
http://www.pref.kyoto.jp/kaigo/documents/100siryou1.pdf)

調査データによると、2018年は約73万人だった高齢者人口は2020年の推計値で約1万人増え、2035年まで微減・横ばいになると予想されています。

高齢者人口に変化はないものの、京都府全体の人口が減少傾向にあるため、65歳以上の高齢化率は上昇する見通しです。具体的には、高齢者率は2020年の29.2%から2030年には31.8%に上昇、後期高齢者率は15.3%から19.7%と、上昇幅がより大きくなります。

高齢者人口の増減は作業療法士の需要を左右しますが、作業療法士を必要としている人は高齢者だけではありません。作業療法士によるリハビリテーションは、ケガや病気などによって身体に障がいを抱えた人にも不可欠です。
したがって、高齢者人口の増加に伴う需要以上に、作業療法士の潜在的な需要は大きいでしょう。

京都府における作業療法士の求人状況

高齢化率の上昇が懸念される京都府では、作業療法士の求人が多く出されています。マイナビコメディカルにおける京都府の作業療法士の求人数は、下記のとおりです。

【京都府】作業療法士の求人数 176件(2020年12月時点)

(出典:マイナビコメディカル/https://co-medical.mynavi.jp/)

作業療法士の需要は高く、145の事業所や施設から求人が出されています。クリニックや病院、訪問看護ステーションなど多様な施設からの求人があり、正社員からパート・アルバイトまで異なる雇用形態の求人が見られる状態です。

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まとめ

今回は、京都府における作業療法士の給料相場や、エリア別の年収・求人状況などを解説しました。

京都府における作業療法士の給料相場は、全国平均よりもやや低くなっています。しかし、需要の高い京都市の場合は、全国平均を上回る金額です。
施設の種類や雇用形態などの条件によって、全国平均より多く稼げる可能性はあります。

京都府の高齢化率は今後も高まる見込みのため、作業療法士の需要も一層高まるでしょう。マイナビコメディカルのサポートを活用し、就職・転職が有利に進むようにしてください。

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※当記事は2020年12月現在の情報を基に作成しています

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