理学療法士を目指す高校生必見!養成校の志望理由を考えるポイントをご紹介
更新日 2025年12月04日 公開日 2025年11月08日

文:内藤 かいせい(理学療法士)
高校生が理学療法士の養成校への入学を決めるときに重要なのが、志望理由です。この志望理由では、どのようなことを考えるべきか知りたい方も多いのではないでしょうか。志望理由を考える際は、理学療法士を目指す理由やその養成校に決めた理由を明確にすることが大切です。
この記事では、理学療法士の養成校に入学する際の志望理由を考えるポイントをご紹介します。具体的なポイントをおさえることで、希望する養成校への入学につながるでしょう。
目次
理学療法学科のある養成校の志望理由を考えるポイント
高校生が理学療法学科の養成校の志望理由を考える際、どのようなポイントがあるのでしょうか。ここでは、具体的なポイントを解説します。
理学療法士を目指す理由を明確にする
まずは、理学療法士を目指す理由を明確にしておきましょう。なぜこの職種を選んだのかという動機が曖昧だと、面接官に熱意が伝わりにくくなります。
理学療法士を目指す理由を明確にするためには、そのきっかけを振り返ってみましょう。具体的なエピソードを言語化することで、しっかりと志望動機を説明できるようになります。自分の経験と理学療法士という職種を結びつけて考えることで、説得力のある志望理由を作れるでしょう。
その養成校を志望する理由を明確にする
養成校を選んだ理由を具体的にすることも大切です。全国には理学療法士の養成校が数多く存在します。そのなかで、なぜその養成校を希望したのかを説明できれば、面接官に本気度が伝わりやすくなります。
その養成校の特徴はなんなのか、どのような点に興味を惹かれて志望したのかなどを考えてみましょう。養成校の特色と自分の目標を結びつけて説明することで、養成校を選ぶ理由の説得力が高まります。
将来の夢や目標を考える
将来の夢や目標を具体的にすれば、志望理由に説得力と一貫性を持たせられます。将来像を考える際は、理学療法士が活躍できる分野の広さを理解しておきましょう。理学療法士には以下のように、さまざまな選択肢があります。
・介護・福祉施設
・スポーツ分野
・訪問リハビリ
・教育機関
・研究機関
・行政機関
大まかでもよいので、自分がどの分野に興味があるのか、ある程度の方向性を持っておくとよいでしょう。入学後に目標が変わることもありますが、現時点での将来像を持つことで、学びへの意欲をアピールできます。
理学療法士に対する熱意をアピールする
理学療法士に対する熱意をアピールすることで、志望理由書や面接での印象を良好にできます。熱意をアピールするには、理学療法士について自分がどれだけ理解し、関心を持っているかを示すことが大切です。
たとえば、理学療法に関する書籍を読んだ経験や医療・介護に関するボランティア活動への参加などを伝えましょう。面接では、言葉だけでなく表情や話し方も熱意を伝える重要な要素となります。明るい表情で前向きな姿勢を示し、理学療法士になりたいという思いを自分の言葉で伝えることが重要です。
高校生が志望理由を考える際の注意点

志望理由を考える際に、いくつかの注意点があります。ここでは、面接時の印象を悪化させないために志望理由を考えるときの注意点を解説します。
志望する養成校の情報はしっかりとチェックしておく
志望理由を考える際は、目指している養成校の情報をよく調べておくことが大切です。養成校の情報を深く理解していないと、志望理由書や面接で「なぜその養成校を選んだのか」を具体的に説明できません。また、面接官から養成校の特色について質問されたときに、的確に答えられないと熱意の低さを疑われてしまいます。
養成校の情報をチェックするためには、オープンキャンパスや説明会には積極的に参加しましょう。実際に養成校を訪れることで、環境や学生の雰囲気などを肌で感じ取れます。さらに、可能であれば在校生や卒業生の声を聞くことで、よりリアルな学校生活のイメージをつかめるでしょう。
抽象的な内容にしない
志望理由を書く際は、抽象的な表現を避けて、できるだけ具体的な内容を心がけましょう。抽象的な志望理由だと、本当の思いや経験が伝わりにくくなってしまいます。「人の役に立ちたい」「医療に興味がある」などの表現は誰にでも書けるため、面接官の印象に残りにくくなります。
志望理由を具体的にするには、自分自身のエピソードを盛り込むことが効果的です。理学療法士に関する経験でどう感じたのか、なにを学んだのかを丁寧に説明することで、面接官によい印象を与えやすくなります。
アピールポイントを絞っておく
志望理由を作成する際は、アピールポイントを絞り込みましょう。複数のアピールポイントを盛り込もうとすると、それぞれの内容が浅くなり、かえってアピールが弱くなる可能性があります。
理学療法士を目指すきっかけとなった経験が複数ある場合、もっとも印象深かった出来事を1つ選び、そのエピソードを丁寧に掘り下げて書きましょう。そこでなにを感じたのか、その経験がどのように今につながっているのかを詳しく説明することで、面接官にしっかりと伝わりやすくなります。
理学療法学科を目指す高校生の志望理由の例文

ここでは、理学療法士を目指す高校生の志望理由について、それぞれポイントに絞った例文をご紹介します。ぜひ志望理由を考える際の参考にしてみてください。
【例文1】理学療法士を目指す理由
| 例文 |
|---|
| 私が理学療法士を目指すようになったきっかけは、高校1年生のときに部活動で膝のケガをしたことです。バスケットボール部でレギュラーを目指していた私にとって、試合に出られない状況はとてもつらいものでした。
しかしリハビリを担当してくれた理学療法士の先生が、私の不安な気持ちに寄り添いながら、丁寧にリハビリをしてくれました。先生は私の身体の状態を細かく観察し、運動メニューを提案してくれました。その姿勢に深く感銘を受け、私も同じように、ケガや病気で苦しむ人たちの力になりたいと強く思うようになりました。 |
【例文2】養成校を志望する理由
| 例文 |
|---|
| 貴校を志望する理由は、オープンキャンパスで感じた学校の雰囲気と、高い国家試験合格率に魅力を感じたからです。オープンキャンパスに参加した際、在校生の皆さんが明るく丁寧に案内してくださり、とても充実した学生生活を送っている様子が伝わってきました。また先生方と学生が気軽に話している姿を見て、ここでなら安心して学べると感じました。
さらに貴校の国家試験合格率が毎年90%以上という実績も、大きな決め手となりました。この高い合格率は、充実したカリキュラムと手厚いサポート体制があってこそだと思います。説明会で伺った個別指導や模擬試験の取り組みからも、一人ひとりの学生を大切にする姿勢が感じられました。学びやすい環境と確かな実績を持つ貴校で理学療法士になる夢を実現できると確信し、志望いたしました。 |
【例文3】将来の夢や目標について
| 例文 |
|---|
| 私の将来の目標は、地域に根ざした理学療法士として、幅広い年代の方々の健康をサポートすることです。理学療法士として、高齢者の方が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、将来は在宅でのリハビリや介護予防に力を入れていきたいと考えています。地域社会に貢献しながら、一人ひとりに寄り添える理学療法士として成長していきたいです。 |
高校生が活用できる理学療法学科の養成校の志望理由のまとめ
高校生が理学療法学科の養成校を志望する際は、理学療法士を目指す理由を明確にすることが大切です。養成校の特徴についてもよく把握しておく必要があり、そのためにはオープンキャンパスや学校説明会などにも積極的に参加する必要があります。
志望理由は具体的にして、アピールポイントを絞り込むことも意識しましょう。ぜひ今回の記事を参考にして、納得のいく志望理由を作ってみてください。
理学療法士を志す理由に「人の役に立ちたい」「身体のしくみに興味がある」──それだけでも十分です。大切なのは、どんな出来事がその気持ちを生んだのか、自分の言葉で伝えること。志望理由は“立派な答え”ではなく、“あなた自身の原点”です。誰かの笑顔を支えたいと思った瞬間を、大切に書いてみてください。それが理学療法士としての最初の一歩になります。
著者プロフィール

内藤 かいせい
理学療法士
理学療法士として回復期病院と訪問看護サービスに従事し、脳血管疾患や運動器疾患などの幅広い症例を経験する。リハビリで患者をサポートするとともに、全国規模の学会発表にも参加。 新しい業界にチャレンジしたいと決意し、2021年に独立する。現在はWebライターとして活動中。これまでの理学療法士の経験を活かして、医療や健康分野で多くの執筆・監修に携わっている。
監修者プロフィール

寺澤 慶大
理学療法士
2007年に長野医療技術専門学校(現在の長野医療大学)を卒業。
長野県松本市にある一之瀬脳神経外科で10年、長野県松本市にある武内整形外科クリニックで4年勤務。
また、介護分野領域でも4年程度の経験あり。
その他、自費診療での施術やスポーツトレーナー等もおこなう。
現在は整体院を開業し、整体りびるど院長として様々なクライアントの悩みに寄り添う施術をおこなう。












