
株式会社ルネサンス
- 募集職種:
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- 理学療法士(PT)
株式会社ルネサンスは「スポーツクラブ ルネサンス」を主力事業に、フィットネス業界でトップクラスの売上高を誇る大手企業です。40年にわたるスポーツクラブ運営のほか海外事業を行い、2012年には介護リハビリ事業をスタートしています。現在34店舗を展開する「元氣ジム」は、スポーツクラブのノウハウを活かした運動特化型デイサービス施設。他にもさまざまな特色を持つデイサービスのほか、訪問看護リハビリステーションも開設して地域の人々の介護予防・自立支援に貢献しています。リハビリスタッフは理学療法士が中心で、幅広い訪問リハビリ、通所リハビリを経験できるのが魅力。現場の提案を歓迎する社風で、スタッフが企画立案した新事業が次々と事業化されています。教育研修、福利厚生はさすがの充実度。「生きがい創造企業」という理念に恥じない、社員の生きがい探しも応援する会社です。

ルネサンスならではの複合施設が誕生 キーパーソン2人がその可能性を語る
Profile
- (写真左)リハビリテーション戸塚 理学療法士 伊渕 彰さん、(写真右)リハビリテーョン戸塚 理学療法士 太田 貴之さん
- 伊渕さん:回復期リハビリテーション病院を経て2016年入社。病院で入院・外来・訪問リハビリを経験し、病院以外の訪問リハビリに興味を抱いたのが入社理由。入社後に取得したケアマネ資格を活かし、自ら居宅介護支援事業所の事業化に向け計画書を立案して事業化を実現した。
太田さん:回復期リハビリテーション病院で入院・外来リハビリを経験し、「もっと患者さんの退院後の生活を支援したい」と2020年入社。元氣ジム港南台勤務を経て、元氣ジムとリハビリステーションの複合施設「元氣ジム戸塚」の立ち上げをリーダーとして主導した。現在は訪問リハビリに専念。
利用者さんの声を直接聞き、最適なケアプランを提供するために
- 居宅介護支援事業所の事業化を提案したきっかけは、伊渕さんがケアマネジャー資格を取得したとき、「せっかくなら資格が活かせるポジションをつくったらどうか」という上司の言葉だった。「一人ひとりの可能性に期待して、背中を押してくれる会社です」と伊渕さん。自社事業所による利用者さんの獲得は、すでにつながりのある地域の病院の地域連携室をはじめ地域包括支援センターに働きかけるほか、チラシやホームページなどで訴求する。
★伊渕さんは御社で初めての居宅介護支援事業所を立ち上げたと聞きました。これまでの経緯を教えてください。
【伊渕】入社以来、ずっと訪問リハビリに携わるなかで、私自身の理学療法士の経験や知見を活かしたケアプランを立てたいと思うようになり、勉強してケアマネジャー資格を取得しました。また訪問リハビリは、地域の他の事業所のケアマネジャーから依頼されて契約し、利用者さん宅に伺うのがこれまでの流れです。スポーツクラブが母体の当社は、リハビリにも「自立度の高い人をもっと元気に」といった独自の特色がありました。ケアマネとしてプラン作成の段階から直接利用者さんの声を聞き、適切なリハビリを提供したい。そんな思いが強くなり、ケアマネに興味のあるスタッフと3人で居宅介護支援事業所の設立を提案しました。アクティブエイジング部の部長へのプレゼンを経て、本社会議で決定したときは本当に嬉しかったですね。
★今後の方向性についてはどのように考えていますか。
【伊渕】利用者さんの悩みを解決する受け皿として、当社にはすでに元氣ジムと訪問リハビリステーションがあるので、今後はさらに利用者さんとそれらの施設を円滑につなぐことができると期待しています。いずれは全ての元氣ジムと訪問看護リハビリステーションに居宅介護支援事業所を併設したいですね。また、当社のスポーツクラブ内にも「介護相談窓口」といった形で設けられたら、身体機能が衰えてクラブに通えなくなった人や、身内に要介護者を抱えるクラブ会員の方も相談しやすくなります。事業化する以上は、できるだけ多くの人に貢献したいと考えています。
介護予防と自立支援に注力。複合施設のメリットを活かし安心の支援体制を
- 訪問リハビリをやりたくてルネサンスに入社したが、最初はデイサービス施設の配属。続く複合施設の開設も一段落したいま、「やっと念願の訪問ができ、楽しくてたまりません」と嬉しげに語る太田さん。「訪問リハビリのやりがいは利用者さんの満足度向上に向けてご自宅の中で知恵を絞り、自由に取り組めること。正解がないことが魅力です」。
★太田さんは通所リハビリ(元氣ジム)と訪問リハビリの複合施設である「元氣ジム戸塚」の立ち上げにリーダーして尽力されました。複合施設の事業としてのメリットについて教えてください。
【太田】ひとつはこの地域に、当社のような複合施設が殆どないことです。通所リハビリの利用者さんには「身体機能が落ちて通うのがつらくなったから、訪問リハビリに切り替えたい」というケースがよく見られます。そんなとき複合施設なら両者が密に連携しているのでスムーズに移行できます。また、ここでは居宅介護支援事業所も準備しているので、当社のケアマネがリハビリプラン作成を担う形で、さらにワンストップのサービスが提供できます。居宅と訪問と通所がうまく連携することによって、事業としてのメリットはもとより、利用者さんも安心されると思います。
★複合施設の今後の方向性についてはどうお考えですか。
【太田】私たちの訪問リハビリは24時間体制ではないため緊急対応が難しいこと、また会社としてスポーツや運動の豊富なノウハウがあることから、嚥下機能を維持するなどの介護予防および自立支援を目標にしています。介護予防・自立支援は、今後さらに加速する超高齢社会においても大きなテーマなので、居宅・訪問・通所が三位一体となった複合施設は、今後もできるだけ多く拠点展開していきたいですね。さらに介護予防・自立支援の視点では、地域の健康教室などを開催したり、最終的にはWebを通して広く情報発信もできたらと考えています。これはまだまだ認知度の低い当社の訪問リハビリを知っていただく意図もありますが、事業の広がりがそのまま利用者さんの安心や健やかな生活につながるのは、理学療法士として大きな喜びです。

デイサービスは総合力 あらゆるリソースを活用して利用者さんを支える
Profile
- 理学療法士 「元氣ジム戸塚」機能訓練指導員 平田 悠真さん
- 2020年新卒入社。入社1年目に3施設でデイサービス、2年目に訪問リハビリを経験し、2年目途中から現職。店舗の実質的な責任者として利用者さんの運動メニューを管理している。休日は自宅で映画を楽しむほか、江ノ島まで自転車を走らせることも。
退院後の生活を支えたい。「地域に戻ったあとのリハビリ」を幅広く経験
- 「業務以外にも商品開発に取り組む分科会など、理学療法士として幅広い研鑽の場がたくさんあることも魅力」と平田さん。平田さん自身は運動器の症例検討会にサブリーダー的な立場で参加し、実際に腰痛を抱える人の介入やアプローチについて仲間と話し合っている。「元氣ジム」の利用者さんに多い、整形外科疾患のリハビリの質を今後さらに向上させていく。
★平田さんは新卒入社ですが、御社を選んだ理由はなんですか。
最初は病院を考えていたのですが、病院実習に参加したとき患者さんのほとんどが高齢の方で、ある程度改善すると退院を余儀なくされることに疑問を抱きました。退院後の生活のほうがはるかに長いのに、病院ではその支援はできません。「それなら最初から地域で暮らしている方を支えたい」と心境が変わりました。たまたま実習前に、当社主催の介護セミナーに参加して「スポーツクラブのルネサンスがこんなこともやっているんだ」と印象に残ったので、志望が変わった瞬間、当社の存在が頭に浮かびました。
★現在はどんな仕事をされていますか。
昨年の10月から元氣ジム戸塚に着任し、デイサービスの機能訓練指導員として個別リハビリと運動メニューの管理を担当しています。入社から1年ほどは3つの通所施設を兼務し、元氣ジム三ツ境で週2回、元氣ジム上中里で週1回、さらに脳卒中の利用者さんに特化したリハビリセンター鎌倉に週2回勤務していました。おそらく「新人にはいろんな経験をさせてあげよう」という意図でこうした変則勤務になったかと思いますが、脳卒中特化型はもちろん、同じ元氣ジムでも地域によって特色が異なるので、かなりいろいろな経験ができて勉強になりました。そのうえで訪問リハビリも経験し、利用者さんの生活を直に見て、生活上の課題を解決することに力を入れました。「地域に戻ったあとのリハビリ」を幅広く経験できたことは、今の仕事にも大きな糧となっています。
新店舗の運営を通し、マネジメントやコンサルティングにも興味が広がる
- 「訪問リハビリのやりがいは、生活するうえでの動きをきめ細かくサポートできるところ。たとえば猫背や腰曲がりにならないよう、低い椅子を使っていたら高いものに取り替える、お風呂の導線を見直す、といったことです。訪問リハビリの経験はデイサービス利用者さんの運動指導にも役立っています」と平田さん。
★現在のお仕事のやりがいはなんですか。
利用者さんが増えるなかでも一人ひとり違う個別の課題を見つけ、オーダーメイド型のリハビリを提案するとともに、他のスタッフやマシンなどの設備もバランスよく活用して利用者さんの機能が改善されていくことです。“総合力”で支援できるのが一対一の訪問リハビリにはない魅力で、ご家族から「本当によくなった、ありがとう」と感謝されると嬉しさもひとしおです。
★今後の目標を教えてください。
当社は伊渕さんのように現場のスタッフでも事業を計画し、それを実際にカタチにすることができる会社なので、私もぜひ利用者さんの声や世の中のニーズをキャッチし、人々が求める事業やサービスを創っていきたいと考えています。また、新店舗の責任者として専門知識のないスタッフに教える経験をしたことから、マネジメントにも興味が湧いて勉強しています。教育に限らず、効率的な業務の進め方や利用者さんのためになるリハビリのやりかたを考えるのも好きなので、いずれはいろんな店舗の経験を活かしてコンサルティング的な仕事もしてみたいと考えています。当社の一番の魅力はチャレンジがしやすく、かつそれが次につながるところです。私も2年間の頑張りを認められ、新店舗を任されました。理学療法士としても職業人としても「濃い経験」がたくさん積めるので、成長意欲の高い方と一緒に働き、高め合いたいですね。

大手の安定感を基盤に のびのびと新事業にチャレンジできます
Profile
- 人事部 事業人事支援チーム 課長代理 福井 康平さん
- 2006年入社。アルバイトから社員に登用され、京都、大阪の「スポーツクラブ ルネサンス」でフィットネストレーナーを務めたあと人事部に異動。HRBP(HRビジネスパートナー)として同社の採用全般を担っている。
スポーツと医療の間に。今までにない介護リハビリサービス事業を多角展開
- 「評価制度もしっかり構築されていて、自己申告と上司評価、キャリア面談の3点セットで一人ひとりに合ったキャリア形成を考えていきます。会社としては新しい事業の芽を発見し創出して、みずから新しいポジションを創る人を期待。群れのかなから最初に飛び込む“ファーストペンギン”を待っています!」と福井さん。
★御社の介護リハビリ事業について教えてください。
介護リハビリ事業が始まったきっかけは、当時病院で働いていた理学療法士と看護師の2名が、当社に企画を持ち込んでくれたのが発端です。スポーツクラブと医療機関の中間に位置する、「運動特化型デイサービス」を事業化できる可能性の高い企業として当社が選ばれたのは、従来からスポーツクラブにおける介護予防に注力し、比較的高齢の方が利用される特色に期待されたからと思います。当社としても歓迎の企画で、運動特化型の「元氣ジム」から始まり、脳卒中特化型のリハビリセンター、障害のあるお子さまの療育をサポートする「元氣ジムjr.(ジュニア)」など次々とデイサービスの新事業を立ち上げるとともに、機能改善と生活支援を行う訪問看護リハビリステーションを展開しています。今年度は居宅介護支援事業所も開設します。多角的な店舗経営はもちろん、横のつながりや相乗効果が期待できる、通所・居宅・訪問の「複合施設」についても、今後多拠点展開を進めていく予定です。
★順調に事業を拡大されておられますね。
もっとも、介護リハビリ事業は利益追求が第一義ではありません。当社は「生きがい創造企業」という企業理念のもと、すべての世代のお客様に楽しい健康づくりのご提案を目指しています。そして「生きがい創造」は、従業員に向けても同じ。仕事を通して生きがいを創り出してほしいとの思いから、誰でも提案、挑戦できる環境を整えています。そのせいか職場の雰囲気はとても明るく、中途入社の方のほとんどが“社員の人懐っこさ”にまず驚かれます(笑)。困っている人を放っておけない、関わることが当たり前というホスピタリティ精神が根づいています。
“企業人”として必要なマナーやスキルを教育。誘いがあれば副業もOK
- 介護リハビリ事業は部署がまだ新しいだけにフットワークが軽く、今後もさらなる広がりが期待できそうだ。なかでも「元氣ジム」の理学療法士は個性派ぞろい。視点がユニークで「こんなことをやってみたい」という意欲が旺盛なため、新規事業が立ち上がりやすい。
★中途入社の方の研修はどのようなものですか。
入社時研修を実施するほか、その際には社会人に求められる基本的なマナーやスキルを学ぶ「スマイル研修」も併せて行っています。スマイル研修は全従業員が受講しますが、民間企業で働くにあたり社会人として必要なベースを学べるので、とくに民間企業が初めての理学療法士や看護師は安心するようです。そのほか自ら学ぶ自己啓発制度をはじめ、分科会や勉強会、eラーニングなど、学びの土壌はかなり充実していて、自発的に学ぼうとする姿勢のある方ならどこまでも成長できる会社です。さまざまな制度のなかで好評なのは、副業が原則OKなこと。もともと地域の健康講習会で講師に招かれたり、地域の学校でサッカーを教えたりする人が多いため、当たり前のように制度化されています。理学療法士の方だと、教育機関の非常勤講師や、Webサイトなどで健康情報のコラムを執筆するといった副業の前例がございます。
★福利厚生についても教えてください。
法定制度は当然として、海外留学やボランティア、大学院進学のためなどの休暇制度から、変わったところではYLP休暇(不妊治療、性別適合手術等)まで、当社独自の制度が充実しています。産休・育休を取るのも自然で、女性の取得率は100%に近く、今後は男性育休の取得を強化していきたいと考えています。復職後も時短勤務のほか、ベビシッターの補助制度まであり、仕事と家庭の両立をきめ細かく支援。制度が多岐にわたるのは、ワークライフバランスが安定してこそ、社員が“攻め”の姿勢で、意欲的に仕事に取り組めると考えているからです。安定した経営基盤と働きやすい環境のもと、思いきり自分の力を発揮して、新しいサービスや事業を開拓してください!
株式会社ルネサンス
設立 | 2012年5月 |
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所在地 | 東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア 3階 |
施設展開 | 34施設(元氣ジム27/リハビリステーション4/リハビリステーション脳卒中1/元氣ジムJr2)※2021年12月時点 |