
医療法人社団 桐和会 川口さくら病院
- 募集職種:
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- 作業療法士(OT)
- 理学療法士(PT)
- 言語聴覚士(ST)
川口さくら病院リハビリテーション科は開設して4年ほどのフレッシュなリハビリ科です。同院に回復期リハビリテーション病棟がオープンするのに備えて創設されました。現在は回復期リハ病棟をはじめ、一般病棟、認知症治療病棟、地域包括ケア病棟があり、個別リハから集団リハまでさまざまなシーンのリハビリを通して幅広い経験を積むことができます。なかでも精神領域(認知症)は病院開設時よりリハビリを行っている為、リハビリへの知見が深く、豊かなノウハウが蓄積されていることが特色です。若いセラピストが中心の職場なので教育研修に力を入れ、科内勉強会をはじめ、外部研修の参加、有名講師を招いた研修会などスキルアップの機会が豊富。講習費などの助成はもちろん、上位資格の取得も支援しています。福利厚生についても法人運営のクリニックの医療費が無料になるなど、法定制度以外にも充実しています。PT、OT、STの全職種で募集しています。

身体領域と精神領域をはじめ 幅広いリハビリを経験できる職場です
Profile
- リハビリテーション科 リーダー 瀧田 桃子さん
- 作業療法士。リハビリ専門病院に7年勤務した後、認知症のリハビリに携わりたいと2020年入職。現在21人のOTをまとめるほか、2022年4月からリハビリテーション科のリーダーを務めている。教員委員として勉強会のプログラムも考えている。
身体領域の経験を活かしつつ、認知症リハビリを学べることが魅力です
- リハビリ科のリーダーとして教育にも注力。「もともと管理職はめざしていなかったのですが、お話を受けた当時は仕事に悩む後輩も多かったので、少しでも力になりたい、長く在籍してほしいと引き受けました」と瀧田さん。後輩や学生指導も積極的に行い、仲間からの信頼も厚い。
★貴院に転職された動機は何ですか。
それまで勤めていたリハビリ専門病院では、回復期病棟に認知症の患者さんが多くいらっしゃいました。もともと学生時代の実習を通して認知症リハビリに興味を持っていたこともあり、実際の患者さんとの関わりが増えるにつれ、「もっと専門的に認知症リハビリをやってみたい」という気持ちが強くなり転職を決意しました。認知症治療病棟を持つ病院を探して見つけたのが川口さくら病院です。OTのキャリアとしては新たに精神領域にチャレンジするとともに、今までの経験を活かした身体領域の両方に携われることが魅力でした。
★現在のお仕事内容を教えてください。
1日に平均して5時間ほどリハビリ室で回復期の入院患者さんを担当しています。そのほかは1時間半くらい、認知症治療病棟に行って個別リハビリを行っています。また、この春からリハビリテーション科のリーダーになりました。リハ科のリーダーは複数いて、それぞれシフト管理がメイン、後輩指導がメインと主な役割が若干異なり、私は教育担当として教員委員も任されています。リハ科では業務時間内に勉強会を開いているのですが、今はその内容を見直しているところで、8月から新しいプログラムがスタートします。新卒や経験の浅い方がしっかりと基礎から学べる内容になっていますので、知識に不安がある方なども安心して参加してもらえると思います。
包括的にスキルアップ。めざす資格やキャリアを応援してくれる環境です
- 認知症患者の個別リハビリは一対一で基本20分間。指を動かすなど身体機能を維持するトレーニングとともに、精神機能の維持では患者さんの訴えを細やかに聞くことを心がけている。「外気浴をして気分転換をしてもらったり、時には20分間、ずっとお喋りしていることも」と楽しげに語る。
★お仕事のやりがいは何ですか。
一番は、今までやりたかった認知症の個別リハビリに携わることです。個別リハビリだと顔を覚えてくださることも多いし、患者さんの言葉が増えてきたなど、ちょっとした変化にもすぐに気づくことができるほど、密な関わりができます。ただ、患者さん全般においてこれまで特に印象に残っているのは、高次脳機能障害により記憶障害と注意障害が見られた患者さんです。最初は自宅での生活も仕事復帰も難しそうでしたが、PT・STはもちろん、ソーシャルワーカーも含めた多職種で話し合いを重ねてご自宅の環境調整に力を入れた結果、退院することができました。お仕事は結局退職されたのですが、再就職の道を調べてご提案しています。退院後の生活も見据えてトータルな支援ができたのが印象深い出来事です。
★これからの目標を教えてください。
身体障害の領域、精神領域(認知症)のリハビリを含め、包括的にスキルを高めたいと考えていて、その証しとして認定作業療法士の取得をめざしています。その先は、できれば認知症分野か高次脳機能障害分野のいずれかの専門作業療法士を取って、患者さんをよりよく支援できるようになりたいですね。また家庭との両立も考えて、ケアマネジャーとして活躍する将来も視野に入れています。身体・精神どちらのリハビリも経験できるうえ、めざす資格や進みたい道を応援してくれる環境なので、プロフェッショナルとして成長したい人にうってつけの職場です!

ストレスフリーな環境だから エキスパートをめざして成長できます
Profile
- リハビリテーション科 理学療法士 大橋 滉平さん
- 2019年新卒入職。栃木県出身。小学生の頃からサッカーに熱中していたが、試合中に大ケガをして理学療法士のお世話になったことからPTをめざす。スポーツ関連よりさらに幅広いリハビリに関わりたいと同院を選んだ。向上心旺盛で講習会などにも積極的に参加している。
病棟との連携も密。患者さんの入院生活全体をサポートしています
- 高齢の患者さんが中心で、股関節の頸部骨折や脊椎圧迫骨折の患者さんも多い。自然と運動器疾患に興味を持ち、運動器のエキスパートになりたいと考えるようになった。現在は公益社団法人日本理学療法士協会の会員として専門理学療法士をめざし協会のプログラムを受講中だ。
★新卒から貴院を選んだ理由は何ですか。
学校での実習などを通して、回復期のリハビリに興味を持つようになったのがきっかけです。急性期だと患者さんが安定するとすぐに回復期病棟や他の病院に移るので、なかなかじっくりとサポートできないのをもどかしく感じたのです。そのうえで当院は1週間ほどの短いスパンで院内勉強会を開いていると知り、セラピストとしてスキルアップしやすい環境だと思ったのが決め手です。
★現在の業務内容を教えてください。
基本はリハビリ室にて、1日に6人から7人ほどの入院患者さんのリハビリを行っています。単位数にすると18~20単位ほどで、ほかに書類業務をしたりカンファレンスに参加したりしますが、残業はほとんどありません。4年目の今は先輩と一緒に実習生指導も行っています。患者さんの回復に向けてセラピストが連携するチームリハビリはもちろん、病棟の医師や看護師とも欠かさずカンファレンスを行い、しっかりと情報共有ができているので、情報の行き違いなども発生せず、ストレスフリーな環境です。また患者さんの入院生活においては情報共有だけでなく、褥瘡を防止するベッドでのポジショニングや、歩行介助のコツといった具体的なことを病棟スタッフに指示・指導するなどして連携を図っています。
臨床に特化した勉強会で成長。目標は運動器のエキスパート
- 「〝歩行〟は目的ではなく手段。何のために歩けるようになりたいのか、患者さん一人ひとりの生活背景も詳しく聞いて、適切な目標を設定するように心がけています」と大橋さん。入職4年目を迎え、これまで培った知見を後輩にも伝えている。
★院内勉強会の内容と実際に受けた感想を教えてください。
勉強会は内科的疾患、脳疾患などによる機能障害、また運動器領域のリハビリといったテーマ別に開催され、業務時間内に行うので全員が参加します。講師は先輩や上司が務め、コロナ前はとくに実技を交えた実践的な内容が中心でした。今は講義がメインですが、実際の症例をふんだんに用いるなど、臨床に特化した内容なので吸収した知識を患者さんに還元しやすいです。同期も後輩も勉強意欲が高いので、お互いに刺激を受けながら切磋琢磨しています。
★お仕事のやりがいや、今後の目標は何ですか。
回復期リハビリテーション病棟には車椅子で入院される患者さんが多いのですが、リハビリを通して寝返りができるようになった、ベッドから起き上がれるようになったなど、基本動作が徐々にできるようになる過程がPTとして一番のやりがいです。運動習慣のない患者さんは、リハビリを始めた当初は負荷の大きさから投げ出されそうになるケースもありますが、一人ひとりに寄り添いながら、「2週間後に歩行器で病棟内を歩けるようにしよう」といった、無理のない具体的な目標を設定してモチベーションを引き出しています。最初はまったくやる気のなかった患者さんが次第に前向きになり、目標を叶えるごとに笑顔が増えるのが嬉しいですね。
今後の目標は患者さんの早期退院を支援するため、セラピストとしてさらにスキルアップすることです。また個人目標としては、運動器分野の認定理学療法士、専門理学療法士をめざしています。PTは年間1万人ずつ増加している職種なので、そのなかで求められる存在であり続けられるよう、運動器疾患のエキスパートとして活躍したいですね。

リハビリに集中できる環境を整え スキルアップを応援しています
Profile
- (写真左から) リハビリテーション科 科長 髙野 賢二郎さん、リハビリテーション科 リーダー 瀧田 桃子さん、リハビリテーション科 理学療法士 大橋 滉平さん
- 髙野さん:2018年入職。理学療法士。同院リハビリテーション科の立ち上げに主任として尽力し、2022年4月から科長として統括している。クリニックや回復期病院など臨床経験が豊富で、アメリカンフットボールチームのトレーナー経験もある。
瀧田さん:引越しを機に大好きなネコを飼おうと計画中。保護猫を迎えたい。
大橋さん:半年ほど前からジム通いを始め、筋トレに励んでいる。
若くハツラツとした職場で、患者さん支援に力を合わせています
- 同院ではリハビリ室をはじめ、回復期リハ病棟、地域包括ケア病棟、認知症治療病棟とさまざまなシーンでのリハビリを行っており、病棟での個別リハから集団リハまで幅広い経験を積むことができる。リハビリ室は広々として開放感にあふれている。
★リハビリテーション科はどのような雰囲気の職場ですか。
【髙野】川口さくら病院の前身は認知症専門病院で、リハビリテーション科は2019年に回復期リハ病棟が開設するのに備え、前年の2018年にできた比較的新しい科です。私は当時の科長とともに立ち上げに関わるなかで、とくに「リハビリの質の向上、離職者を減らす環境づくり」に力を入れました。働きやすい制度は当然のこととして、重視したのはまず人間関係です。職員には個別面談はもちろん、折りにふれ話を聞いて困り事や悩み事の解決に努めています。4年目の今では自己都合以外に退職される方はゼロになりましたが、実際はいかがですか。
【大橋】髙野さんの言われる通り、かなりストレスフリーな職場だと感じています。PT・OT・ST合わせて54人体制ですが、派閥みたいなものもないし、上司や先輩は皆さんやさしくて何でも相談できます。まだ新しい科だから20代の若い職員が多く、いつもワイワイと明るいですね(笑)。
【瀧田】回復期病棟も立ち上がりから間がないので、やりたいことができると言いますか、皆で患者さん支援などについてあれこれと案を出し実践しています。よりよい方向に皆で変えていける職場です。また、私が入職して驚いたのは残業がほとんどないこと。お陰様で身体も前よりだいぶ楽になりました。以前の職場と比べて人員配置に余裕があり、1人当たりの単位数が圧倒的に少ないと思います。
【髙野】残業が少ないのは、電子カルテの調整や算定に関わらない書類を見直すなどして、セラピストにとって余計な業務を極力減らしているからです。その分リハビリに集中できる環境だと思います。人員には余裕があると言っても、まだまだ患者さんのためにスタッフは欲しいですね(笑)。全職種歓迎ですが、とくにOTさんにはたくさん来ていただきたいです。
クリニックの医療費も無料。制度も働く現場も満足のいく環境です
- 川口さくら病院と同じ敷地内にある認可保育園。もともとあった院内保育室をリニューアルしたもので、病院勤務の職員のお子さんを中心に、地域の子どもたちも受け入れている。24時間保育なので夜勤ありの看護師はもちろん、定時で帰れるセラピストの利用しやすさは抜群。
★貴院で働く魅力は何でしょうか。
【髙野】まずは身体領域と認知症の精神領域、両方のリハビリが経験できることです。認知症のリハビリはOTやSTが中心というイメージがありますが、最近ではPTの方も興味を持って当院に来てくれるようになりました。今後はどの回復期リハ病棟でも、認知症リハビリが必要となってくると思いますので、PTの方も役立つ学びができます。
【大橋】興味を持った分野を深く勉強できる環境も魅力です。院内勉強会はもちろん、外部の研修会にも行きやすく、研修費も年間2万円まで補助していただけます。また、さまざまなジャンルからエキスパートの外部講師を招く研修会もあり、私は脳画像の見方がとても勉強になりました。これは自由参加ですが毎回楽しみにしています。
【瀧田】教育担当としては、実習生の教育システムをテーマにした研修を興味深く受講しました。中途入職の方にはOJTが中心ですが、この前、精神科のみ経験のあるOTさんが入って来られました。身体領域はまったくわからないということだったので、慣れるまで私たちも一緒にリハビリに立ち会いました。本人にとって良かっただけでなく、私たちも「一から中途入職者へ教える」という貴重な経験ができたので、今後に役立てていきます。
【髙野】制度に関しては、保育園の優先利用をはじめ時短勤務やお子様の看護休暇など整っているので、女性職員が復職しやすいのはもちろん、男性陣も育休を取っています。また隣に法人が運営する内科クリニックがあり、併設する歯科クリニックの医療費も含めて、職員はすべて無料という制度も好評です。とくに花粉症の時期や虫歯治療に助かっているようです。有休もほぼ希望通りに取得できます。まだ開設して数年の若い科ですが、制度・雰囲気とも働きやすい環境を用意していますので、ぜひ私たちの仲間になっていただき、さらに一緒に良い科をつくっていきたいとお待ちしています!
医療法人社団 桐和会 川口さくら病院
設立 | 2006年11月 |
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所在地 | 埼玉県川口市神戸258-1 |