老健や病院で経験を積んだ後、デイサービスセンターの所長に就任!

-
「しっかりと背筋を伸ばし、目線を合わせて、ゆっくりと話す。これは、私がご利用者さんと向き合うときに必ず心掛けていることです。ご利用者さんのお話もよく聞いて、会話を楽しむようにしています」。
★福寿会に入職後、どのようなキャリアを積んできましたか。
私は理学療法士の養成校を2009年に卒業し、新卒で福寿会に入職しました。最初に配属になったのは「介護老人保健施設しらさぎ」で、ご利用者さんとの接し方やプログラムを立てるうえでの考え方など、リハビリの基礎を学ぶことができました。その後、「赤羽岩渕病院」に異動し、入院患者さんのリハビリを担当。術後のリハビリに携わるのはこれが初めてで、とても貴重な経験をさせていただきました。次に勤務したのは「関原クリニック デイサービスセンター」で、認知症患者さんのリハビリに携わりました。現在は、「かわせみデイサービスセンター」に勤務しています。
★現在の仕事内容について詳しく教えてください。
かわせみデイサービスセンターは定員35名の通所型施設で、下は70代から上は101歳まで、幅広い年代の方がご利用くださっています。私はご利用者さんの機能訓練を担当する一方、所長として、業務内容や働く環境の改善などにも携わっています。介護老人保健施設や病院に勤務していた頃は徒手療法が中心でしたが、ここでは生活リハビリという視点で、ご利用者さんが自分で身体を動かしながら機能を回復できるようなプログラムを考えています。介護老人保健施設や病院でのリハビリとは違った視点が求められるため、リハビリテーション部の部長やこれまでお世話になった先輩にアドバイスをいただきながら、より良いリハビリを目指してきました。
リハビリ職のスキルを磨きながら、一人の人間として成長できる環境です!

-
「リハビリを根気強く行っていった結果、片麻痺のご利用者さんが歩けるようになったとき。リハビリ後、“身体を動かすのって楽しいわね”とおっしゃっていただけたとき。たくさんのやりがいと喜びをいつも感じています」。
★さまざまな事業所で経験を積んだ感想は?
幅広い経験を積めるのが福寿会の良いところなので、つねに異動を前向きにとらえてきました。私の場合、病院で医療保険適用のリハビリを経験した後、デイサービスで介護保険適用のリハビリに携わるようになりましたが、異動によって新しい知識やスキルが身につくので、「理学療法士として成長できている」と実感がすごくあります。それに、どの異動先でも先輩方が笑顔で迎え入れてくれるし、異動で勤務先を離れた今も、かつての仲間との交流があります。こうした福寿会らしい温かな風土も、前向きに異動ができている理由かもしれません。
★今後、福寿会でかなえたいことは?
入職して間もないころ、山ノ内部長の訪問リハビリに同行させていただいたことがあります。これまで、さまざまな事業所で経験を積んできましたが、チャンスがあればぜひ訪問リハビリも経験してみたいですね。いずれにしても、「ご利用者さんに寄り添ったリハビリを実践する」という考えを、これからも変わらずに持ち続けていくつもりです。福寿会の理学療法士として経験を積むなかで、私はさまざまなご利用者さんと出逢い、そのかかわりの中で一人の人間としても成長することができました。「リハビリの技術だけでなく、人間として豊かに生きたい」と考えている方に、福寿会に入職していただけたらうれしいです。