
医療法人社団城東桐和会 東京さくら病院
- 募集職種:
-
- 作業療法士(OT)
- 理学療法士(PT)
- 言語聴覚士(ST)
東京・江戸川の桜並木通りの向かいに建つ東京さくら病院は、急性期治療後も引き続き入院療養や看護が必要な患者さんを対象に、回復期から維持期・終末期まで広くさまざまな治療・看護を提供するケアミックス病院です。リハビリテーション科は外来、訪問まで含めて院内外のリハビリを一手に担い、患者さん一人ひとりを個別支援するチームリハビリを提供しています。2022年には地域課題の解決を図り、回復期リハビリ病棟を拡充。これにともない多くのリハビリ職を求めています。新卒・ブランクがある方でも大丈夫。丁寧なOJTはもとより、著名講師を招く研修会など教育体制も充実しています。患者さん同様、働き方についても個別に配慮し、ワークライフバランスを実現しています。

患者さんのために、地域のために リハビリ体制を拡充するケアミックス病院
Profile
- (写真右から)リハビリテーション科 科長 理学療法士 廣田 雄也さん、リハビリテーション科 理学療法士 影山 拓生さん
- 廣田 さん:2021年4月入職。東京さくら病院・回復期リハビリテーション病棟の拡充にあたり、リハビリ科の司令塔として招かれた。急性期・回復期のリハビリ、グループ系列の新病院の立ち上げ、整体院の独立開業、医療機器の営業と豊富なキャリアを持ち、大学院の修士号も取得。
影山 さん:2020年新卒入職。東京都出身。家族の影響から「つらい状況にある誰かを支えられる仕事」として理学療法士を志望。現在は回復期病棟と緩和ケア病棟のリハビリを担当し、患者さんの退院後の生活を踏まえた個別支援に力を注いでいる。学生時代はバスケに熱中。
急性期以外はすべて網羅。あらゆるリハビリを経験できる魅力
- リハビリ科は約160名で、PT・OT・STの全リハビリ職が在籍。PTの層が厚く、今後のスタッフ構成としてはOT・STの比率を上げる方向だが、もちろんPTも歓迎。さまざまな専門領域に強いPTたちから教わり、成長できる職場だ。
★貴院のリハビリテーション科の特色を教えてください。
【廣田】一番の特徴は、ケアミックス病院であることから、回復期から維持期、緩和ケアといった終末期まで、さまざまな患者さんに関わらせていただけることです。さらに外来リハビリ、訪問リハビリもリバビリ科が担当しているので、たとえば回復期の患者さんが退院後、そのまま当院の訪問リハビリを利用して継続するケースも珍しくありません。急性期以外のリハビリはすべて経験できるのが大きな魅力です。
【影山】私も入職してまだ3年目ですが、現在は回復期と緩和ケア病棟、最近まで療養病棟も経験しています。外来の患者さんも受け持っています。配属にあたってはもちろん本人の希望を考慮してもらえますが、私はいろいろな分野が知りたかったのでお任せでした。各病棟それぞれに学ぶことが多いうえ、当科では患者さんやご家族と一緒に退院後のリハビリ方針を考える個別支援に力を入れています。
【廣田】こうした経験を確かなスキルに昇華するため、教育面にも力を入れています。リハビリの世界では非常にご高名な外部講師を招き、毎月かならず研修会を開催するほか、本人が望んで行く外部研修の費用も、年間一定額を助成する制度があります。
【影山】私はまだ院内業務で精一杯ですが、先輩たちはこの制度をよく利用されているようですね。頼れる先輩が揃っていることも、新人や若手にとって安心です。
地域のために回復期病棟を大増床。スタッフも3倍に増やします!
- 廣田さんは影山さんのことを「明るいキャラが愛される、職場のムードメーカー的存在だが、リハビリのプロとして技量は高い」と高評価。若手のエースとして期待される影山さんは転職希望者に対し、「同世代の方も多いと思うので、当科の仕事の充実感をリアルにお伝えします」とメッセージ。
★今回、リハビリスタッフを募集する背景はなんですか。
【廣田】当院のある江戸川区は回復期病院のベッド数が少なく、患者さんの受け入れが深刻な問題になりつつありました。東京さくら病院は地域に密着した医療の提供を使命としておりますので、この事態を解消すべく、規模拡張を図ることになりました。5階にある老健施設を120床の回復期病棟へ変更し、180床の回復期病棟 を有するケアミックス病院へ生まれ変わりました。 これにともないリハビリ科のスタッフも現在では 約160名体制となっております。今後もより高い 水準でのリハビリを提供できるように新しいス タッフを仲間に迎えたいと期待しています。
【影山】それだけの人数になると、情報共有が難しくなるかもしれませんね。いまはチームリハビリを行っていますが、その辺りはどのように考えておられますか。
【廣田】チーム編成を再考・検討して、5階スタッフだけで新しいチームをつくる予定です。そうすれば(リハビリ科がある)3階と5階のフロア間移動がなくなり、より患者さん対応に集中できるのはもちろん、スタッフの体力的負担も軽減されます。情報共有についてはこれまで通り、カンファレンスで他職種と共有するとともに、チーム間、ユニットリーダー間の連携を深めていきます。私を含め、もちろん管理職もバックアップします。
【影山】先輩も上司もフランクで、いい意味で気張らずにいれる職場だから、大所帯になっても大丈夫そうですね。一緒に働きたいのは、やはり協調性がある人。みんなで力を合わせていいチームをつくりましょう!

その人らしさを発見する OTのやりがいに満ちた職場です
Profile
- リハビリテーション科 主任 作業療法士 山﨑 未希さん
- 静岡県出身。回復期リハビリ病院、介護老人保健施設を経て2015年入職。一般スタッフからスタートして数年後にリーダーになり、2021年10月主任に就任。OTのトップとしてスタッフをまとめ、その穏やかな性格が慕われている。
病院から在宅、そしてまた病院へ。培った知見を患者さんに役立てたい
- 「その人らしさを引き出す、OTという職業が大好き」と語る山﨑さん。老健のときの経験は家で使いやすい福祉用具を提案する、家族に介助法を指導するなど、退院支援に発揮されているという。「退院後の生活がイメージしやすくなったことで、支援もスムーズにいきます。後輩にもしっかりと伝授します」。
★これまでのキャリアと貴院の入職理由を教えてください。
新卒で入職した回復期のリハビリ病院で4年ほど働くうち、退院された患者さんのその後の生活が気にかかるようになりました。話だけではなかなかイメージできなかったので、思いきって介護老人保健施設に転職。通所だけでなく訪問リハビリも経験し、在宅の暮らしに困難を抱える方を知るにつれ、「退院前に病院でもっとできることがあったんじゃないか」と問題意識を抱くようになりました。今度は逆に、老健での経験を病院リハビリに生かしたい。そこで選んだのが東京さくら病院です。地域包括ケア病棟をはじめ、回復期から療養、緩和ケアまで備えたケアミックス病院であるため、さまざまな経験ができるのが魅力でした。
★具体的にどんな仕事をされていますか。
OT業務では入院患者さんのリハビリが中心で、私は回復期病棟の患者さんを主に担当するほか、療養と地域包括ケア病棟も見ています。平均すると1日で7名から8名の患者さんのリハビリを行っています。OTとしてチームリハビリの一員として運動療法やADLにおける食事や家事、趣味活動などを他職種と情報共有を行ないながら介入しています。ほかには今年からリハビリ科の主任になり、OTスタッフの管理にあたっています。一人ひとりが担当する患者さんの数を調整したり、リハビリの進み具合を把握して相談に乗ったり、スタッフの体調管理も大切な業務です。また実習生の調整も担当しています。
モットーは患者さんファースト。「その人らしさ」を重視しています
- 3階の機能訓練室ではリハビリに取り組む患者さんをサポート。スタッフ全員が「全人的アプローチの実践」をテーマに、きめ細かな個別支援を行っている。機能訓練室の窓からは病院名の由来でもある桜並木が一望。春になると満開の花々が妍を競う。
★お仕事のやりがいはなんですか。
やはり自分が提案した作業活動に患者さんが意欲的に取り組み、その方の行動がよいほうに変わることです。たとえば脳梗塞から高次脳機能障害になった女性患者さんに、障害を負う前に得意だったという料理を提案したところ、見違えるようにテキパキ、いきいきと作業されてADLが目覚ましく向上したことがありました。作業療法で大切なのは「その人らしさ」を発見することです。どうしたらその人らしさを引き出せるのか、つねに考えていて「料理」にたどりつき、その結果が出たので、心から嬉しかったですね。押しつけではなく、患者さんがやりたいことを一緒に考える。何よりも「患者さんファースト」を心がけています。
★今後の目標を教えてください。
主任になったばかりなので、まずはOTスタッフをしっかりと管理するのが第一の目標です。心身ともにスタッフが安定して働けるよう、何でも相談できる体制や環境を整えていきます。リハビリ科は仲が良く、PTやSTとも垣根なく、気軽にコミュニケーションがとれる職場なので、新しい人もすぐに馴染めますよ。また出産を経て復職する人も多く、私も子どもがいるのですが、家庭の事情も配慮して働きやすい環境を整えてくれます。リハビリの仕事が好きでたまらないなら、どんな立場の方もいきいきと働けます!

「明るく元気」がリハビリ科の特色 ユニット、チームで成長しています
Profile
- (写真左から) リハビリテーション科 理学療法士 影山 拓生さん、リハビリテーション科 主任 作業療法士 山﨑 未希さん、リハビリテーション科 科長 理学療法士 廣田 雄也さん
- 影山さん:趣味は絵を描くこと。自信作はインスタにアップしています。
山﨑さん:休日は愛娘とゆっくり過ごすのが息抜き。
廣田さん:最近は〝おうち時間〟を満喫。一人鍋にはまっています。
コミュニケーションが取りやすく、ワークライフバランスも抜群
- 山﨑さんのことを「OTの主任としてスタッフをまとめる能力が優れているだけでなく、他職種・他部門のパイプ役として頼りになる存在」と高く評価する廣田さん。増員にあたり最も増やしたいOTは、頼もしいリーダーのもとで成長できる。
★リハビリ科はどのような雰囲気ですか。
【廣田】私が科長代行として入職したとき、リハビリ科のスタッフの明るく活気に満ちた様子がとても印象的でした。実情、オンとオフのメリハリもありつつ、上下関係なく、フラットに誰とでも話ができるコミュニケーションの取りやすさを感じています。この雰囲気をうまく継続できるよう心がけています。
【影山】東京さくら病院は母校の実習先で、実習生として足を踏み入れたのが最初です。スタッフのみならず、患者さんも含めて病棟全体の雰囲気がすごく明るいなと感じました。当時の先輩スタッフに職場以外でも食事に連れていってもらうなど、よく面倒をみていただいたのが思い出です。就職活動ではいろんな病院を見学しましたが、やはり当院が一番でした。
【山﨑】私の入職動機は幅広く経験できるケアミックス病院であることに加え、当時、娘が3歳だったので、院内保育室が整っていることも魅力でした。最初は時短で働き、いまはフルタイムです。ワークライフバランスの実現に関しては、制度もそうですが、緊急の私用時など、なにかあったときのスタッフの協力も必要であると思います。「お互いさま」の思いやりが根づいている職場であるため、安心して仕事と育児が両立できました。
専門性を深め、連携を強化することで「やりたいこと」ができる環境
- 電子カルテや画像機器など設備も充実しているが、増員にあたり今以上に最新の設備を導入する予定という。キャリア採用は基本、即戦力扱いだが、「経験の浅さやブランクの長さで不安のある方は、その人の状況に応じて丁寧に教育します」と山﨑さん。
★リハビリ科の体制や職種連携はどうなっていますか。
【廣田】リハビリ科では病棟ごとにユニットをつくり、患者さんの課題や今後の目標などの情報共有を頻繁に行ないたとえばAユニットではPTならではの業務上の悩みや課題をリーダーが中心となって話し合い、解決するとともに、各ユニットからメンバーが集まったチームを編成して、患者さん対応にあたっています。つまりPT同士のつながりと、PT・OT・STの横の連携のどちらも深まる体制です。病棟にいる時間も長いので、医師や看護師との連携も強固です。
【影山】とくに「係」については横断的ですね。私はいま、患者さんがつくる折り紙などの制作課題や、身体を動かす運動課題をプランする「レク係」をしていて、それはOTの山﨑さんが「やってみない?」と声をかけてくれたのがきっかけです。今はすごくやりがいを感じていますが、恐らく自分から手は挙げなかったので、機会を与えてもらったことに感謝しています。
【山﨑】患者さんの個別ケアと同様に、スタッフ一人ひとりの性格や適性、あるいは「こんなことに挑戦させてあげたい」という視点から選ばせてもらいました。人を見る目はユニットのリーダーを経験したことで磨かれたと思います。
【廣田】リハビリ科のキャリアパスは、リーダーから副主任、主任というステップで、今後は評価基準をさらに明確にしようと考えています。また今の話のように、スタッフ自身も気づかない可能性や活躍の場を広げることで、175人体制になっても全員がいきいきと働ける職場にしたいですね。もっとも、現在すでに当院には、やりたいことができる環境が整っています。ぜひ見学に来て、その目で確かめてください。
医療法人社団城東桐和会 東京さくら病院
設立 | 2013年7月 |
---|---|
所在地 | 東京都江戸川区東篠崎1-11-1 |