ご利用者さんとまっすぐ向き合う姿勢に共感し、白樺に入社

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主任就任後は理学療法士として現場を担当する一方、人材育成やシフト管理などマネジメントも担うようになった杉本さん。関係各所との調整も大切な仕事で、勉強会などの地域のイベントに積極的に参加している。
★訪問リハビリに興味をもった理由を教えてください。
私は2013年に理学療法士の資格を取得し、回復期と療養期のケアミックス型病院で経験を積んできました。法人で有料老人ホームも運営していたため、急性期以外のリハビリを広く経験でき、とても充実した日々を送っていました。しかし、次第に「ご自宅で療養されている患者さんのリハビリ」に興味を持つようになったのです。訪問リハビリなら患者さんと長く関わり、さまざまな職種と伴走して患者さんをサポートしていくことができる。この点に強く惹かれて、訪問リハビリの道を考えるようになりました。
★株式会社白樺に転職した理由は?
一番の理由は、白樺の理念に共感したことです。「生命尊厳」「一人の人を大切にする」「命に寄り添う」を理念に掲げており、管理者と面談した際に「ご利用者さん一人ひとりと真正面から向き合っている姿勢」を感じ取りました。当時、白樺には理学療法士が在籍していなかったのですが、むしろ私にとってそれは大きなチャンスであると思いました。看護師と連携を図りながら理学療法士である自分自身の個性も発揮し、ゼロから訪問リハビリの実績を積み上げていくことができると思ったのです。
看護師と連携を図り、訪問リハビリの新しいあり方を確立したい

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「看護師と一緒に仕事をするメリットは非常に多く、病院時代にはない“気づき”や“学び”をたくさん得ています。私が質問すると真摯に答えてくれますし、看護師との仲の良さも当社の魅力だと思います」と杉本さん。
★現在は、主任を務めているそうですね。
前述通りゼロからのスタートでしたが、今では理学療法士が5名、作業療法士が1名の計6名体制で訪問リハビリを担うまでに成長しました。20代の若手スタッフが多く、私以外は県外の出身です。個性もバックグラウンドもそれぞれ異なるので、彼ら一人ひとりが自分らしさや得意分野を発揮できるような采配を心がけています。当社はどの事業所も風通しがよく、若手スタッフも臆することなく発言してくれます。自分の意見をもっていて、「ご利用者さんのために、こんなことをしたらどうだろう」「効率よく業務に取り組めるよう、こういうツールを採り入れては?」とよく提案してくれます。
★今後の展望についてお聞かせください。
しらかば訪問看護ステーションに勤務するようになって、「看護師と連携を図るからこそ、実現できるリハビリがある」ことを学びました。実際、病院時代のリハビリの知識をそのまま在宅のご利用者さんに応用しても、うまくいかないことの方が多いからです。ご利用者さんの生活環境や背景も考慮し、一人ひとりに合ったリハビリを提供するためにも、今後は訪問リハビリのデータを分析して当社ならではの訪問リハビリを確立していきたいと考えています。つまり、新しいリハビリの価値提供をすることが、私たちの目標です。「ご利用者さんとまっすぐ向き合いながら、在宅でのリハビリを支えたい」という想いをもった方と、一緒に働けたらと願っています。