最新機器を揃え、セラピスト100名体制でリハビリを提供

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自立動作支援ロボット・HALをはじめ、磁気刺激装置のPathleader(パスリーダー)から歩行分析装置のゲイトジャッジまで最新機器が揃う。地域密着のリハビリ病院として注目を集めるとともに、教育・研究の場として千葉大学医学部付属病院浦安リハビリテーション教育センターも併設している。
★貴院のリハビリテーション科の特色を教えてください。
他院と比べて際立った特色は、リハビリの最新機器が非常に充実していることです。たとえば脳卒中やケガの後遺症により、再び車を運転するのが不安な方を支援するドライビングシュミレーターという装置は、私立の病院ではまずお目にかかれません。当院は浦安市のほか千葉大学と共同運営していることから、研究にも役立てられるよう最新機器を積極導入しているのです。そのせいかリハビリを受ける患者さんの年齢層も、一般的な回復期病棟より少し若いようです。また開院から4年目と日が浅いのでリハビリスタッフも若手が中心です。スタッフは総勢約100名、PT・OT・STと各職種が揃っています。
★100名とはかなり多いですね。
回復期リハビリテーション病棟をはじめ、地域包括ケア病棟や緩和ケア病棟の入院患者さんにもリハビリを行っているので、これでもまだ不足しています。1日に1人約18単位(約6時間)というのが法人全体の目標ですが、現状それをわずかに超えているので、今回の求人はその改善のための増員です。
ただし今でも残業はほぼなく、平日もオフタイムがしっかり取れます。近隣にある人気テーマパークの年間パスポートを購入しても十分に元が取れます(笑)。なかにはそのテーマパークが好きという理由で転職してきたスタッフもいます。
「みずから勉強できる学習者」を育てるため、学びの機会を豊富に用意

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「自ら学べる学習者」への意識づけとして、スタッフと折りに触れ話をするよう心がけている。「『報連相』とよく言いますが、まず『相』から始めようよ、と呼びかけています。どんなことでも相談してくれれば全力で応えます」と石井科長。
★科長に着任されてから、力を入れてきたことはなんですか。
1年かけて取り組んできたのは、スタッフの意識を「受け身の指示待ち」から「自ら学ぶ学習者」に変えることです。当院のもうひとつの特色は、学ぼうとすればいくらでも学べる環境があること。院内で開催する勉強会には月に何度も参加する機会がありますし、外部講師も定期的に招いています。またスタッフたちが自ら立ち上げた勉強会も多くが続いており、その成果を論文にまとめたり学会で発表したりすることも珍しくありません。さらに今は協会資格ですが、卒後教育のカリキュラムを受講すると認定療法士や専門療法士もめざせるので、協会の加入を勧めて講習会参加費も助成しています。
こうした環境を活用して成長するかどうかは自分次第ですが、知識やスキルを高めることは患者さんのリハビリの質向上にもつながるので推進しています。
★求職者の方にメッセージをお願いします。
PT・OT・STの免許さえあれば経験は問わず、私たちが全力で育てます。中途入職の方には「経験が浅いけど大丈夫だろうか」「育児と両立できるだろうか」といったさまざまな不安があると思いますが、一人ひとり個別に対応しますのでまずは相談してください。なお育児に関しては時短制度も整っているので復職率はかなり高いです。男性育休も勧めていて取得実績もあります。最後にぜひともお伝えしたいのは、グループ病院の強みとして「やりたいリハビリ」の選択肢が多いこと。転職ではなくグループ内異動の形で、急性期から生活期、認知症のリハビリまで多様にチャレンジできます。