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WEB面接時ガイド~準備と気を付けたいポイント

公開日:2020.09.25 更新日:2020.10.26

WEB面接を受ける女性

新型コロナウイルス感染症防止のため、現在「WEB面接」(インターネットを使った採用面接)が増えています。WEB面接は企業・求職者ともにコスト(会場費・交通費・移動時間など)を抑えられるメリットがあり、今後も増加することが考えられます。今回は、通常の面接とは異なる「WEB面接時ガイド~準備と気を付けたいポイント」についてご紹介します。

あらかじめ準備しておくこと

大切な面接で実力を発揮するためには、事前準備がとても大切です。WEB面接は、通常の面接とはかなり勝手が違います。面接本番で慌てたり焦ったりしないよう、できる限りの準備をして臨みましょう。それは、企業・面接官へのマナーでもあります。

・WEB面接で使用されるツール(zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど)

WEB面接で使用するツールの基本操作は、あらかじめ自分でも確認しておくようにしましょう。ビデオや音声をオンにする方法など、基本的なことだけでも構いません。また、面接当日に「接続できない(参加できない)」などトラブルが起こったときの連絡方法・連絡先は必ず確認しておきましょう。

・使用する機器(スマートフォン、パソコンなど)

カメラを搭載していないパソコンの場合、外付けのWEBカメラを用意する必要があります。音声を拾いにくい場合はマイク付きイヤホンなども必要になりますので、必ず確認しましょう。当日使用する機器はフル充電しておくことも忘れずに。
スマートフォンの場合は、面接中に位置がずれないようしっかりと固定して設置しましょう。

・面接を受ける場所

通信状態が安定し、顔が明るく映る場所を探します。自宅で行う場合、多少の生活感はやむを得ませんが、映りこむ背景には気を付けましょう。なるべく何もない壁や、ポスターなど装飾が目立たない場所を選ぶこと。同居する人がいる場合は、面接中は静かにしてもらうよう協力を仰ぐことも大切です。

・リハーサル

自主練、あるいは友人などに協力してもらい、事前練習を行うと良いでしょう。慣れないWEB面接で「ぶっつけ本番」はハイリスクです。録画機能を利用して画面映りや話し方を客観的に確認・改善するなど、面接当日までにできることはすべて行いましょう。

気を付けたい3つの「視覚情報」

人の印象の多くは「視覚情報」で決まると言われています。視覚情報、つまり目から入ってくる情報には、表情、身だしなみ、態度などが含まれます。WEB面接でもその重要性は変わりません。

・表情

プロの面接官は直感(第一印象)をとても大切にします。そんな第一印象にもっとも大きな影響を与えるのが、表情です。面接中は常に「笑顔」でいることを心がけましょう。「笑顔」には、笑顔を浮かべている本人の心を落ち着かせる作用もあります。作り笑顔ではなく、面接官への感謝を表す優しい笑顔を目指しましょう。カメラは目線の高さに設定し、証明写真のように胸から上が映るよう、距離感にも注意です。

・身だしなみ

身だしなみには、その人の姿勢が表れます。業界や職種にもよりますが、何より大切なことは「清潔感」です。WEB面接では、顔が明るく見える髪型、健康的な肌や化粧、しわがなくサイズの合った上着など、特に上半身を抜かりなく整えましょう。万一映りこむことも考えて、下はパジャマなどという手抜きはNGです。

・態度

面接時間は長くても1時間程度で終わることが多いでしょう。背筋を伸ばして姿勢が崩れないよう常に意識します。座ってするお辞儀(座礼)の際も、首だけを下げるのではなく背筋を伸ばして上半身全体でお辞儀を行いましょう。また、WEB面接の画面に面接官の姿が映っていなくても、実は待機しているということがあります。接続時・切断時にふと漏らす一言や態度も相手に伝わっている可能性があるので、気を抜かないようにしましょう。

気を付けたい3つの「聴覚情報」

「聴覚情報」には言葉遣い、話し方、声のトーンなどが含まれます。WEB面接では同じ場をリアルで共有できない分、「場の空気で察する」というようなことがしにくいため、「聴覚情報」も重要視されます。

・言葉遣い

WEB面接では面接官のリードに任せて、受身な態度や言葉足らずになりがちです。「〇〇〇〇(フルネーム)と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします」、「本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。」と丁寧な言葉遣いを心がけましょう。聞き取りにくいときは「は? 」や「はい? 」ではなく、「恐れ入りますが、もう一度お願いできますでしょうか? 」と丁寧にお願いするようにしましょう。

・話し方

WEB面接では、音声が聞き取りにくいことやタイムラグなど、思わぬアクシデントが発生します。話すときは面接官が話し終わってから、一呼吸おいてから話し出すようにします。質問に対しても一呼吸おいて「はい」と返事をしてから、答えるようにしましょう。対面以上に「間」を意識し、ハキハキ聞き取りやすく話しましょう。

・声のトーン

明るい声のトーンは若々しく、生き生きとした印象を与えます。そのためには笑顔で話すことを意識しましょう。笑顔で話すと口の中の空間が広がり、明瞭で聞き取りやすい声のトーンになります。WEB面接ではいつも話す声より少し高めの声のトーン(ドレミの「ソ」の音階が目安)を意識しましょう。

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人見 玲子(ひとみ れいこ)
株式会社コントレール代表
ビジネスマナー研修講師・キャリアコンサルタント
航空会社のグランドスタッフとして10年勤務。金融機関の研修企画・運営・臨店指導を経て2013年11月に独立起業。登壇回数は1,500回以上、受講者数は2万5千人を超える。
現在は法人・自治体向けビジネスマナー研修登壇を中心にキャリアコンサルティング、覆面調査、執筆活動を行う。今春は「オンライン新入社員研修」も数多く経験。
HP http://contrail-hrd.com/
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