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理学療法士と看護師、どちらが大変?仕事内容や資格取得の難易度などについて解説

公開日:2022.09.01

理学療法士と看護師、どちらが大変?仕事内容や資格取得の難易度などについて解説

医療系の資格にはいくつもの種類があり、理学療法士と看護師のどちらを目指そうか迷っている人もいるかもしれません。いずれも医療現場を中心に活躍する職種ですが、仕事内容や学ぶ内容、難易度などに違いがあります。今回は理学療法士と看護師、それぞれの共通点と違いについてお伝えします。

理学療法士と看護師の共通点

理学療法士と看護師は、いずれも医療現場を中心に活躍する職種で、共通点も多くあります。まずは、両者の共通点について見てみましょう。

国家資格である

理学療法士と看護師は、共に国家資格です。国家資格は、日本の法律に基づいて、その分野における能力や知識が認められ、一定の社会的地位が保証された信頼性のある資格のことをいいます。より高度な専門性を有していると認められるもので、社会的な価値も高いものです。取得後は自分のキャリアを大きく支える資格になるといえるでしょう。

受験資格を得るために指定の養成校に通う必要がある

理学療法士も看護師も、国家試験を受験する資格を得るために、文部科学省令・厚生労働省令の基準に適合する養成校に通う必要があります。どちらも3年以上、大学や専門学校などの養成校で学んだのちに、国家試験を受験し、合格後、資格取得となります。また、理学療法士、看護師ともに、実際の医療現場で経験を積む「実習」がカリキュラムに組み込まれており、実習段階での合格判定を受けなければなりません

医療専門職として就職や転職のニーズが高い

理学療法士や看護師が働くのは、病院やクリニック、介護施設といった医療・福祉施設が中心です。そうした施設は全国各地に数多く存在し、ニーズも高いものです。求人件数も多く、就職や転職をしやすいことも共通点として挙げられます。住む地域が変わったり、違う分野で働きたいと思ったりしたときも、比較的転職先を見つけやすいでしょう。

将来性のある仕事

先にもお伝えしたように、理学療法士と看護師は、病院やクリニックだけでなく、デイサービスや訪問看護など、介護分野にも活躍の場が広がっています。超高齢社会を迎えている日本では、今後も医療・介護の分野で理学療法士、看護師の需要が増えることが予想されます。両者ともに将来性のある仕事だといえるでしょう。

理学療法士と看護師の違い

共通点を確認したところで、続いては、理学療法士と看護師の違いについて確認しましょう。

仕事内容の違い

理学療法士の主な仕事内容は、患者さんの身体機能を回復するためのリハビリを提供することです。温熱や電気を用いた物理療法、関節可動域訓練や筋力訓練を用いた運動療法を行いながら、患者さんの基本動作能力や日常生活レベルを向上させていきます。
一方、看護師は、医師の診察補助や患者さんの処置、ケアなどが主な仕事内容です。具体的には、血圧や体温、酸素飽和度などを測定したり、点滴や注射、採血などを行ったりすることが挙げられます。大まかにいうと、理学療法士はリハビリ、看護師はケアを主とする点で大きな違いがあります。

養成校で学ぶ内容の違い

主な仕事内容が違えば、養成校で学ぶ内容も変わります。解剖学や生理学、病理学など、一部共通する科目もありますが、それぞれの専門領域に特化したカリキュラムを学んでいきます。それぞれの主な専門科目としては、以下が挙げられます。

【理学療法士】
運動学/物理療法学/運動療法学/理学療法評価学/リハビリテーション概論/義肢装具学/理学療法概論など

【看護師】
基礎看護学/地域・在宅看護論/成人看護学/老年看護学/小児看護学/母性看護学/成人看護学など

主な就職先の違い

理学療法士の主な就職先は、病院やクリニックなどの医療分野をはじめ、デイケアや訪問リハビリなどの介護分野が中心です。ただし、いずれもリハビリを提供している施設であることが前提となります。そのため、理学療法士は、耳鼻科や内科、皮膚科といったような、リハビリを提供しない医療機関で働くことはほとんどありません。
一方、看護師は、診療科を問わず、幅広い医療機関に就職先が存在しています。施設の規模を問わず総合病院から各種クリニックまで幅広く、そのほか介護施設や保健施設、献血ルーム、保健所など、理学療法士と比べて職場の選択肢が広いのが特徴です。

理学療法士と看護師どちらの国家試験が難しい?

理学療法士も看護師も、国家試験に合格する必要がありますが、それぞれの合格率は少し異なります。
理学療法士の国家試験合格率は過去5年で80~85%前後、看護師の国家試験合格率は、過去5年は90%前後で推移しています。
合格率だけを見ると看護師の方が合格しやすく、理学療法士の方が難しい印象を受けるかもしれません。しかし、養成校で受験資格の基準点に達しない生徒は国家試験を受けられないことや、そもそも勉強内容自体が異なることから、一概にどちらが難しいとは言い切れないでしょう。

【看護師国家試験合格率】 【理学療法士国家試験合格率】
2022年 91.3% 79.6%
2021年 90.4% 79.0%
2020年 89.2% 86.4%
2019年 89.3% 85.8%
2018年 91.0% 81.4%

参照:
第108回保健師国家試験、第105回助産師国家試験及び第111回看護師国家試験の合格発表|厚生労働省
理学療法士国家試験合格者の推移|公益社団法人日本理学療法士協会

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2022年「理学療法士国家試験」合格発表と合格率(57回)

それぞれの特徴を把握して自分に合った道の選択を

理学療法士と看護師ともに、医療に携わり、患者さんの健康に関わる仕事です。やりがいもあり、それぞれの立場における責任もあります。仕事内容や養成校で学ぶこと、就職先などに違いはありますが、患者さんを支える医療職であることは同じです。どのような形で医療に関わりたいのか、患者さんを支えていきたいのかを考えながら、自分に合った道を選択するとよいでしょう。

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参考

第108回保健師国家試験、第105回助産師国家試験及び第111回看護師国家試験の合格発表|厚生労働省

保健師助産師看護師国家試験の変遷について|厚生労働省

統計情報|公益社団法人日本理学療法士協会

rana

rana(理学療法士)

総合病院やクリニックを中心に患者さんのリハビリに携わる。現在は整形外科に加え、訪問看護ステーションでも勤務。 腰痛や肩痛、歩行障害などを有する患者さんのリハビリに日々奮闘中。 業務をこなす傍らライターとしても活動し、健康、医療分野を中心に執筆実績多数。

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