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第46回私が大事にしている恩師からの言葉~人生の格言~

公開日:2021.10.29

私が大事にしている恩師からの言葉~人生の格言~
皆さんは「人生の格言」や「座右の銘」など大事にしている言葉はありますか。両親や学校の恩師からの言葉だったり、歴史的な偉人の名言を大事にしている人も多いかもしれません。

例えば、発明王といわれているトーマス・エジソンの言葉で「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」という言葉があります。これは、失敗は成功への源だということを教えてくれる言葉です。今回は、私が人生で大事にしている格言を紹介したいと思います。

「ありがとうと言われるように、言うように」

これは私の小学校の時の校長先生から学んだ言葉です。のちに調べると愛媛県の今治明徳高校第2代校長の山本徳行先生が言われていた言葉とのことです。

セラピストの皆さんは、患者さんから「ありがとう」と感謝されることは多いでしょう。ありがとうと言われることは、人のために尽くしたということであり、素晴らしいことだと思います。セラピストとして「やりがい」を感じるときでしょう。

一方で、皆さんは感謝を伝えることをしていますか。それは家族だったり、先輩・上司かもしれません。また部下に対しても謙虚になり、感謝を伝えることはとても大事なことです。いろいろな支えがあって自分が生きているということを考えている人は幸せになれるといわれています。

「ありがとうと言われるように、言うように」私にとって謙虚さを忘れないようにするために自分を言い聞かす大事な言葉です。

「一歩前に!」

これは中学の時の担任の先生の言葉で、卒業アルバムの最後のページにも大きくこの言葉を書いてもらいました。これには少しオチがあり、男子トイレで用を足すときは便器まわりが汚れないように一歩前に立ちなさいとよく張り紙がしてあるものです。それに掛けている言葉でした。

何かにチャレンジしようとするときに誰しもが迷ったり、悩んだりすることがあります。例えば、研修会や学会に参加した際、手を挙げて質問をする。これは、少し勇気がいりますよね。他の聴講者が聞いている中で、「そんな当たり前のことを質問したらバカみたい」と思われるのではないかと思い、質問することを踏みとどまってしまうこともあるでしょう。また、自ら何かに立候補したりすることは、「自分に出来るのか」など躊躇してしまうものです。その際に、背中を押してくれるのがこの言葉です。

私自身も大学院に進学するべきか悩んだ時、転職するべきか人生の岐路に立ち迷い、悩んだ時に「一歩前に」の言葉を思い出し、踏み出すことができました。今そのことを振り返ってみるとすごく良い決断ができたと思っています。

これと似た言葉が「前に踏み出す力」です。「第36回 新人療法士はどの職場でも通用する「社会人基礎力」を高めよう」でも社会人基礎力に必要な能力として紹介しています。

「一歩前に!」私にとって人生で勇気をもって前に踏み出し、チャレンジする勇気をもらえる言葉です。

「セラピストに大事なABC」

これは理学療法士の養成校時代の先生の言葉です。医療従事者にとってABCといえば、心肺蘇生法のABC、つまり、A:Airway・気道確保、B:Breathing・人工呼吸、C:Circulation・胸骨圧迫(心臓マッサージ)ですよね。これになぞって言われたのが、この恩師の言葉。

A:当たり前のことを、B:バカみたいに、C:ちゃんとやる「当たり前のことを、バカみたいに、ちゃんとやる」です。

例えば、セラピストの皆さんは研修会で学んだ治療アプローチや最新の治療法を患者さんに試してみたくなるものです。しかし、患者さんにとって必要なこと、当たり前のことをちゃんとやることが重要です。患者さんは実験台ではありません。

これは社会人としても非常に大事なことです。なんとなく面倒になり、さぼったり、怠けたり、ごまかしたり、横着したくなる気持ちが出てしまうことは普段でも多くあります。しかし、当たり前のことをきっちりと愚直にやることは、社会人にとって信頼されるためには必要なことです。私自身も「これをやらなくてもいいか、バレないか」などと怠けたくなる時もありますが、この言葉を思い出し、着実にやるようにしています。

「当たり前のことを、バカみたいに、ちゃんとやる」私にとって怠け心があるときにそれを正してくれる大事な言葉です。

今回は、私が恩師から学び大事にしている「人生の格言」を3つ紹介しました。これまでも人生の格言に影響をうけ、振り返ればよい影響を与えてくれたと思っています。

人生に迷ったり、悩んだり、これでよいのか疑問に持つことはたくさんあります。そんな時に人生を支えてくれ、立ち返らせてくれるのが人生の格言だと思います。なんとなく人生を過ごしてしまいがちですが、今一度自分の大事にしていることに立ち返ってみることも必要です。

皆さんの大事な言葉は何ですか?

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吉倉孝則

吉倉孝則 (よしくら たかのり)

理学療法士。保健学修士。認定理学療法士(運動器)。
星城大学リハビリテーション学部理学療法学専攻卒業。浜松医科大学附属病院リハビリテーション部入職。星城大学大学院健康支援学研究科修了。
大学病院への勤務時代は、整形外科疾患、がんのリハビリテーションを中心に幅広い疾患のリハビリテーションに従事。院内の緩和ケアチームにも携わり多職種連携を心がけている。
臨床業務以外にも研究活動や学生の指導など教育、地域包括リーダーとして地域包括ケアの構築にも力を入れている。


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