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経験を積んだ作業療法士だからこそ! 大切にすべき3つのこと

公開日:2015.06.29 更新日:2015.07.08

毎日積極的に患者さんと向き合う作業療法士の皆さんだからこそ、何かしら悩みを抱えることがあるのではないでしょうか? 中堅の療法士として頼られる存在になればなるほど、さまざまな側面から悩みも増えてくるものです。仕事に行き詰まりを感じたとき、作業療法士として大切にすべき3つのポイントを紹介します。

1.他人の意見をよく聞こう

仕事である程度の経験を積むと、知らないうちに自己流の考えに執着してしまうことがあります。結果が伴えば自信につながりますが、反面、自分の意見を主張したり、押しつけたりしてしまっていることも。場合によっては、周囲からの批判や反論を受けることもあるでしょう。そんなときに、他人の意見を否定的にとらえてしまうと、せっかく舞い込んだチャンスを逃すことになるかもしれません。まずは、他人の意見にしっかり耳を傾け、最後まで話を聞いたうえで、参考にするかどうかを判断するとよいでしょう。

こうした執着は作業のワンパターン化にもつながります。同僚の意見だけでなく、患者さんの要望にも耳を傾けてみてはいかがでしょうか。新しい気持ちで柔軟に受け止めることで、知らず知らずのうちに執着していた考えをほぐしてくれるような発見があるかもしれません。

2.困ったときには助けを呼ぼう

専門職での仕事は、周囲に悩みを打ち明けにくいもの。他業種の人には理解しづらい問題や個人情報への配慮などもあり、内側に思いをためてしまいがちです。特に20代後半から30代の働き盛りの人ほど、なかなか周りに助けを求められないことが多いとか。人に助けを求めることが弱さの表れだと感じ、一人で悩みを解決しようとしてしまうようです。

作業療法士に限らず、社会的に成功している人や企業の多くは、困ったときは必ず誰かに助けを求めています。人材育成に力を入れ、離職率の低さで注目されるスターバックスコーヒーでは、助けを求めるスキルを身につけるように指導されるとか。患者さんとの関係やリハビリの内容など、気になることはなんでも気軽に相談できる仲間を見つけましょう。よいアイデアはいつも人の会話から生まれるともいわれています。会話が増えれば職場の雰囲気もよくなり、環境改善にも役立つことでしょう。

3.根気よくリハビリに取り組む姿勢を持ち続けよう

「患者さんのささいな表情や仕草から本音を読み取ることは、作業療法士にとって大切なスキルのひとつ」であると、兵庫医療大学リハビリテーション学部の准教授、佐野恭子さんは言います。ひとつの症状から起こり得るさまざまな障がいの可能性、そしてその障がいに対する患者さんの不安な気持ちやつらさを想像する観察眼があれば、よいリハビリが行えるとのこと。

しかし、患者さんが抱えるマイナスの感情ばかりに共感して、作業療法士がサポートをあきらめてしまうようでは意味がありません。感情はその日の体調によっても左右されます。患者さんの状態をしっかり確認しながら、状況に合わせて根気よく進めていきましょう。身体と精神の両方からアプローチするのが、作業療法士の務めです。患者さんの気持ちを受け止めつつも、根気よくリハビリに取り組む姿勢を忘れてはいけません。

初心に戻り、今の自分を見つめなおしてみよう

何をやっても新鮮な気持ちで取り組めた新人時代と異なり、経験を積むほど迷いも生まれやすいもの。作業療法士として経験を積んだプライドと自信は大切な財産ですが、ときには初心に戻って、今の自分の立ち位置を見つめなおしてはいかがでしょうか? さらなるステップアップにつなげるためにも、気持ちをリセットすることは大切です。新鮮な気持ちで周囲と向き合えば、きっとよい結果が生まれることでしょう。

 

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