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病院で理学療法士が勉強会を開催するための7つのポイント。
根回し・必要事項とは2019.11.22

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文:伊東浩樹 理学療法士・NPO法人 地域医療連携繫団体.Needs 代表理事

専門職である理学療法士が、さらなる知識と技術の向上を目指すためには、継続した勉強の機会が必要です。独学でも知識を深めることは可能ですが、勉強会に出向いたり自分で勉強会を開催したりしたいと考える方もいることでしょう。今回は、病院勤務の理学療法士に向けて、勉強会を開催する際に知っておきたい根回し術と注意事項についてお伝えします。

理学療法士はスキルアップが求められる専門職

知識や技術力不足は、患者さんの人生に直結することであり、リハビリテーションを担う理学療法士においては大きな問題です。
勉強が必要だと感じたら、まずは参考書を手に取ることからはじめるかもしれません。しかし、紙面上では知識を得ることはできても、具体的な技術を学ぶのは難しいものです。技術的なスキルを磨くためには、勉強会への積極的な参加を検討する必要があります。

病院で理学療法の勉強会を開催してみよう

勉強会に通ううちに、「自分が学んだ知識と技術を人に伝えたい」と思うようになるかもしれません。とはいえ、いざ勉強会を開催しようと思っても、実際にはなかなか行動に移せないという方もいるかと思います。

しかし、勉強会を開くきっかけは、必ずやってきます。例えば、職場の上司や先輩、同僚から勉強会での勉強について情報共有を頼まれるといったきっかけがあれば、勉強会を開催するチャンスです。
リハビリテーションの知識や技術は日進月歩で、日々学ぶことがとても多くあります。同じ病院の理学療法士であっても、それぞれ学ぶ分野が違えば、参加する勉強会も違うため、他分野の勉強が疎かになりがちです。自分が参加していない勉強会の内容を共有してほしいと願う仲間は意外と多いもの。勉強会を開催するきっかけは「頼まれた」という理由かもしれませんが、講師として自分が学んだことを共有すれば、自分自身の成長にもつながります。たとえ頼まれた勉強会だとしても、自分と仲間、患者さんのためになると考え、積極的に開催してみましょう。

勉強会を開催するうえで大切なこと7つ

勉強会を開催すると決まったら、気にしておきたいポイントが7つあります。
大きく分けると参加者を募るうえで大切な「準備・根回し」、そして、参加者に伝える「必要事項」です。以下に具体的なポイントをまとめました。

準備・根回しについて
勉強会はひとりでは開催できません。また、講師として初めて人前に立つからには、事前の準備が必要です。参加者を募る際には、独りよがりにならないよう周囲への根回しを行っておくとよいでしょう。

院内勉強会に参加する
まずは、先輩や同僚が開催している勉強会があれば、異なる分野であっても積極的に参加してみましょう。内容はもちろんのこと、講師としての話し方や進め方なども参考になるはずです。特に参加者の多い勉強会では、主催者に開催のコツを聞いてみるのもおすすめです。知識や技術だけではなく、自分の勉強会を開催する際に必要な情報を得ておきましょう。

チラシで広報する
院内勉強会を実施する際には、チラシを作成し、広く知ってもらうような取り組みも必要です。視覚的に確認できるチラシを作れば、内容もわかりやすく、勉強会が開催されることを認識してもらいやすくなります。また、過去に行った勉強会の写真があれば、チラシに貼り付けて、その雰囲気も伝えるようにしましょう。あらかじめ部署の所属長などと連携ができるように話しておくのもポイントです。連携が取れれば、部署にある掲示板などに掲示してもらえるかもしれません。

他部署への声かけ
勉強会の内容によっては、リハビリテーション科だけでなく、その分野に応じた他部署のスタッフも誘ってみましょう。他部署の医療者が参加するメリットは多く、質疑応答の際に新しい視点を得られ、新たな知見につながります。ただし、他部署に声をかける場合には、双方のスケジュールを加味してプログラムを決めることを心がけましょう。また、声をかけやすくするために、普段から病棟などに行った際にコミュニュケーションをとっておくことも大切です。

内容
勉強会の内容は、その会の今後を左右するものです。自分が学び発見したことや、さらに学びたい分野についての講義でも構いません。ただし、勉強会というのは参加者がいてこそ成り立つものであることを忘れずに。参加者が来てよかったと思えるような内容を吟味しましょう。また、一方的に主催者が話すのではなく、ディスカッションを含んだ全員参加型にすると交流も深まります。

時間帯
勉強会を開催する時間帯も、参加しやすいかどうかについて考えてみましょう。一般的には仕事が滞らないよう業務終了後に開催されることが多いものの、その後の予定がある人が多いと、参加者が少なくなってしまいます。そんな時は上司に確認して早朝に勉強会を開催できるように時間を調整してもらうのもよいでしょう。

対象
勉強会に参加できる対象を決めておくことも大切です。同じ部署の人だけを対象にするのか、院内勉強会でも他部署の人を呼ぶのかによって条件は異なります。例えば、スタッフも参加可能な呼吸器の勉強会を開催するのであれば、チラシ等に「呼吸器内科病棟の職員様向け」などと明記するとよいでしょう。参加者にとっては、対象であるという認識が深まり、勉強会についての理解が高まります。

最後に

勉強会を始めるきっかけはさまざまですが、多くは患者さんのために知識、技術を向上させたいという気持ちがあるからではないでしょうか。勉強会を始めるには、まずは自分自身で学ぶことから始め、その後多くの勉強会に参加して学び、院内での勉強会開催を検討する流れになります。初心を忘れず理学療法士として成長し、他の医療従事者との相互理解を深めながら、患者さんのために研鑽を重ねましょう。

>>理学療法士の就職先についての記事を読んでみる

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