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作業療法士はストレスを感じやすい?原因や解消法を詳しく解説!

公開日:2015.03.12 更新日:2024.05.30

”作業療法士のためのストレス解消3つのレッスン“/

作業療法士という仕事には大きな意義がある反面、患者さんの生活に深く関わることから、大きなプレッシャーを受けるという面もあります。

そのようなプレッシャーを日常的に受けていると、ストレスが知らず知らずのうちに心の中に蓄積されてしまいます。

ストレスが心身に及ぼす影響を考えると、作業療法士にとってストレス解消は重要な仕事の一部。

そこで今回は、作業療法士にとってストレスが業務に及ぼす影響を考察しながら、ストレス解消のためのレッスンを紹介していきます。

作業療法士はストレスを感じやすい?

作業療法士は環境や仕事内容からストレスを感じやすい職業といえます。

作業療法士は患者さんの日常生活に働きかけつつ、身体と精神の両面からアプローチし、社会的適応能力の回復訓練をプログラムする仕事です。

身体や心の障害を持つ患者さん一人ひとりと日常生活から向き合い、適切なサポートを行います。

そのため、患者さんの回復訓練を粘り強く続ける「根気」、患者さんの状態をささいな言動から推し量る「観察力」、患者さんが発する小さなサインを見逃さず、起こりうる状態を予測する「想像力」を、常にフル回転させながら、日々の仕事に取り組むことが求められます。

このような心身の緊張感は、ストレスの原因にもなりがちです。どれほど仕事に使命感や誇りを持っていたとしても、常に神経を張っていては、作業療法士のストレスは増すばかりです。

作業療法士のストレスは患者にも影響を与える可能性がある

作業療法士がストレスを感じると、患者さんへのケアに影響を及ぼす可能性があります。

人間はストレスが続くと、精神的に不安定になり、観察力や思考力が低下すると言われています。

そのため、作業療法士がストレスを感じていると、その観察力や思考力が阻害され、ケアの質やコミュニケーション能力が低下する可能性があります。

つまり、作業療法士がストレスを感じている場合は、自分自身だけでなく、患者さんにも悪影響を与えてしまう可能性があるということです。

だからこそ、作業療法士は自身のストレス管理に注意を払うことが重要であると言えるでしょう。

ストレス解消のための3つのレッスン

”ストレス解消のための3つのレッスン“/

そこで、ちょっとした時間で簡単にできるストレス解消法を3つ紹介します。

1.ストレスを予測する
2.ストレスを細分化する
3.ストレスを自分の成長につなげる

順番に見ていきましょう。

1.ストレスを予測する

予測できないストレスほど、心を疲弊させるものです。あらかじめ「いつ」「どのような」ストレスがやってくるか予測しておくことで、心の準備ができます。

同時に、その状況をイメージしながら、解決法を事前に頭の中で作り出すメンタルリハーサルを行います。

2.ストレスを細分化する

大きなストレスを抱える状況に陥った場合、そのストレスの原因を細分化してみます。

そうすることで、「いま」「すぐに」解決できることを作り出し、ストレス全体の量を軽減するわけです。大きな問題を小さくすることで、即座に解決できる問題点を見つけ出す方法です。

3.ストレスを自分の成長につなげる

ストレスを感じる状態というのは、自分自身のキャパシティを超えたものが降りかかっている状態でもあります。

つまり、ストレスの原因は、自分のキャパシティを広げる良い機会になると考えるわけです。そうすることで、ストレスの原因が自分自身の学びの種となっていきます。

作業療法士のストレス解消は仕事の一部

人が生きている限り、ストレスを感じる状況はやってきます。しかし、過度のストレスは心身を疲弊させ、人間のさまざまな能力を衰えさせてしまいます。

患者さんと深く向き合う作業療法士の方ならなおさら、本人のストレスが患者さんのリハビリにも影響することになるわけです。ストレス解消の方法を知ることは、作業療法士にとって重要な仕事の一部となるといえるのではないでしょうか。

 

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