医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

セラピストプラス

マイナビコメディカル
マイナビコメディカル

医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

セラピストプラス

作業療法士の有名な先生はどこで探せばいい?認定制度や研修についても解説

公開日:2024.06.07

作業療法士の有名な先生はどこで探せばいい?認定制度や研修についても解説

文:かな(作業療法士)

作業療法士としてスキルアップするために、有名な先生の研修を受けたいと思う人も多いのではないでしょうか。そうはいっても、そもそも有名な先生をどこで探せばよいのか分からない、研修を探すのも大変と思われるかもしれません。

そこで、今回は作業療法士の有名な先生の探し方や、参考となる認定作業療法士と専門作業療法士の違いなどについて解説します。

作業療法士として有名な先生はどう探せばいい?

作業療法士の有名な先生はどこで探せばいい?認定制度や研修についても解説

これから作業療法士として就職活動をする学生や、経験の浅い作業療法士は、スキルアップに向けた勉強に力を入れていることでしょう。

より高度な知識を得るために、有名な先生と、「同じ職場で働いて勉強したい」「研修を受けたい」と考えるかもしれません。しかし、「有名な先生」といっても定義が難しいものです。

大学教授として活躍している、書籍を多数出版している、論文を多数発表しているなど、なにをもって「有名」とするかは、人によって考え方が異なるのではないでしょうか。

とはいえ、作業療法士としての経験が浅い分、有名な先生かどうかを判断するのも難しいでしょう。漠然としたイメージで「有名な先生」を探す場合には、日本作業療法士協会(以下、協会)が実施している認定制度を参考にするとよいかもしれません。

協会による作業療法士の認定には「認定作業療法士」と「専門作業療法士」の2種類があります。以下でそれぞれ詳しく解説します。

認定作業療法士とは

認定作業療法士は、作業療法の臨床・教育・研究・管理運営に関して一定水準以上の能力を有した人が認定される資格です。2004年に制度が創設され、2024年4月1日時点で1,543名が認定を受けています。

この認定を受けるには、以下の要件を満たしたうえで審査を受ける必要があります。

● 臨床経験5年以上
● 協会の会員歴が5年以上
● 都道府県士会の正会員であること
● 協会が指定する研修を修了
● 事例報告の登録

協会指定の研修を受講したのち、修了試験も合格しなければなりません。また、事例報告は基本的に3例必要です。認定は終身ではなく更新制度となっています。5年ごとに研修の受講・実践報告・育成経験などを行う必要があるため、自己研鑽が欠かせません。

臨床経験5年以上で事例報告も行っている認定作業療法士の研修や指導を受けることで、実践的な学びが多いことでしょう。

専門作業療法士とは

専門作業療法士は、前述した認定作業療法士のうち、11の専門分野(福祉用具・認知症・手外科など)のいずれかで、高度かつ専門的な実践能力を有するものに認定されるものです。

2009年に制度が創設され、2024年4月1日時点で延べ162名が認定を受けています。創設年の違いはあれども、認定作業療法士と比較すると資格取得はかなり困難です。

なお、専門作業療法士になるには以下の要件を満たす必要があります。

● 臨床経験10年以上
● 認定作業療法士であること
● 4実践(研修実践・臨床実践・研究実践・教育と社会貢献の実践)を修了している
● 専門作業療法士資格認定審査に合格すること

そのほか、50事例以上の経験・論文もしくは学会発表・講師としての活動などが必要です。専門分野ごとに必要な事例数などの要件が若干異なります。しかし、概ね高度な要件を満たす必要があるため、専門作業療法士では求められる水準は高いものです。

専門作業療法士による研修や指導は、より専門的な学びを得られる機会といえます。

作業療法士として有名な先生の研修・セミナーを受けるには?

作業療法士の有名な先生はどこで探せばいい?認定制度や研修についても解説

有名な先生による研修やセミナーを探す場合、協会もしくは都道府県士会のホームページを確認してみましょう。随時さまざまな研修会が開催されており、なかには認定・専門作業療法士が講師となる研修もあります。

ただし、協会で開催される研修は、会員登録したうえで、サイトにログインしないと詳細な情報を閲覧できません。先に協会に加入しておくとよいでしょう。

一方で、都道府県士会は、会員・非会員問わず、研修に関する情報を閲覧できるケースがほとんどです。在住地、もしくは近隣の都道府県の研修情報をチェックしてみましょう。

そのほかの役立つ研修やセミナーにも目を向けてみよう

自己研鑽・スキルアップのための研修であれば、有名な先生(認定・専門作業療法士)以外にも、貴重な学びを得られることがあります。

作業療法士数が増加していることもあり、セミナーを主催する団体・企業も増えています。たとえば、リハビリ職向けのセミナーがオンライン開催され、アーカイブ視聴も可能になるなど、気軽に利用できるようになりました。

同じリハビリ分野として、理学療法士や言語聴覚士によるセミナーも役立ちます。特に作業療法士として触れる機会が少ない、呼吸器・循環器系や、嚥下に関するセミナーは参加する価値が非常に高いと感じています。筆者も卒後数年の頃、呼吸リハビリのセミナーを受講して非常に役立ちました。

自分の興味ある分野や勤務先で必要となる知識に関する研修会・セミナーがあれば、講師の知名度に関係なく、どんどん受講して学びを深めることをおすすめします。

作業療法士の有名な先生はもちろん、いろいろな先生から吸収しよう

専門作業療法士として認定されている有名な先生の講座や研修は、学べることが多くあります。しかし、勤務先によって、作業療法士に求められる知識が異なる場合もあります。

先生の知名度やセラピストの資格名にこだわらず、自分にとって本当に必要な研修やセミナーを広く受講するとよいでしょう。オンラインで受けられ、アーカイブ視聴できるものが増えているため、従来よりも学びやすくなりました。積極的に探して自己研鑽してみてはいかがでしょうか。

■参考
日本作業療法士協会|専門作業療法士とは?
一般社団法人 日本作業療法士協会 生涯教育制度『認定作業療法士制度』
日本作業療法士協会|認定作業療法士
日本作業療法士協会|研修会一覧

かな

かな(作業療法士)

作業療法士/呼吸療法認定士・福祉住環境コーディネーター2級・がんのリハビリテーション研修修了
主に身体障害領域で17年勤務。特に維持期の患者さんの作業療法、退院支援に携わってきました。家では3人の子ども達に振り回されながら慌ただしい日々を送っています。趣味は読書とお菓子作り。

今よりさらに良い環境で働けるよう
キャリアドバイザーが全力でサポートします
\今すぐ1分で完了/

    <PR>マイナビコメディカル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  LINEで送る

他の記事も読む

おすすめ

TOPへ