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40代から言語聴覚士に転職するには?資格取得の流れと注意点を解説

公開日:2025.08.06

40代から言語聴覚士に転職するには?資格取得の流れと注意点を解説

文:tokoshi(言語聴覚士)

言語聴覚士は、「話す」「聴く」「食べる」などの機能に問題を抱える方をサポートする専門職です。

40代でこの職業に興味を持つ方も少なくありませんが、「40代から言語聴覚士として働けるのか」と不安に思うこともあるでしょう。

しかし、言語聴覚士は年齢に関係なく、キャリアを築くことが可能な職業です。

本記事では、40代で言語聴覚士に転職する方法や注意すべきポイントについて詳しく紹介します。

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40代からでも言語聴覚士に転職は可能

結論として、40代からでも言語聴覚士に転職することは十分に可能です。言語聴覚士は国家資格ですが、受験には年齢制限がないため、意欲を持ち行動に移せば、40代からの転職やキャリアチェンジも現実的に実現できます。

特に40代は、仕事や家庭などさまざまな人生経験を積んでいる世代です。こうした経験を通じて培われた「人の気持ちを理解する力」や「対人スキル」は、患者さん一人ひとりに寄り添った支援を行う言語聴覚士にとって、大きな強みとなるでしょう。

「年齢制限がないとはいえ、本当に40代から言語聴覚士に転職する人がいるのか」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、実際に40代で言語聴覚士の養成校に入学する方もいます。

言語聴覚士である筆者が通っていた養成校にも、30代後半や40代から学び始めた仲間が複数いました。

また、新卒で入職した際には、40代の女性が同期として入職しており、その方も社会人経験を経てから言語聴覚士を目指し、国家資格を取得されています。

このように、社会人経験を経てからキャリアチェンジを図る例は決して珍しくないのです。

40代から言語聴覚士になるための3ステップ

40代から言語聴覚士に転職するには?資格取得の流れと注意点を解説

言語聴覚士になるためには、「専門的な知識」と「国家資格」が必要です。本章では、未経験から言語聴覚士への転職を実現するための3つのステップを紹介していきます。

1.言語聴覚士養成校に入学する

40代から言語聴覚士に転職するためには、まず「言語聴覚士養成校への入学」が必要です。養成校には大学・短期大学・専門学校がありますが、いずれも「指定のカリキュラムを修了すること」が国家試験の受験条件となっています。

なお、40代から入学する場合、社会人入試やAO入試などを活用することも可能です。

2.国家資格を取得する

養成校でカリキュラムを修了すると、言語聴覚士国家試験の受験資格が得られます。試験は毎年2月ごろに実施され、過去3年の言語聴覚士国家資格の合格率は70%前後となっています。

理学療法士や作業療法士と比較すると合格率は低いですが、しっかりと学習を積み重ねれば、合格の可能性は十分にあるでしょう。

3.就職活動を行う

国家資格を取得したら、次に行うのは言語聴覚士としての就職活動です。就職先は、病院やリハビリテーション施設、高齢者施設、障害者支援施設、ことばの教室などさまざまです。

なお、病院によっては早い段階から新卒採用を進めるケースもあり、国家試験の勉強と並行して就職活動を始める場合もあります。

養成校によっては、就職支援が手厚いところもあるため、しっかりと情報収集を行い、自分の希望やライフスタイルに合った職場を見つけることが大切です。

40代で言語聴覚士に転職する際の注意点

40代から言語聴覚士に転職するには?資格取得の流れと注意点を解説

40代で言語聴覚士に転職する場合、若年層とは異なる課題が存在します。本章では、40代で言語聴覚士に転職する際に押さえておきたい注意点を紹介します。

学費や生活費の確保

言語聴覚士に転職するには養成校への入学が必要ですが、学費や生活費の確保は大きな課題となり得ます。

学費は養成校によって異なりますが、4年制の私立大学では年間150万円程度が学費の目安となるようです。加えて、別途入学金をはじめとした諸費用も必要です。

加えて生活費も確保しなければならないため、金銭面についてしっかりとした計画を立てておく必要があるでしょう。

「学費をできるだけ抑えたい」と考える方は、国公立の大学や2年制の養成校を選ぶのをおすすめします。また、国や各学校が提供する学費支援制度も利用できる可能性があるため、調べてみるといいでしょう。

金銭面が心配な方でも、さまざまな支援制度を活用すれば、学びやすい環境を整えることができます。

例えば、奨学金や教育ローンを利用する方法のほか、養成校によっては学費の一部を負担してくれる支援制度もあります。

これらの支援制度をうまく活用することで金銭的な不安を軽減でき、学業に集中できるでしょう。

家庭や育児との両立

40代で言語聴覚士への転職を考える際、家庭や育児との両立が大きな課題となることがあります。特に子育て中の場合、養成校に通う時間や集中して勉強する時間を確保することが難しくなるケースがあります。

学業と家庭生活を両立させるには、家事や育児の負担を軽減するための工夫が必要であり、家族の協力や周囲のサポートが欠かせません。

養成校によっては「夜間部」を設けている場合もあります。夜間部を選べば、日中に家庭の事情や仕事を優先し、夜に学習を進めることができるため、自分のライフスタイルに合わせた柔軟な学び方が可能になるでしょう。

40代でも言語聴覚士に転職できる

40代で言語聴覚士に転職することは、十分に実現可能です。実際、多くの40代の方が、社会人経験を活かしながら言語聴覚士としての道を歩んでいます。

40代で言語聴覚士に転職することは、これまでの人生で培った経験を活かして患者さん一人ひとりに寄り添うチャンスです。

新たな挑戦を通じて、あなたのキャリアライフをより充実させるための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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参考

厚生労働省「第27回言語聴覚士国家試験の合格発表について」
厚生労働省「第26回言語聴覚士国家試験の合格発表について」
厚生労働省「第25回言語聴覚士国家試験の合格発表について」
学校法人 玉手山学園 関西福祉科学大学「言語聴覚士になるための学費はどれくらい必要?」

tokoshi

tokoshi

言語聴覚士
回復期で失語症と高次脳機能障害を中心としたリハビリ業務に携わる。その後転職し、看取り施設で「最期の食事」を言語聴覚士として支援。現在は訪問リハビリやデイサービスでリハビリをしながらライターとしても活動しています。

木山 幸子(きやま ゆきこ)

監修:木山 幸子(きやま ゆきこ)

言語聴覚士・公認心理師
元CATV局アナウンサー。30代でSTに転身。大学病院や外資系企業でのリハビリテーション勤務ののち、フリーランスに。

【監修者コメント】
私も30代で専門学校の夜間部に通いSTになった転職組です。クラスメイトには40代の方もおり、無事資格取得されています。売り手市場のSTは年齢に左右されない強みを持った資格と言えると思います。
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