理学療法士・作業療法士のボーナスはいくら?平均支給額と他職種との比較を解説
公開日:2019.06.21 更新日:2026.03.17

文:内藤 かいせい(理学療法士)
ボーナス(賞与)が支給されると、自分がもらった金額は平均よりも高いのか、それとも低いのか……気になる人も多いでしょう。
この記事では厚生労働省が公表している資料をもとに、理学療法士・作業療法士のボーナス額を掲載しています。同じ職種の人たちはどのくらいのボーナスをもらっているのか。その平均額をみていきましょう。
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目次
理学療法士・作業療法士全体の平均ボーナスを見てみよう!
厚生労働省の令和6年度の賃金構造基本統計調査によると、理学療法士・作業療法士のボーナス(その他特別給与を含む)の全体平均額は「約70.5万円」とされています。
平均年齢や月の給与額など、そのほかの情報は、以下の表のとおりです。
| 平均年齢 | 35.5歳 |
|---|---|
| 平均勤続年数 | 7.8年 |
| 月の給与額 | 31万1,400円 |
| 年間賞与 | 70万4,700円円 |
| 平均年収 | 約444万円 |
理学療法士・作業療法士は夏と冬のボーナスはほぼ同額となることが多いので、年間賞与額の半分が1回あたりの支給額といえるでしょう。
企業の従業員規模別 理学療法士・作業療法士のボーナス相場を見てみよう!

ここでは、令和6年度の勤務先の規模別に応じた平均ボーナスをみていきましょう。
| 従業員1000人以上 | |
|---|---|
| 年間賞与額 | 81万9,500円 |
| 平均年齢 | 33.5歳 |
| 平均勤続年数 | 7.7年 |
| 100人以上1000人未満 | |
|---|---|
| 年間賞与額 | 68万9,800円 |
| 平均年齢 | 35.5歳 |
| 平均勤続年数 | 8.2年 |
| 10人以上100人未満 | |
|---|---|
| 年間賞与額 | 60万8,300円 |
| 平均年齢 | 38.3歳 |
| 平均勤続年数 | 7.0年 |
ボーナス支給額は、企業の従業員規模が大きいほど多くなる傾向がありました。またボーナス支給額が最も多い「従業員1000人以上」の企業は平均年齢が最も低い結果となりました。
このことから、理学療法士・作業療法士のボーナス支給額は企業の従業員規模の影響を受けやすいといえそうです。
勤続年数別 理学療法士・作業療法士のボーナス相場を見てみよう!

続いて、令和6年度の勤続年数に応じた理学療法士・作業療法士のボーナス支給額をみてみましょう。
全体と男女別の平均額について、以下の表にまとめました。
| 全体平均 70万4,700円(年間) | |
|---|---|
| 勤続1年未満 | 3万6,000円 |
| 勤続1年〜4年 | 56万9,400円 |
| 勤続5年〜9年 | 73万8,800円 |
| 勤続10年〜14年 | 77万5600円 |
| 勤続15年以上 | 92万2,500円 |
| 男性 全体平均 70万9,100円(年間) | |
|---|---|
| 勤続1年未満 | 3万5,700円 |
| 勤続1年〜4年 | 57万1,800円 |
| 勤続5年〜9年 | 75万1,000円 |
| 勤続10年〜14年 | 80万5,100円 |
| 勤続15年以上 | 90万1,000円 |
| 女性 全体平均 66万1,600円(年間) | |
|---|---|
| 勤続1年未満 | 3万6,300円 |
| 勤続1年〜4年 | 56万7,200円 |
| 勤続5年〜9年 | 72万300円 |
| 勤続10年〜14年 | 72万1,000円 |
| 勤続15年以上 | 94万3,200円 |
勤続9年目までの平均ボーナス額は、男女の差はほとんどみられませんでした。一方で、勤続10〜14年目に関しては男性のボーナス額が多く、15年目以上では女性のほうが多い結果となりました。
また、性別に関係なく勤続1年未満のボーナスは勤続1年~4年の1割を下回り、3万円前後となっています。
男女別 理学療法士・作業療法士のボーナス相場を見てみよう!

男女別の理学療法士・作業療法士の平均ボーナスは、令和6年度の段階で男性が「約70.9万円」、女性が「約70万円」とされています。このことから、平均ボーナスに関しては男女ともに大きな差はありません。
また、ボーナスを含めたそのほかの情報は、以下の表のとおりです。
| 平均年齢 | 35.5歳 |
|---|---|
| 平均勤続年数 | 7.8年 |
| 月の給与額 | 32万4,000円 |
| 年間賞与 | 70万9,100円 |
| 平均年収 | 約460万円 |
| 平均年齢 | 35.5歳 |
|---|---|
| 平均勤続年数 | 7.9年 |
| 月の給与額 | 29万7,000円 |
| 年間賞与 | 69万9,700円 |
| 平均年収 | 約426万円 |
都道府県別 理学療法士・作業療法士のボーナス相場を見てみよう!

ここでは、令和6年度時点での都道府県別の平均ボーナスについてみていきましょう。
| 都道府県 | 年間賞与(その他特別給与含む) |
|---|---|
| 北海道 | 約89.5万円 |
| 青森 | 約70.5万円 |
| 岩手 | 約75.8万円 |
| 宮城 | 約67.4万円 |
| 秋田 | 約96.7万円 |
| 山形 | 約100.7万円 |
| 福島 | 約64.4万円 |
| 茨城 | 約81.9万円 |
| 栃木 | 約92万円 |
| 群馬 | 約70.2万円 |
| 埼玉 | 約71.4万円 |
| 千葉 | 約27.4万円 |
| 東京 | 約69.7万円 |
| 神奈川 | 約72.3万円 |
| 新潟 | 約83.3万円 |
| 富山 | 約66.6万円 |
| 石川 | 約73.7万円 |
| 福井 | 約84.3万円 |
| 山梨 | 約56万円 |
| 長野 | 約79.4万円 |
| 岐阜 | 約51.5万円 |
| 静岡 | 約66.4万円 |
| 愛知 | 約94.2万円 |
| 三重 | 約74.4万円 |
| 滋賀 | 約93万円 |
| 京都 | 約85.1万円 |
| 大阪 | 約69.7万円 |
| 兵庫 | 約73.4万円 |
| 奈良 | 約66.7万円 |
| 和歌山 | 約83.9万円 |
| 鳥取 | 約65.8万円 |
| 島根 | 約79.4万円 |
| 岡山 | 約66.1万円 |
| 広島 | 約64.7万円 |
| 山口 | 約101.3万円 |
| 徳島 | 約66.5万円 |
| 香川 | 約77.3万円 |
| 愛媛 | 約67.6万円 |
| 高知 | 約73.4万円 |
| 福岡 | 約60.9万円 |
| 佐賀 | 約72.2万円 |
| 長崎 | 約83.2万円 |
| 熊本 | 約77.2万円 |
| 大分 | 約79.3万円 |
| 宮崎 | 約66.9万円 |
| 鹿児島 | 約64.5万円 |
| 沖縄 | 約41.6万円 |
医療職と理学療法士・作業療法士のボーナスを比較してみよう!

ここでは、令和6年度時点での医療職と理学療法士・作業療法士の平均ボーナスを比較してみましょう。
| 職種 | 年間賞与(その他特別給与含む) |
|---|---|
| 医師 | 106万9,300円 |
| 薬剤師 | 82万3,600円 |
| 看護師 | 83万5,000円 |
| 准看護師 | 64万100円 |
| 放射線技師 | 99万1,300円 |
| 臨床検査技師 | 92万3,800円 |
| 理学療法士・作業療法士 | 70万4,700円 |
このように、理学療法士・作業療法士のボーナス額はほかの医療職と比較して低い傾向にありました。
ほか産業のボーナス支給額もチェック!

最後に厚生労働省が公表している毎月勤労統計調査をもとに、他産業のボーナス額をみてみましょう。
| 産業 | 平均ボーナス額 |
|---|---|
| 全産業 | 95万4,700円 |
| 運輸業・郵便業 | 70万8,800円 |
| 建設業 | 104万5,700円 |
| 製造業 | 109万8,200円 |
| 卸売業・小売業 | 106万4,100円 |
| 電気・ガス業 | 147万5,100円 |
| 医療・福祉 | 69万7,000円 |
| 金融業・保険業 | 143万3,100円 |
| 不動産・物品賃貸業 | 122万7,000円 |
このように、産業によってボーナス支給額は大きく異なることがわかるでしょう。産業によっては100万円を超えるケースがある一方で、理学療法士を含む医療・福祉の区分ではボーナス支給額は比較的低い傾向にあります。
理学療法士・作業療法士のボーナスは勤続年数と企業規模の影響を受けやすい
理学療法士・作業療法士のボーナス支給額は、全体平均とほぼ同程度かやや少なく、ほかの医療職と比較しても少ない傾向にあります。また、ボーナス支給額は勤続年数に応じて増えていきますが、それ以上に企業の従業員規模の影響を受けやすいことがわかりました。
ボーナスは勤務先の業績や給与形態によって違うため、支給額だけで単純に比較できません。転職先を選ぶ場合には、企業の従業員規模もチェックしておくとよいでしょう。
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