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医療現場の負担も激減!? 介護お役立ちグッズと活用法あれこれ

公開日:2016.06.17 更新日:2016.07.01

医療現場での仕事は、体力的に負担が大きいものです。今回は、そんな負担を軽減してくれる便利なお役立ちグッズを紹介しましょう。

ベッド間移動の秘密兵器! キーワードは回転


トランスファーシート 株式会社With

寝たきりになっている患者さんの移乗動作は、介助のなかでもっとも負担の大きい動作のひとつ。そこで活躍するのが「トランスファーシート」。患者さんの身体の下に敷いて使用する滑りのよいシートで、小さな力で移乗介助が行えます。いくつかのタイプがありますが、特に筒状になっているものが便利です。この筒が回転するように動き、まるでベルトコンベアーにのせたかのようにスムーズに移乗させられます。患者さんを抱えて腰を痛めた! なんてトラブルも減りそうですね。

褥瘡の原因を倒す! 必勝グローブ


スライディンググローブ 株式会社With

患者さんを移乗させたあとに行う背抜き。褥瘡予防には欠かせませんが、身体の大きな患者さんになると、介助者は大きな負担を強いられます。背抜きを無理なく行うのに便利なのが「スライディンググローブ」です。トランスファーシートと同様に非常に滑りのよい材質でできており、手にはめて使用します。患者さんにも不快な思いをさせることなく背抜きができるため、介助する側とされる側のどちらにとってもメリットが大きいですね。

一人でできた! 自助食器の実力

麻痺や変形などのために一人で食事をとることが困難な患者さんは、介助されることにストレスを感じている場合があります。自助食器を使うと、介助がなくても食べられるよう工夫できます。持ち手が太く握りやすいスプーンや、片手でも食べやすいよう裏に滑り止めが施されたお椀、スプーンですくいやすいようにへりが内側へ向いた皿など、自助食器には多くの種類があります。患者さんの状況に応じた最適なものを選び、自力で食事がとれる喜びを感じてもらいましょう。

こんなものまであるの?! 目からうろこのグッズ


排泄予知ウェアラブル「DFree」 トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社

最近の科学技術の進歩には目を見張るものがありますが、IT化は、医療の現場にもやってきていました。なかでも、膀胱のふくらみ具合で排せつを予知するウェアラブル機器「DFree」は注目したいアイテムです。高齢者や介護が必要となる患者さんには、尿意や便意を感じてから排せつするまでに我慢のできる時間が短い方が多く、トイレに向かう途中で失禁してしまうことも少なくありません。排せつが予測できる機器があれば、余裕をもってトイレに移動でき、患者さんのQOLの向上にも役立ちます。

こうした便利な介助グッズだけでなく、日常業務に役立つ便利グッズもあります。使い捨てで使用できる簡易ホワイトボードシートもそのひとつ。「コーワライティングシート」は大きめの食品用ラップのような箱に入れられたシートで、静電気の力で壁に張り付けられる持ち運び自由なボードシートです。カンファレンスやリハビリで、ここにホワイトボードがあれば便利なのにという場面でこのシートがあれば、ホワイトボードのように字を書いたり消したりできます。複数並べて使用すればプロジェクターのスクリーンとしても活用できるのだとか。これなら廊下やロビー、患者さんのベッドサイドでも簡単に使用できます。


防災敷パッド「らっこちゃん」 株式会社かすたねっと

最後にご紹介するのは、緊急時のために備えておきたい敷パット「らっこちゃん」です。これは、普段はベッドシーツとして使用し、災害時には患者さんをそのままくるんで担架として使用できるという画期的なもの。災害時はエレベーターが非常停止してしまうので、こうした備えがあれば医療従事者も患者さんも安心ですね。

すべては患者さんのために

医療技術が進歩するように、医療現場で使われるアイテムも、新しいものが次々に登場しています。ここで紹介したようなグッズを使用すれば、介助する側もちろん、介助される患者さんの負担軽減や、QOLの向上が期待できます。患者さんのために、便利グッズの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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