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理学療法士・作業療法士が取得しておきたいスキルアップ資格5選!

公開日:2021.04.14 更新日:2022.02.21

セラピストが持っておくと役立つ非医療系資格

文:平井一真
(理学療法士・ファイナンシャルプランナー)

PT・OT・STといったセラピストなら、より専門的な知識やスキルを身につけるために資格取得を考える人も多いでしょう。新たな資格を取得すれば患者さんの治療に役立つだけでなく、自身のスキルアップにもつながります。

なかには各学会が認定している医療系資格の取得を目指す人もいるかもしれませんね。しかし、セラピストの仕事に活用できるのは医療系資格ばかりではありません。

今回は理学療法士や作業療法士が取得しておきたい資格についてお伝えします。

セラピストのスキルアップに役立つ非医療系資格

患者さんに関する書類を作成したり、日報を書いたり、スキルアップのために行う研修講師としての活動など、日々多くの業務が発生します。管理者であれば実績の管理や勤務表の作成などに、時間を割くこともあるでしょう。

そのため、セラピストは他の業務に対しても、できるだけ効率よくこなすスキルが求められます。

では多岐にわたる業務を円滑に進めるには、どんな資格が役立つのでしょうか。業務効率を高め、仕事の幅を広げられるオススメの非医療系資格を紹介していきましょう。

パソコンスキル向上!「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」

セラピストの仕事には書類作成や実績管理などの業務がありますが、こうした業務は主にWordやExcelといったソフトを使用している施設が多いのではないでしょうか。

パソコン操作に慣れないと、業務自体を負担に感じるものです。そこで役立つのが「MOS(Microsoft Office Specialist)資格」です。MOSは、WordやExcelといったパソコンソフトを提供するマイクロソフトが認定するもので、マイクロソフト製品であるWordやExcelなどの基本・応用操作スキルが身につきます。

MOS資格を取得すれば業務に必要なパソコンスキルを身につけられるため、効率的に業務を進められるようになります。

英語圏の患者さんへの対応力アップ「TOEIC」

TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト:Test of English for International Communication)は、非営利団体である教育試験サービス(ETS)が運営している英語の能力を検定するための試験です。

試験の結果は点数表記であり合否判定が無いため、厳密には資格ではありません。

しかし多くの企業でTOEICのスコアを採用条件に取り入れるほど、広く認められています。

近年、在留外国人の数は増加傾向にあり、今後、英語を話す人に対してリハビリを行う可能性も考えられます。

英語力を高めておくと、そうした患者さんへの対応もスムーズです。また、英語の読解力も向上するため、海外論文を原文で読めたり、最新の医療知識を収集しやすくなるメリットもあります。

まずは通常会話が支障なく行えるとされている470点以上を目指してみましょう。

動作確認にも役立つ「普通自動車第一種運転免許」

理学療法士が取得しておきたい資格

普通自動車第一種運転免許は、道路における自動車および原動機付自転車の運転を認める資格です。セラピストの仕事と運転免許はあまり関連がないように感じる人もいるかもしれません。

しかし、リハビリの一環として、車の乗降時の指導や運転時の動作確認などを行う際には、セラピスト自身に車を運転する知識があった方が、より的確な指導を行えます。

また、訪問リハビリに従事したい場合は、移動のために、運転免許が求められるケースがあります。

運転免許証の取得を条件としている病院や訪問看護ステーションなどもあるため、運転免許証の有無で職場選びの選択肢が変わってくるでしょう。

在宅のサポートに「福祉住環境コーディネーター」

福祉住環境コーディネーターは、東京商工会議所が主催している住みやすい住環境を提案するアドバイザーの資格です。医療や福祉、建築の知識を学び、高齢者や障害者の方が住みやすい適切な住宅改修を提案します。

セラピストは患者さんの在宅復帰に向けて「個々の能力を考慮した住みやすい住環境やサービスを提案することも業務のひとつ」です。

福祉住環境コーディネーターの資格を取得することで、患者さんにとって住みやすい環境を作るための専門的な提案ができます。

<関連記事>
福祉住環境コーディネーターとは?仕事内容・資格・できること

スポーツ分野に進むなら「アスレティックトレーナー」

アスレティックトレーナーは、公益財団法人日本スポーツ協会が認定する資格です。

競技者の健康管理や外傷・障害予防、ケガをした際の緊急処置、アスレティックリハビリテーションなど、スポーツに関する場面で必要な知識と技術を習得します。

スポーツに特化したリハビリテーションや緊急対応などが学べる資格のため、スポーツ分野に関わりたい人におすすめです。

民間資格を取得してセラピストの仕事の幅を広げよう

セラピストはその特性上、知識や技術が医療に偏ってしまうのは当然のことです。しかし、実際の業務は医療に関することだけではありません。

医療的な知識やスキルだけでは対応が困難な場面に遭遇することもあるでしょう。非医療系の資格を取得してできることを増やせば、セラピストとしての幅やスキルを広げられます。

自身のスキルアップのためにも、気になる非医療系資格の取得を検討し、仕事に役立ててはいかがでしょうか。

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平井 一真
理学療法士・ファイナンシャルプランナー

理学療法士として総合病院や訪問看護ステーションでリハビリテーション業務に携わった後、資格を活かした医療や金融系のWebライターとして活動。根拠に基づいた記事執筆を得意としており、様々なWebコンテンツにて執筆実績多数。
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