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セラピストは、通勤服も近隣とのつながりを意識して【第25回】

公開日:2018.10.01 更新日:2023.05.09

文:村尾 孝子
薬剤師/医療接遇コミュニケーションコンサルタント

通勤は仕事の延長~私服選びも地元の患者さんを意識して

身だしなみについて、これまで何回か取り上げてきましたが、今回は通勤服について考えてみます。皆さんは出勤前も退勤後も医療機関の職員であることには変わりありません。そして、医療機関は地域の理解と協力があって成り立つ存在であり、地域住民の皆さんのおかげで仕事ができると言ってもいいでしょう。そのため、たとえ勤務時間でないとはいえ、通勤時間も職員のひとりとして地元住民の方から信頼を得られるよう、服装に気をつける必要があります。通勤時にも服装に気を配るのは、社会人としてのひとつの基本的マナー。そう考えると、行き帰りの服装についても、ある程度の節度が必要だということがわかりますね。

もちろん、休日も含めて常にきっちりとした服装である必要はありません。しかし、少なくとも仕事に出かける日は、家を出た瞬間からセラピストであるという誇りと自覚を持ち、いつどこで誰に見られてもきちんとしていると思われる服装を心がけて欲しいと思います。

制服のインナーにも心遣いを

とはいえ、どこまできちんとすればいいのか、迷いますよね。ポイントは、身だしなみの主役は誰かということ。セラピストの身だしなみを判断するのは、皆さんが担当する患者さんやそのご家族です。100人の患者さんのうちひとりでも「セラピストとして適していない」と思ったら、たとえ自分が大丈夫と思っても適していないということ。患者さんに「このセラピストに私の身体を任せて大丈夫かしら?」と不安な思いをさせてしまっては本末転倒です。たとえば、Tシャツやタンクトップに短パンといった肌の露出の多いもの、お辞儀をするときに胸が大きく開いてしまうようなデザインはNG。おしゃれは休日に存分に楽しむことにしましょう。

制服のインナーにも心配りが欲しいですね。制服は淡い色のものが多いので、インナーに赤や青などの派手な色や柄ものを着ると、透けて見えることがあります。施術している背中越しにインナーの文字や絵が見えてしまうようでは、真剣みに欠けると言われても仕方ありません。患者さん目線にまで心を配り、医療機関の職員のひとりとして、医療人のイメージを損なう服装は控える。そこまで出来てこそ、プロフェッショナルだと思います。

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村尾 孝子(むらお たかこ)

薬剤師、医療接遇コミュニケーションコンサルタント。
株式会社スマイル・ガーデン代表取締役。
薬剤師として総合病院薬剤部、漢方調剤薬局、調剤薬局で20年以上にわたり調剤、患者応対を経験。管理薬剤師として社員の人材育成に注力する。
現在は医療現場経験を活かし、医療接遇コミュニケーションコンサルタントとして活躍中。

マイナビ薬剤師・連載コラムが書籍化された、
「患者さん対応のプロをめざす! 『選ばれる薬剤師』の接遇・マナー」が
2017年7月19日 同文舘出版より発売。

株式会社スマイル・ガーデン : https://smile-garden.jp/
ブログ「いつもワクワク Always Smiling!」: https://smilegrdn.exblog.jp/

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