医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

セラピストプラス

マイナビコメディカル
マイナビコメディカル

医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

セラピストプラス

ヒーリングとは?効果やその意味、リラックスに最適な音楽も紹介

公開日:2015.03.16 更新日:2024.01.11

”

ヒーリングとは、心と体のバランスを整えるための方法で、その中でも音楽は強力なリラクゼーションツールとなり得ます。

しかし、その効果は一人ひとり異なり、また、専門的な知識が必要となります。

セラピストととして、働く方の人のなかには「ヒーリングミュージック」について詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、ヒーリングとその効果について解説し、特に音楽を用いたヒーリング方法、いわゆるヒーリングミュージックについて詳しく説明します。

ヒーリングとは?期待できる効果は?

ヒーリングとは、心と体のバランスを整えるための方法です。それには、瞑想や音楽、エネルギーを調整するなど、さまざまな形があります。ヒーリングの目的は、私たちの心と体が自然に回復する力を引き出すことです。

次にヒーリングのメリットやデメリットを見てみましょう。

ヒーリングのメリット

ヒーリングを行うことには以下のようなメリットが期待できます。

・ストレス軽減
・自己理解
・自然治癒力の活性化

順番に見ていきましょう。

ストレス軽減

1つ目はストレスの軽減です。ヒーリングによって、心地良いリラクゼーションの状態を作り出すことができます。これにより、日々の生活で感じるストレスを和らげ、心と体の健康を保つことができます。

自己理解

2つ目のメリットとして、自分自身を理解するのに役立つこともあります。

ヒーリングは、自分の内面と向き合う時間を持つことが可能です。これにより、自分自身を深く理解し、人生の進むべき方向を見つける助けとなることもあり得るでしょう。

自然治癒力を活性化

3つ目のメリットとして、体の自然治癒力を活性化するともいわれています。

ヒーリングによって、体が自然に治る力を高めて、病気や怪我の回復を早める効果も期待できるようです。

ヒーリングのデメリット

一方で、ヒーリングを行うことには以下のようなデメリットも存在します。

・効果が出るまでに時間がかかる
・個人差がある
・専門的な知識が必要

効果が出るまでに時間がかかる

1つ目は、効果が出るまでに時間がかかることです。ヒーリングは即効性があるものではなく、続けて行うことで初めて効果を感じることができます。ですから、短期間で結果を求める方には向いていないかもしれません。

個人差がある

ヒーリングは効果に個人差があります。ヒーリングの効果は、それぞれの体質や感じ方により大きく異なります。そのため、一部の人にはあまり効果が感じられないかもしれません。

専門的な知識が必要

ヒーリングは専門的な知識が必要で、ヒーリングを正しく効果的に行うためには、専門的な知識や技術が重要になります。そのため、自己流で行うと、思ったような効果が得られない可能性があります。

ヒーリングミュージックとは

”ヒーリングミュージックと“/

ヒーリングミュージックとは癒しやリラックス効果が期待できる音楽のことです。

皆さんの好きな音楽はどのようなジャンルでしょうか?もちろん音楽の好みによって、リラックスできるBGMは変わってくると思いますが、科学的にも「音楽にはリラックス効果がある」ということが証明されています。

古くは古代ローマ時代、音楽を「心の薬」と称して治療に使っていた記録が残っています。これは、大きな縦笛を患者さんの胸の上で演奏するという、一種の音楽療法だったようです。

その後も音楽療法はどんどん進化し、今では音楽を聴きながらプラスアルファの行動をすることで、より高い効果が得られることが知られています。

ヒーリングミュージックがおすすめのシーン

ヒーリングミュージックは様々なシーンで活かすことができます。以下に、ヒーリングミュージックが特におすすめのシーンをいくつかご紹介します。

就寝前

まず1つ目は、就寝前です。忙しい一日の終わりに、ゆったりとしたヒーリングミュージックを聴くことで、心地良いリラクゼーションの状態に入りやすくなります。これにより、より深い睡眠を促し、翌日のリフレッシュにつながります。

仕事や勉強中

2つ目は、仕事や勉強中です。集中力を高めたいときには、リラックスしながらも集中力を保つことが求められます。このようなシーンでは、静かで落ち着いたヒーリングミュージックが効果的です。気分をリフレッシュしながら、集中力を維持するのに役立ちます。

瞑想やヨガの時間

3つ目は、瞑想やヨガの時間です。ヒーリングミュージックは、心と体のリラクゼーションを促す音楽なので、瞑想やヨガなどのリラクゼーション活動に最適です。穏やかな音楽は、心地良いリラクゼーション状態を作り出し、心と体のバランスを整えるのに役立ちます。

これらのシーンでヒーリングミュージックを取り入れることで、心地よいリラクゼーション状態を作り出し、より豊かな時間を過ごすことができます。

ヒーリングミュージックと有効的な組み合わせ

音楽だけでなく、他のリラクゼーション法と組み合わせることで、その効果はさらに期待できるものとなるでしょう。

ここからはセラピストの頭の使いどころ。一例として、「温かい飲み物を飲む」「アロマを焚く」「患者さんの好きな曲をリサーチし、その曲で昔の記憶を呼び覚ます」などさらなるリラックス効果を得る試みも可能です。

しかし、全ての人が同じリラクゼーション法に対して良い反応を示すわけではありません。例えば、温かい飲み物やアロマの香りが苦手な人もいます。

そのため、それぞれの人に最適なリラクゼーション法を選ぶことが大切です。ケースバイケースでセレクトしてみましょう。

ヒーリングミュージックで用いられる「1/fのゆらぎ」とは

”ヒーリングミュージックで用いられる「1/fのゆらぎ」とは“/

音楽のリラックス効果について注目されているのが「1/fのゆらぎ成分(えふぶんのいちのゆらぎせいぶん)」と呼ばれるリズムです。

「1/fのゆらぎ」は、脳機能研究所の武者利光会長が提唱した概念で、自然界のリズムのズレを表しています。波の音や川のせせらぎ、小鳥の鳴き声など、一定間隔でない自然の音にはこの「1/fのゆらぎ」が含まれています。

では、なぜこのリズムのズレがリラックス効果を生むのでしょうか。

それは、人間の体内の動き、例えば心臓の鼓動や血液の循環といったリズムが「1/fのゆらぎ」に似ているからです。同じようなリズムが同調することで、交感神経が刺激され、自律神経が調和します。これがリラックス効果につながるのです。

この「1/fのゆらぎ」は、音楽だけでなく、人の声にも含まれています。例えば、昭和の歌姫である美空ひばりさんの歌声には、この「1/fのゆらぎ」が含まれていました。彼女の歌声が多くの人々に愛され、今もなお語り継がれている理由の一つに、この「1/fのゆらぎ」があるのかもしれません。

世界一リラックスできる音楽「Weightless」

”世界一リラックスできる音楽「Weightless」“/

最後にセラピストの方に、ぜひ聴いてほしい音楽を紹介します。

それは、イギリスの音楽療法学会が「世界一リラックスできる音楽」に選んだ、マルコニ・ユニオンの「Weightless(無重力)」です。この曲を聴いた人々は、クラシック音楽や他のヒーリング音楽を聴いた人々よりも、ストレスが軽減し、安眠効果が得られることが実験結果から明らかになっています。

セラピストの皆さんにとって、この音楽はリハビリの時間に取り入れる価値があるでしょう。音楽はただの背景音楽以上の効果を持っています。患者さんがリラックスすることで、リハビリの効果も高まる可能性があります。

音楽は心と体を癒す不思議な力を持っています。その力を活用することで、患者さんのリハビリをより効果的に、より快適なものにすることができます。音楽を上手に使い、患者さんの回復を最大限にサポートしてみてください。

まとめ

ヒーリングは心と体のバランスを整えるための手法で、リラックス効果、自己理解、自然治癒力の活性化などが期待できます。

しかし、効果が出るまでに時間がかかる、効果に個人差がある、専門的な知識が必要などのデメリットも存在します。

ヒーリングミュージックはその一つの手法で、その中でも「1/fのゆらぎ」が含まれる音楽には特にリラックス効果があります。また、音楽と他のリラクゼーション法、例えば温かい飲み物を飲む、アロマを焚くなどと組み合わせることで、その効果はさらに期待できるでしょう。

イギリスの音楽療法学会が「世界一リラックスできる音楽」に選んだマルコニ・ユニオンの「Weightless(無重力)」は、セラピストにとっても有効なリラクゼーションツールとなります。

この音楽をリハビリに取り入れることで、患者さんのリラクゼーションと回復をサポートすることが可能です。音楽を上手に活用し、リラクゼーションと回復の促進を図りましょう。

今よりさらに良い環境で働けるよう
キャリアドバイザーが全力でサポートします
\今すぐ1分で完了/

    <PR>マイナビコメディカル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  LINEで送る

他の記事も読む

おすすめ

TOPへ