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科学的に実証されている「リラックスできる音楽」とは?

公開日:2015.03.16 更新日:2015.03.25

セラピストにとって、病院やリハビリ施設で流すBGMセレクトはなかなか難しいものです。騒がしくても、暗すぎてもいけない……。そんな悩みを解消する、リラックスできると科学的に実証されている音楽をご紹介します。

リラックスできる音楽とはどういうもの?

皆さんの好きな音楽はどのようなジャンルでしょうか? もちろん音楽の好みによって、リラックスできるBGMは変わってくると思いますが、科学的にも「音楽にはリラックス効果がある」ということが証明されています。

古くは古代ローマ時代、音楽を「心の薬」と称して治療に使っていた記録が残っています。これは、大きな縦笛を患者さんの胸の上で演奏するという、一種の音楽療法だったようです。

その後も音楽療法はどんどん進化し、今では音楽を聴きながらプラスアルファの行動をすることで、より高い効果が得られることが知られています。

音楽と組み合わせると有効なこと

まずは音楽そのもののリラックス効果について考えてみましょう。いわゆる「ヒーリング音楽」と呼ばれる、ゆったりとした音楽です。ヒーリング音楽を聴くことで、リラックス効果を得られるといわれています。

ここからはセラピストの頭の使いどころ。患者さんに合わせた、音楽ともう一つの有効な方法の組み合わせを考えていきます。効果的だといわれているのが「温かい飲み物を飲む」「アロマを焚く」「患者さんの好きだった曲をリサーチし、その曲で昔の記憶をよみがえらせる」など。それぞれ単体でもリラックス効果を得られそうなことを組み合わせることで、さらなるリラックス効果を得る試みです。

患者さんによっては、温かい飲み物や香りが苦手、という方もいますので、ケースバイケースでセレクトしてみましょう。

1/fのゆらぎ成分とは?

音楽のリラックス効果について注目されているのが「1/fのゆらぎ成分(えふぶんのいちのゆらぎせいぶん)」と呼ばれるリズムです。

これは脳機能研究所(神奈川県横浜市)の武者利光会長(元・東京工業大学教授)が提唱したもので、波や川の音、小鳥の鳴き声など一定間隔ではない自然界のリズムのズレを意味しています。

このズレがなぜリラックス効果を生むのかというと、人間の体内の動き(心臓の動きや血液の循環など)と同じだからという理論です。同じズレを持ったリズムが同調し、交感神経を刺激して自律神経を調和、リラックス効果につながるというわけです。

美空ひばりさんの歌声には1/fのゆらぎ成分がありました。だからこそ、昭和の歌姫として後世に語り継がれる伝説になったのかもしれません。

世界一リラックスできる音楽「Weightless」

最後にセラピストの方に、ぜひ聴いてほしい音楽を紹介します。

それが、イギリスの音楽療法学会が世界一リラックスできる音楽に認定した、マルコニ・ユニオン作曲の「Weightless(無重力)」。この音楽を聴いた人は、クラシック音楽やヒーリング音楽を聴いた人よりもストレスが減り、安眠効果が得られたことが実験結果からわかっています。興味のあるセラピストの方は、リハビリに取り入れてみてはいかがでしょうか?

このように音楽には、リラックス効果を得られるという不思議な力があります。患者さんのリハビリを補助する意味でも、音楽を上手に使ってみることは回復の手助けにつながるかもしれません。

 

【参考】

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