もう悩まない! 夏休みの上手なシフトの出し方
公開日:2015.07.27 更新日:2015.08.05
常に患者さん第一のセラピストでいられるのも、プライベートの時間があるからこそ。特に、夏季休暇は家族や友人との予定を楽しみにする人も多いことでしょう。とはいえ、気になるのが、シフトの出し方です。勤務先のスタッフや患者さんたちに配慮しながらも、希望に沿った日程での休暇にできるよう、上手にシフトを出す方法を考えてみましょう。
長期休暇の取得は周りのスタッフと相談する
患者さん相手の仕事であり、まとまった休みを取りにくいセラピストにとって、夏の連休は待ち遠しいですよね。しかし、担当する患者さんのことを考えると、長期休暇の申請は気が重いところ。特に、急性期の患者さんや退院間近の患者さんを抱えている場合、自分の不在が与える影響について気になる人も多いでしょう。
そうした場合に、頼りになるのが同僚スタッフです。患者さんの性格やリハビリの方向性など、細かい情報を伝えておくことで、不在時でも患者さんが不安や不満を抱きにくい環境をつくれます。フォローしてくれる同僚には感謝し、相手の要望にも率先して応えるようにしましょう。特に、介護を中心とする年中無休の施設では、休みが取りにくいものです。事前にそれぞれのスケジュールを出し合い、施設の運営がスムーズに回るように調整するとよいでしょう。お互いが気持ちよく休暇を取ることができるように、助け合いの気持ちをもつことが大切です。
子どもとの時間を増やす場合は、週1~2日休日をプラス
ママセラピストにとって、夏休みは悩みが増える時期。せっかくの夏休み、子どもたちはイベントへの期待感でいっぱいです。学童や保育園に預けっぱなしとなると、なんとなく気が引けるように感じる人も多いのでは?
まとまった休日を取るのが難しい環境なら、できるだけ不在の時間を減らして子どもたちに安心感を与えましょう。パートタイマーとして働いている場合はその特権を生かして、勤務時間帯や週あたりの日数を交渉してみては。夏休みの時期だけ週に1~2日ほど休日を増やしてもらえれば、子どもと過ごす時間に余裕ができます。その分、まとまった休暇は取りにくくなりますが、在宅時間が増えることで子どもも納得してくれるはず。
休日増加の対応策は自分から提案を
親しい同僚であっても、働くママが抱える不安を理解してもらうのはなかなか難しいもの。パートタイマーであってもだれかが休日を増やせば、周囲への負担は増してしまいます。そのフォローとして、全体のバランスを考えた勤務調整が必要です。夫の休日に合わせてシフトを組み入れたり、夏休み明けに出勤回数を増やしたりといった対応を提案しましょう。同じママセラピストが在籍する場合は、穴が空かないように相談しながら調整するのもひとつの手です。
有休を活用して長期休暇を実現
夏季休暇では休みが足りない場合は、有休を利用する方法も。土日が休みの職場の場合は、金曜日や月曜日に有休を取るだけでも3連休にすることができます。夏季休暇前にたまった仕事を早めに処理して有休を取り、休暇の日数を増やすのもよいかもしれません。
パートタイマーでも有休は取得できる
パートタイマーであっても週5日以上働いている場合は、正規職員と同等の年次有給休暇数が付与されます。ただし、雇い入れの日から6ヵ月が経過し、なおかつ、その期間の全労働日の8割以上出勤していることが条件です。
6ヵ月以上の勤務で有休が10日付与され、1年半の経過で11日、2年半の経過で12日と、勤務年数が増えるにつれて有休日数も追加されます。
週1日勤務でも有休はもらえる
週1日~週3日勤務の場合でも、有休が付与されるのをご存じですか? 週あたりの勤務日数が少なくなるほど有休日数も減ってしまいますが、例えば週3日のパートであれば、半年以上の勤務で5日、1年半以上で6日の有休を取ることができます。勤務先にも、労働基準法による年次有給休暇制度を確認してもらいましょう。
譲り合いの心で気持ちよい休暇にしよう
忙しいセラピストは、リフレッシュする時間も必要です。周囲への気遣いはもちろんですが、心身の疲れを解消する休暇はできる限り確保すべきこと。お互いに譲り合いながら、快く休暇を取ることができるように調整したいものです。
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