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【レシピ】春野菜活用編:やる気がアップする「塩こうじのたけのこごはん」

公開日:2022.05.12 更新日:2024.01.09

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レシピ・文:篠塚明日香(管理栄養士)

「大型連休明けは、なんとなく憂鬱な気分…」「連休明けは体調がすっきりしないな…」。そのように心身のバランスを崩してしまう、いわゆる「5月病」といわれる症状は、4~6月にもっとも多いとされています。

5月病の原因のひとつとして、脳内で分泌される「気分に関係する物質」のアンバランスさが挙げられます。特に、やる気を出すことに影響するドーパミンや、幸せを感じるセロトニンが不足すると、意欲低下や、うつっぽい感情を引き起こすことも珍しくありません。

そこで今回は、ドーパミンの材料となるチロシンを豊富に含むたけのこを使ったレシピを取り上げます。チロシンは人間の体を構成するアミノ酸のひとつですが、たけのこの含有量はトップクラスです。しっかりとチロシンを摂ることで、やる気物質のドーパミンをつくり、5月病を吹き飛ばしましょう。

>>管理栄養士が献立作成を行うコツ!バランスの整った献立の立て方

やる気がアップする「塩こうじのたけのこごはん」

難易度 ★★☆☆☆
調理時間の目安 約40分
栄養価 296kcal(ひとり分:150gあたり)

材料(仕上がり:2~3人分)

  • ・米 1合
  • ・茹でたけのこ 50g
  • ・油揚げ 1枚(15g)
  • ・塩こうじ 小さじ1.5
  • ・醤油 小さじ1.5
  • ・みりん 小さじ1.5
  • ・だし汁 180cc

作り方

➊だしパックでだし汁をつくり、冷ましておく。

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➋茹でたたけのこを一口大に切り、油揚げは油抜きして短冊切りにする。調味料はすべて量っておく。

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➌すべての材料を炊飯器(または土鍋など)に入れて、30分程度浸水させたあとに炊飯する。炊きあがったら10分程度蒸らして完成。

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アレンジ・補足

●好みで鶏肉、にんじん、こんにゃくなどを入れてもOK。
●味付けは、醤油、塩こうじ、みりんの代わりに、めんつゆ30cc程度でつくっても美味しく仕上がる。
>>体に優しい「自家製無添加めんつゆ」(濃縮)のレシピはこちら

●水煮のたけのこでもつくることができるが、生のたけのこでつくると、より一層香りと風味が増して美味しく仕上がる。

栄養解説

塩こうじは発酵食品のひとつで、通常の塩の代わりに使うことで料理の旨味がアップします。さらに、塩こうじに含まれるこうじ菌、食物繊維、アミノ酸の摂取によって、腸内環境の改善、疲労回復、免疫力アップなど様々な健康効果も期待できます
特に腸内環境に関することとしては、「腸脳相関」といって、腸内環境と脳はお互いに影響しあうことが近年の研究でわかっています。例えば、ストレスを感じるとお腹の調子が悪くなることがありますが、これは腸脳相関の一例といえます。つまり、腸内環境が悪ければ、気分も低下します。逆に腸内環境がいい状態だと、脳にもいい影響を与え、うつ症状が改善されるでしょう。
塩こうじのたけのこごはんは、やる気アップと腸内環境の両方に対して効果的なメニューです。そして、たけのこの繊細な味と香りを、主張が控えめながらもしっかりと旨味のある塩こうじが引き立ててくれますので、味も最高。旬のメニューで、はつらつとした毎日を送りましょう。

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篠塚明日香

篠塚 明日香

管理栄養士・分子栄養学カウンセラー

1977年、茨城県に生まれる。管理栄養士、分子栄養学カウンセラー。東京家政大学短期学部栄養科卒業後、老人介護保健施設での給食管理の実務を経て管理栄養士となる。
現在は、フリーランスとして分子栄養学のセミナー開催やエステサロンでのダイエット指導、企業商品の考案などにも携わる。

所属:合同会社スリップストリーム
プロフィール写真:櫻井健司

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