軽度認知障害特有の指タッピング運動パターン抽出~国立長寿医療研究センターが研究成果を発表2022.09.02
国立研究開発法人国立長寿医療研究センターはこのほど、手指のタッピング運動に着目した臨床研究を進め、両手の母指(親指)と示指(人差し指)のタッピング運動から軽度認知障害者に特有の運動パターンの抽出に成功したと発表した。軽度認知障害者の早期発見を支援する検査方法につながる成果だという。【新井哉】
同センターと日立製作所、マクセルの共同研究の成果で、磁気センサーを用いて手指の巧緻運動を定量化する技術を活用し、タッピング運動の多様な特徴を解析して得られた。
具体的には、健常な高齢者と比較することで、高精度に軽度認知障害に特徴的な認知効能の低下を検出できることを確認。軽度認知症者の指運動機能について、▽微細運動障害▽指先の巧緻性の低下▽タップ回数の減少-が示されたという。
>>【全国どこでも電話・メール・WEB相談OK】セラピストの無料転職サポートに申し込む
出典:web医事新報
セラピストプラス編集部からのコメント
国立研究開発法人国立長寿医療研究センターは、手指のタッピング運動に着目した臨床研究について、両手の母指(親指)と示指(人差し指)のタッピング運動から軽度認知障害者に特有の運動パターンの抽出に成功したと発表しました。軽度認知障害者の早期発見を支援する検査方法につながる成果とされています。