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介護食市場、調理・加工食品は約6千億円- 15年度、民間会社調査2016.11.10

セラピストプラス編集部からのコメント

日常生活の支援や介護が必要な高齢者らに提供する「介護食」の2015年度の国内市場規模は、調理品と加工食品を合わせると約6000億円となり、ここ数年は拡大傾向にあるとの調査結果が出ました。調査にあたった矢野経済研究所では主に要支援・要介護認定を受けた高齢者らに提供される食品を「介護食」と定義。具体的には、高齢者施設や病院で提供される調理品や加工食品、在宅配食サービスで提供される弁当などを想定しています。調理品で提供する割合が最も高かったのは、高齢者施設での給食。次いで病院での食事。加工食品では濃厚な流動食を提供する割合が最も高く、次に嚥下食が続いた。

 日常生活の支援や介護が必要な高齢者らに提供する「介護食」の2015年度の国内市場規模は、調理品と加工食品を合わせると約6000億円となり、ここ数年は拡大傾向にあるとの調査結果を、市場調査会社の矢野経済研究所が公表した。【松村秀士】

 同研究所では、主に要支援・要介護認定を受けた高齢者らに提供される食品を、「介護食」と定義している。具体的には、高齢者施設や病院で提供される調理品や加工食品、在宅配食サービスで提供される弁当などを想定している。

 同研究所は、今年7月から9月にかけて給食サービスや在宅配食サービスの事業者、加工食品メーカーに対してヒアリングなどを実施。その調査結果を基に市場規模を算出した。

 それによると、15年度の「介護食」市場は、調理品が末端売上高ベースで4942億円(前年度比1.6%増)、加工食品ではメーカー出荷金額ベースで991億円(同3.7%増)となり、ともに11年度以降、拡大を続けている。同研究所では、「高齢化を背景に、介護食市場は長期的に安定した成長を遂げる見通し」としている。

■調理品の提供割合、最多は高齢者施設の給食

 調理品で提供する割合が最も高かったのは、高齢者施設での給食。次いで、病院での食事も高かった。加工食品では、濃厚な流動食を提供する割合が最も高く、次に嚥下食が高かった。

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出典:医療介護CBニュース

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