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介護ロボット普及に向けて導入効果を検証へ- 厚労省、有識者委員会を設置の方針2016.12.13

セラピストプラス編集部からのコメント

厚生労働省は高齢者の移動や移乗などを支援する介護ロボットの普及に向け導入効果を確かめるための有識者委員会を立ち上げる方針を決めました。この委員会では、介護施設におけるロボット導入効果の測定などを基に、介護士の負担が軽減されるかなどを検証する予定です。厚労省ではさらに具体的に、介護現場や開発会社などの有識者で構成する「介護ロボット導入効果検証委員会」(仮称)の設置を予定。同委員会では「実証研究計画」を策定し、その計画に基づき各介護施設で実施された導入効果の測定やデータ集約などを基に導入効果を分析・検証するとしています。

高齢者の移動や移乗などを支援する介護ロボットの普及に向け、厚生労働省は導入効果を確かめるための有識者委員会を立ち上げる方針を決めた。この委員会では、実際の介護施設での導入効果の測定などを基に、活用することでどれくらい業務負担が軽減されるかなどを検証する。【松村秀士】

介護ロボットについて、これまで国は開発会社への現場ニーズの提供や導入に関する予算措置といった支援をしてきた。しかし、依然として現場での活用が進まない上、取り入れたことによる負担軽減に関する実証や評価の取り組みが課題となっていた。

■介護報酬によるインセンティブ付けの検討も

こうした状況を踏まえ、塩崎恭久厚労相は先月の未来投資会議で、介護ロボットの普及に向けて、従来から取り組んでいる開発と現場への導入の支援に加え、▽負担軽減のアウトカムの実証▽介護報酬などでの評価によるインセンティブ付けの検討―を実施する方針を示した。

さらに厚労省は、今月7日に開かれた同会議の構造改革徹底推進会合で、介護ロボットの利用により、どれくらい負担が軽減されるかを実証するための方策を示した。具体的には、介護現場や開発会社などの有識者で構成する「介護ロボット導入効果検証委員会」(仮称)を設置する。同委員会では、「実証研究計画」を策定し、その計画に基づいて各介護施設で実施された導入効果の測定やデータの集約などを基に導入効果を分析・検証するとしている。

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出典:医療介護CBニュース

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