【感染症情報】インフルエンザが8週連続で増加 感染性胃腸炎~RSウイルスなども増加2023.02.02
国立感染症研究所がまとめた16日から22日までの1週間(第3週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、インフルエンザの患者報告数が8週連続で増加した。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2週連続で増加。RSウイルス感染症も増えた。【新井哉】
〔インフルエンザ〕報告数は前週比約30.1%増の9.59人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(38.77人)、福岡(20.59人)、大阪(20.46人)。
〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約33.6%増の7.71人。過去10年の同期の平均と同程度。都道府県別の上位3位は、香川(15.25人)、石川(13.07人)、宮崎(11.69人)。
〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約48.1%増の0.4人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(2.32人)、福岡(1.27人)、鳥取(1.16人)。
〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約61.1%増の0.29人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福島(2人)、熊本(1.68人)、宮城(0.91人)。
出典:医療介護CBニュース
セラピストプラス編集部からのコメント
国立感染症研究所は16日から22日までの1週間(第3週)の5類感染症の患者報告しました。それによると、インフルエンザの患者報告数が8週連続で増加し、感染性胃腸炎やA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症も増加していることがわかりました。