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「夏風邪」ヘルパンギーナ、西日本で流行の兆し 3週連続で患者増、警報基準値上回る保健所管内も2019.06.05

セラピストプラス編集部からのコメント

ヘルパンギーナの患者数が増えています。
夏にはやる風邪としてよく知られていますが、国立感染症研究所の発表によると、全国の患者報告数は3週連続で増加しています。病院や施設では全国流行に備えて手洗いなど感染予防の啓発をしたほうが良さそうです。

「夏風邪」ヘルパンギーナ、西日本で流行の兆し

「夏風邪」の代表的な疾患で、高熱や口腔内に水疱などを伴うヘルパンギーナが西日本で流行の兆しを見せている。国立感染症研究所によると、全国の患者報告数は3週連続で増加した。感染の拡大に伴い、警報基準値を上回る保健所管内が出てきており、患者が増加傾向の自治体は、手洗いなど感染予防の徹底を求めている。【新井哉】

 5月20日から26日までの週の全国の1医療機関(小児科定点医療機関)当たりの患者報告数は前週比約63%増の0.31人で、過去10年同期と比べて2番目に多い。

都道府県別では、宮崎が3.61人で最も多く、以下は、鹿児島(3.22人)、大分(1.0人)、熊本(0.96人)、福岡(0.75人)、岡山(0.74人)、長崎(0.64人)、和歌山(0.63人)、大阪と佐賀(共に0.57人)、沖縄(0.53人)、滋賀(0.34人)、広島(0.31人)、三重(0.27人)、京都(0.26人)などの順だった。

この週の患者報告数について、宮崎県は「例年同時期の定点当たり平均値の約5.1倍」と指摘。1―2歳が全体の約7割を占めているという。保健所管内別では、小林(10.0人)で警報基準値(6.0人)を超えている。

鹿児島県は「3週連続で大きく増加」したと説明。指宿(14.0人)と加世田(8.0人)の保健所管内で警報基準値を上回っている。前週と比べて2倍超の患者報告があった和歌山県は「過去5年間の同時期に比べかなり多い状況」としている。

ヘルパンギーナは、高熱や口腔内の水疱・発赤を主症状とするウイルス性疾患で、乳幼児が罹患するケースが多い。2-7日の潜伏期間後、38度以上の発熱や口腔内に水疱が現れる。

2-4日で熱が下がり、7日程度で治癒する。熱や口腔内の痛みで食事や水分を十分に取れず、脱水になるほか、熱性けいれんや髄膜炎、心筋炎といった合併症を生じる可能性がある。患者のせきや、つばなどに含まれるウイルスによって感染する。

 

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出典:医療介護CBニュース

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