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2019年には「アキレス腱断裂診療ガイドライン」が改訂に。治療における最近の話題2019.06.15

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セラピストプラス編集部からのコメント

近年、アキレス腱断裂の治療は保存療法の治療成績が向上してきました。2019年には「アキレス腱断裂診療ガイドライン」が改訂される予定です。最新の治療では早期運動療法が重要とされています。
阪医科大学整形外科の安田稔人准教授が解説します。

【アキレス腱断裂治療には早期運動療法が重要。今後はbiologics治療にも期待】

近年,アキレス腱断裂の治療は,保存療法の治療成績が向上してきた。それに伴い,2019年には「アキレス腱断裂診療ガイドライン」が改訂される。保存療法は手術療法より再断裂率が高かったが,早期運動療法を行えば両治療法の再断裂率は同等であり1),保存療法の位置づけに変化がみられる。一方,近年の早期運動療法を併用した前向き研究では,保存療法は手術療法より治療後の腱長が長くなるという研究や,手術療法はより早期に筋力の回復を認めるという研究結果もある。さらに,手術療法は保存療法に比較して仕事復帰が早い。

アキレス腱断裂の治療の今後はmechanical factorとしての早期運動療法に加えて,biologics治療が注目される。当教室では基礎,臨床研究において早期運動療法を併用すれば,腱断端間の瘢痕組織は良好な組織修復を示すことを証明した2)。また多血小板血漿(PRP)の動物実験により,PRPを投与することで,腱は早期に正常な形態に近づくことを報告した。

今後は,小侵襲手術による強固な腱縫合と,早期運動療法にbiologics治療としてPRP療法を併用すれば,トップアスリートのより早期のスポーツ復帰が実現する可能性がある。

【文献】

1) Soroceanu A, et al:J Bone Joint Surg Am. 2012;94(23):2136-43.

2) Yasuda T, et al:J Bone Joint Surg Am. 2016;98 (14):1168-75.

【解説】

安田稔人 大阪医科大学整形外科准教授

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出典:Web医事新報

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