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20年1月の老人福祉事業者の倒産件数9件 帝国データバンク調べ2020.03.06

セラピストプラス編集部からのコメント

2020年1月の老人福祉事業の倒産件数は9件。その負債総額は32億8,400万円だったと、帝国データバンクの調査で判明しました。この数字は老人福祉事業者の単月負債総額としては、19年1月の61億9,400万円以来の高水準となりますが、同月に民事再生法の適用を申請した北海道函館市内で複数の有料老人ホームを運営しているハーモニーの負債総額30億4,500万円をほとんどを占めています。

帝国データバンクの調査によると、2020年1月の老人福祉事業の倒産件数は9件で、負債総額は32億8,400万円だった。同月に民事再生法の適用を申請したハーモニーの負債総額が30億4,500万円を占めている。同社は北海道函館市内で複数の有料老人ホームを運営するなど、老人福祉事業を手掛けてきた。医療機関の同月の倒産件数は2件で負債総額は2億9,500万円だった。【吉木ちひろ】

老人福祉事業者の単月の負債総額としては、19年1月の61億9,400万円以来の高水準となった。

帝国データバンクによると、負債総額を引き上げたハーモニー(資本金4,900万円、函館市)は1992年10月に、関係会社の医療法人社団善智寿会(同市)が運営する内科診療所の仕入部門を分社化する形で設立された。2004年以降、老人福祉事業を手掛けるようになり、函館市東山町と同市石川町および同市日吉町で有料老人ホームやデイサービス、ショートステイ、サービス付き高齢者向け住宅の運営を手掛けてきた。

18年4月期には年収入高約8億8,700万円を計上。しかし、18年に運営を開始した福祉コミュニティエリアの工事の不備などによる開業の遅れに加え、設立時の代表が18年5月に突如辞任したことなどから対外信用が悪化していた。スタッフの採用も進まないなど、不安定な運営が続いていたという。

19年8月には関係会社の医療法人社団善智寿会が破産。9月には同じく関係会社である社会福祉法人函館みらい会(函館市)が民事再生法の適用を申請しており、11月に債権者から函館地裁へ破産を申し立てられ、当社の動向が注目されていた。

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出典:医療介護CBニュース

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