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イベルメクチンなど3剤、有効性確認後に早期承認へ~安倍首相が表明2020.05.18

セラピストプラス編集部からのコメント

新型コロナウイルス感染症の治療薬候補とされている抗寄生虫薬のイベルメクチンなど3剤について、安倍首相は患者への有効性が確認され次第、早期の薬事承認を目指す考えを示しました(5月14日の記者会見において)。
他の2剤はタンパク分解酵素阻害剤のナファモスタットメシル酸塩(日医工)と、ヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体のトシリズマブ(中外製薬)となっています。「別の病気への治療薬として副作用なども判明し、それを踏まえて処方すれば安全性は確認されている」と説明する安倍首相は、3剤の異なる長所を適切に組み合わせることで、「さらなる治療効果も期待できる」としています。

安倍晋三首相は14日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の治療薬の候補とされている抗寄生虫薬のイベルメクチンなど3剤について、患者への有効性が確認され次第、早期の薬事承認を目指す考えを示した。【松村秀士】
会見に臨む安倍首相(首相官邸ホームページより)
<会見に臨む安倍首相(首相官邸ホームページより)>

早期の承認に向けて、安倍首相が取り上げた薬は、▽日医工のタンパク分解酵素阻害剤フサン(一般名ナファモスタットメシル酸塩)▽中外製薬のヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体のアクテムラ(トシリズマブ【遺伝子組み換え】)▽MSDの駆虫剤ストロメクトール(イベルメクチン)。

 会見で安倍首相は、これら3剤について、「別の病気への治療薬として副作用なども判明し、それを踏まえて処方すれば安全性は確認されている」と説明。その上で、既に臨床研究や治験が進んでおり、新型コロナウイルス感染症への有効性が確認されれば、早期の承認を目指すとした。

 また、3剤の異なる長所を適切に組み合わせることで、「さらなる治療効果も期待できる」とし、感染の流行の波を最小限にすることなどにより、できるだけ早く有効な治療法を確立する意向も示した。

 新型コロナウイルス感染症の治療薬については、ベクルリー点滴静注液100mg、同静注用100mg(レムデシビル)が7日、重症患者への治療薬として特例的に承認された。また、安倍首相がアビガン(ファビピラビル)の5月中の承認を目指すことを、既に表明している。

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出典:医療介護CBニュース

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