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コロナ入院期間の中央値は13日、20歳代が最多 国立感染症研究所が積極的疫学調査の結果公表2020.12.02

セラピストプラス編集部からのコメント

自治体や医療機関から寄せられた新型コロナウイルス感染症の退院患者に関する積極的疫学調査の結果(※10月5日時点の状況=396例)が、12月1日に国立感染症研究所のHPにて公表されました。

それぞれの中央値は入院期間が13.0日、年齢が48.0歳となり、年齢群別では20歳代が最多という結果です。

また、何らかの基礎疾患を有した症例が142例(36%)で、その内訳は、高血圧が63例(16%)、糖尿病が44例(11%)、脂質代謝異常症が38例(10%)、喘息が19例(5%)、悪性腫瘍が13例(3%)、腎疾患が8例(2%)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)が6例(2%)などとなっており、「喫煙歴は33例(8%)で認められた」としています。

国立感染症研究所は1日、自治体や医療機関から寄せられた新型コロナウイルス感染症の退院患者に関する積極的疫学調査の結果をホームページで公表した。10月5日時点の状況(396例)をまとめたもので、入院期間の中央値は13.0日だった。年齢の中央値は48.0歳で、年齢群別では、20歳代が最も多かった。【新井哉】

同研究所によると、年齢群別では、20歳代が91例(23%)で最も多く、以下は、50歳代(64例、16%)、60歳代(50例、13%)などの順だった。転帰については、「生存退院357例(90%)、死亡退院25例(6%)、入院中で軽快傾向を認める症例14例(4%)であった」としている。

何らかの基礎疾患を有した症例が142例(36%)あった。その内訳は、高血圧が63例(16%)、糖尿病が44例(11%)、脂質代謝異常症が38例(10%)、喘息が19例(5%)、悪性腫瘍が13例(3%)、腎疾患が8例(2%)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)が6例(2%)などとなっており、「喫煙歴は33例(8%)で認められた」としている。

発症時の症状に関しては、発熱が217例で最も多く、以下は、呼吸器症状(141例)、倦怠感(57例)、頭痛(35例)、消化器症状(26例)、鼻汁、味覚異常、嗅覚異常(各21例)、関節痛(15例)などの順だった。また、入院時の症状については、呼吸器症状(116例)、発熱(101例)、味覚異常(40例)、消化器症状(39例)、倦怠感(32例)、頭痛、鼻汁(共に18例)、関節痛(10例)などを挙げている。

全396例のうち140例(35%)については、対症療法ではなく、新型コロナウイルス感染症への直接的な効果を期待して抗ウイルス薬投与などの治療介入が行われており、「投与薬剤の内訳は、シクレソニド82例、ファビピラビル72例、ロピナビル/リトナビル21例、ナファモスタット4例、ヒドロキシクロロキン硫酸塩3例、レムデシビル2例等であり、このほか6例でステロイドパルス療法(メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム1例、シベレスタット1例、これら2剤の使用1例、薬剤不明3例)が実施されていた」と説明している。

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出典:Web医事新報

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