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コロナ入院患者増で「医療提供体制が危機的状況」~東京都モニタリング会議の専門家コメント2021.01.08

セラピストプラス編集部からのコメント

第27回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(1月7日)が都庁で開催。

公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、「入院患者数は3,000人と非常に高い水準で増加が続いており、医療提供体制が危機的状況に直面し通常の医療との両立が困難になっている」と指摘されました。

今後の入院率が変わらなければ、2週間後を待たずして確保した4,000床を大幅に超える可能性もあるなどとし、「実効性のある強い対策をただちに行う必要がある」としています。

重症患者の年代別内訳については、70歳代=41人、60歳代=32人、80歳代=20人、50歳代=12人、40歳代=6人、90歳代=2人となっていることも説明されました。

東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第27回)が7日、都庁で開かれた。

公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、「入院患者数は3,000人と非常に高い水準で増加が続いており、医療提供体制が危機的状況に直面し通常の医療との両立が困難になっている」と指摘。

入院率が変わらなければ、2週間後を待たずに確保した4,000床を大幅に超える可能性もあるなどとし、「実効性のある強い対策をただちに行う必要がある」としている。【新井哉】

コメント・意見では、6日時点の入院患者数について、前回(2020年12月29日時点)の2,274人から3,090人になったと説明。「感染拡大が継続すれば、必要となる病床確保に向け、通常の医療を更に縮小せざるを得ない」としている。

重症患者(人工呼吸器またはECMO使用)は6日の時点で113人となっており、前回(84人)と比べて増え、「これまでの最大値を更新した」と指摘。12月29日から1月4日までに、新たに患者67人が人工呼吸器を装着した一方で、36人が人工呼吸器から離脱した。人工呼吸器使用中に死亡した患者が7人いた。

この期間に新たにECMO(体外式膜型人工肺)を導入した患者が3人、離脱した患者が3人いた。6日の時点で、人工呼吸器を装着している患者113人のうち10人がECMOを使用している。

重症患者の年代別の内訳については、70歳代が41人、60歳代が32人、80歳代が20人、50歳代が12人、40歳代が6人、90歳代が2人となっていることも説明。

また、新規陽性者数のうち約1%が重症化する現状と同様であれば、「2週間後の1月20日までに新たに発生する重症患者数は約221人となり、重症用病床の不足が、より顕在化する」としている。

新規陽性者数については、「7日間平均は、4週連続で最大値を更新し、これまでの最も多かった前週の数値をさらに大きく上回り、週当たり7,000人を超えた」と指摘。

複数の地域や感染経路でクラスターが頻発していることや、感染拡大が続いていることを取り上げ、「通常の医療が逼迫する状況はさらに深刻となっており、新規陽性者数の増加を徹底的に抑制しなければならない」との見解を示している。

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出典:医療介護CBニュース

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