医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

セラピストプラス

マイナビコメディカル
マイナビコメディカル

医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

セラピストプラス

訪問看護提供体制の強化など要望、日看協~介護施設などの事故情報活用も2021.03.26

セラピストプラス編集部からのコメント

日看協は、厚労省老健局へ2022年度予算・政策に関する要望書を提出。地域包括ケアシステムの構築に向けて、在宅や介護領域の看護サービスの整備が喫緊の課題だとし、訪問看護提供体制の強化などを要望しています。

体制強化のため、日看協では訪問看護の人材確保を「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に明記するとともに、訪問看護の人材確保や安定的なサービス提供の体制づくりを一体的に実施する「訪問看護総合支援機能」を法的に位置付けるよう要望。

さらに、介護施設や訪問看護ステーションなどから報告された事故情報を活用する仕組みの構築も、要望事項に盛り込みました。

日本看護協会は、2022年度予算・政策に関する要望書を厚生労働省老健局へ提出した。地域包括ケアシステムの構築に向け、在宅や介護領域の看護サービスの整備が喫緊の課題だとし、訪問看護提供体制の強化などを要望している。【松村秀士】

その体制を強化するため、日看協は、訪問看護の人材確保を「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に明記するとともに、訪問看護の人材確保や安定的なサービス提供の体制づくりを一体的に実施する「訪問看護総合支援機能」を法的に位置付けるよう要望。また、訪問看護に関する同省での組織体制を明確化した上で、「推進室」を設置することも求めた。

日看協はさらに、介護施設や訪問看護ステーションなどから報告された事故情報を活用し、サービスの質の向上につなげる仕組みの構築も、要望事項に盛り込んだ。

具体的には、21年度の介護報酬改定で介護施設に義務付ける事故報告・再発防止の取り組みが適切に進むよう、ガイドラインの普及や研修体制の充実などの支援のほか、訪問看護での事故情報を報告・公表する仕組みの統一化に向け、実態を把握して報告様式や研修体制を検討することを求めた。

日看協によると、要望書を受け取った同省の土生栄二老健局長は、訪問看護提供体制の強化について、「課題は受け止め、取り組みたい」と回答。

また、21年度介護報酬改定で施設系サービスの安全対策が一歩前進するが、将来的にサービス全般で事故情報を分析し、それを現場にフィードバックできる統一的な仕組みが必要だと述べ、日看協の主張に理解を示した。

>>【全国どこでも電話・メール・WEB相談OK】セラピストの無料転職サポートに申し込む

    <PR>マイナビコメディカル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  LINEで送る

出典:医療介護CBニュース

おすすめ

TOPへ