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介護ITコンペで認知症予防アプリが最優秀- 排泄タイミング知らせるサービスも話題2016.07.07

セラピストプラス編集部からのコメント

東京都内で開催されたIT関連サービスのコンテストで、楽しみながら認知症予防を行う「脳にいいアプリ」が介護向け最優秀賞に選ばれ、高齢者ビジネスのコンテストでは、センサーを使って排泄のタイミングを通知する「dfree」が最優秀賞に選ばれました。「dfree」はセラピストプラス介護グッズ記事でも見ることができます。
・医療現場の負担も激減!? 介護お役立ちグッズと活用法あれこれ
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などセラピストや介護職には注目のコンテストですね。

ヘルスケア分野での事業アイデアを実現するプロジェクト「デジタルヘルスコネクト」※は5日、IT関連サービスのコンテストを東京都内で開催した。介護向けのコンテストでは、楽しみながら認知症予防を行うアプリが最優秀賞に選ばれ、今後ソラストの介護現場で試行的に利用される。海外展開も視野に入れた高齢者ビジネスのコンテストでは、センサーを使って排泄のタイミングを通知し、トイレ誘導につなげるサービスが選ばれた。【大戸豊】

コンテストは今回が2回目で、最終選考に残った介護向けサービス7社、高齢者向けビジネス5社がそれぞれプレゼンを行った。
介護向けで最優秀に選ばれた「脳にいいアプリ」は、データを基に利用者に適した認知症の予防方法を提示するもの。利用者は、その日に歩く歩数の目標値や望ましい食事メニュー、脳トレ(計算問題、パズル、間違い探し)などが示される。脳トレは、家族や知り合いとも楽しめる。アプリを1カ月利用し、利用者に記憶力や計算力、判断力の向上が見られたという。

高齢者向けビジネスで最優秀賞となった「DFree」は、センサーを利用者の下腹部に装着し、体内の変化をとらえ、排泄のタイミングが来ると、PCやタブレットに通知するもの。適切なタイミングでトイレ誘導ができるようになり、失禁の回数を減らせるほか、介護施設などの職員の負担軽減にもつながるという。

会場の投票による「オーディエンス賞」には、飲み込みの状態を手軽に知れる「ごっくんチェッカー」が選ばれた。集音器を使って反復唾液嚥下テスト(RSST)を行い、その音声をスマートフォンのボイスメモなどに送り、波形を見ることで、飲み込みの力が弱まっていないかを確認できる。摂食嚥下障害の疑いがあれば、悪化する前に医療機関につなげられるという。

コンテストではこのほかにも、シニアカーに代わるパーソナルモビリティーや落し物追跡タグの高齢者見守りへの応用サービス、介護現場で効果的なフットケアを進めるためのアプリなどが発表された。

※システムインテグレーターのインフォコムが主催
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出典:医療介護CBニュース

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