高齢者への優先接種開始、接種会場は9割が医療機関2021.04.19
65歳以上の高齢者に対する新型コロナワクチンの優先接種が4月12日、東京都八王子市など一部地域で始まった。開始に先立って厚生労働省は、医療従事者等への優先接種が完了していないことから、配送されるワクチンが「医療従事者等向け」と「高齢者向け」のいずれの用途になっているかにかかわらず、どちらにも接種できることを全国に通知した。
厚労省の調査によると、3月25日現在、高齢者接種の開始予定時期について「5月10日」としている自治体が111市町村と最も多く、接種が本格化するのはゴールデンウィーク明けとみられている。
接種体制は「集団接種と個別接種の組み合わせ」としている自治体が最も多く56.2%、「集団接種のみ」は31.0%、「個別接種のみ」は10.8%。
3月25日時点で決まっている接種会場は4万1448カ所で、内訳は「個別接種を行う医療機関」3万5903カ所(86.6%)、「集団接種を行う医療機関」1480カ所(3.6%)、「特設会場(公民館、保健所・保健センター、学校など)」4065カ所(9.8%)となっている。
6月末までに約3600万人・2回接種分のワクチン配布
厚労省が自治体に示しているファイザー社ワクチンの配送スケジュールによると、4月26日の週にはすべての市町村に1箱ずつ配送される予定。6月末までに高齢者約3600万人・2回接種分のワクチンを配布できるとされている。
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出典:Web医事新報
セラピストプラス編集部からのコメント
4月12日、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナワクチンの優先接種が東京・八王子市など一部地域でスタート。厚労省調査によりますと、3月25日現在、高齢者接種の開始予定時期について「5月10日」とする自治体が111市町村と最多。
接種が本格化するのはGW明けになりそうです。3月25日時点で決定済みの接種会場は4万1448カ所。内訳の最多は「個別接種を行う医療機関」の3万5903カ所(86.6%)。現在、医療従事者等への優先接種が完了していないことから、厚労省では配送ワクチンが「医療従事者等向け」と「高齢者向け」のどちらでも、どちらにでも接種できることを全国に通知しました。