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日医会長、五輪前に強い措置を取らざるを得ない懸念~相談窓口アクセス者へ調査、ワクチン配送未定6割以上2021.07.09

セラピストプラス編集部からのコメント

日医の中川会長が首都圏の1都3県では新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数の増加傾向が顕著だとし、特に東京都ではさらなる感染者急増の懸念があることから、「まん延防止等重点措置の延長はもとより、オリンピック開催以前に緊急事態宣言の発令という強い措置を取らざるを得ない懸念」があるとの見方を示しました。

また、ワクチンの接種状況について、神村常任理事は、いつどれだけの量が供給されるのか「情報不足で不明瞭」だとし、困惑の様子がうかがえるとの懸念を示しつつ、供給量や日程についての見通しを速やかに知らせてほしいなどと話しました。

日本医師会の中川俊男会長は7日の記者会見で、首都圏の1都3県では新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数の増加傾向が顕著だとし、特に東京都では感染状況を示す4つのステージでステージ3から4へと移行しており、さらなる感染者急増の懸念があることから、「まん延防止等重点措置の延長はもとより、オリンピック開催以前に緊急事態宣言の発令という強い措置を取らざるを得ない懸念」があるとの見方を示した。【齋藤栄子】

<会見する中川会長(7日、日医会館)>
<会見する中川会長(7日、日医会館)>

ワクチン接種の状況についてでは、大規模接種施設の開設や職域接種が始まって、接種の場が広がったことからワクチンの不足感が出ていると話した。

職域接種では需給のミスマッチにより接種中止が起きていること、個別接種を行う医療機関では「予約のお断りや苦情への対応に追われている」ことなどを挙げて、ワクチン供給の見通しを丁寧に説明してほしいと話した。

神村裕子常任理事からは、日医の「ワクチン接種人材確保相談窓口」への問い合わせフォームにアクセスした企業・団体約600件を対象としたアンケート結果が発表された。回答数は243件で、「職域接種申請を済ませたか」との問いに、140件が「申請済」と答えた。このうち、受理されたのは99件で、41件は「厚生労働省からの連絡待ち(受理されたのか不明)」だった。

申請が受理された99件中、ワクチンの配送期日についてでは、「A申請通りの期日に配送が見込まれると連絡あり」が28件、「B申請した期日よりも遅れると連絡あり」が6件、「C配送期日は未定と連絡あり」が29件、「D全く連絡がない」が36件となり、このCとDを合わせた配送期日未定は65.6%に上る。

この99件についてワクチンの配送予定量は、「申請本数を確保できた」が28件、「申請本数より少ないが確保できた」が4件、「本数についての連絡を受けていない」が67件あった。

神村常任理事は、いつどれだけの量が供給されるのか「情報不足で不明瞭」だとし、困惑の様子がうかがえるとの懸念を示して、供給量や日程についての見通しを速やかに知らせてほしいなどと話した。

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出典:医療介護CBニュース

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