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【読者アンケート結果】接種者の9割「推奨できる」(6月テーマ:新型コロナワクチン接種を受けてみて)2021.07.12

セラピストプラス編集部からのコメント

未知なる脅威である新型コロナウイルスへの対策・ワクチンの医療従事者への優先接種が6月末までにほぼ完了。現在は高齢者、基礎疾患のある方、さらに一般の方への接種が急ピッチで進められている状況です。

6月アンケートでは実際にワクチン接種済ませた医療従事者の皆さん(1回目まで終了9.6%、2回目まで終了90.4%)に「一般国民にも推奨できるものと感じたか」お尋ねした結果をお伝えします。

「強く推奨できる」(55.8%)と「どちらかと言えば推奨できる」(34.6%)を合わせ、90%超の方が「推奨できる」と感じていることが判明しました。

【読者アンケート結果】接種者の9割「推奨できる」(6月テーマ:新型コロナワクチン接種を受けてみて)

医療従事者への新型コロナワクチン優先接種は6月末までにほぼ完了し、高齢者、基礎疾患のある方、さらに一般の方への接種が急ピッチで進められています。

6月のアンケートで実際にワクチン接種を受けた医療従事者の皆さん(1回目まで終了9.6%、2回目まで終了90.4%)に「一般国民にも推奨できるものと感じたか」お尋ねしたところ、「強く推奨できる」(55.8%)と「どちらかと言えば推奨できる」(34.6%)を合わせ、90%超の方が「推奨できる」と感じていることがわかりました。

「推奨できる」と回答した方の大半は医師。政府のワクチン接種の進め方に対しては「もう少し上手に事務手続きを進めて(ここが事務方の腕の見せ所!)希望者にはどんどん打てるようになるといいと思う」(東京・内科医)、「アナウンスが下手。マイナンバーカードがあれば打てるようにすれば接種券も気にせず打てるのに」(神奈川・内科医)、「94回電話をかけ予約を取れたおばあさまは注射の時感極まって泣いていた。ご老人に優しくないシステムだ」(東京・整形外科医)など、スムーズに接種を進めるためのシステム改善を求める声が目立ちました。

一方「あまり推奨できない」とした医療従事者からは「副反応について政府の情報が少なすぎる」(愛知・リハビリ科医)、「人類初の新型ワクチンに対する慎重さがあまりにも足りない。西洋人と日本人の体格の違いは考慮しなくてよいのか」(神奈川・内科医)などの意見が寄せられました。

以下、政府が進める新型コロナワクチン接種について皆様からいただいた主なご意見を紹介します。

(新型コロナワクチンを一般国民に)「強く推奨できる」と回答

●アナウンスが下手。マイナンバーカードがあれば打てるようにすれば、接種券も気にせずに打てるのに。全国公平に配分した結果、流行している都市部のワクチンが不足し、流行していない地域はイリョウシャのワクチン接種が早かったことも納得がいかない。(神奈川・内科医)

●接種の手続きが市区町村に丸投げされて、事務方は大変。自分の勤めるクリニックも予約の電話が鳴りっぱなしで、事務員は対応し続けている。もう少しいい方法はなかったのか? 94回電話をかけ予約が取れたおばあさまは注射の時感極まって泣いていた。94回、よくも数えましたね。ご老人には優しくないシステムでもあった。(東京・整形外科医)

●人口過少(過疎)地域では郵送でワクチン接種の申し込みをする。この返事すらできない(理解できない)老人がいる。この老人たちがワクチン未接種になることが危惧される。(兵庫・内科医)

●1回当たりの接種費用が時間帯によって2070円~4200円と幅がある。人を金で誘導する手法はおかしい。(岐阜・耳鼻咽喉科医)

●市町村や医療機関が実行しやすい接種計画を立てるべきだった。オリパラありきの接種なのでどうしようもないが。(福井・内科医)

●接種順位にこだわらず、打ちたい人には年齢や職種に関係なく少しでも早く打つほうがいいと思う。(大阪・精神神経科医)

●政府がどうこうではなく、官民一体で進めなければならない。政争の具にして絶対にダメ。(神奈川・内科医)

●オリンピック開催を指標に日本のワクチン接種は強力に実施されている。まさにオリンピック様様である。その結果、コロナが終焉すればめでたし。(兵庫・内科医)

●高齢者介護系施設入所者への一斉ワクチン接種は終了したが、市中病院入院中の方には接種を行わないところが多く、今後の入所者への個別接種の見通しが立たない。接種システムの柔軟な運用を望む。(静岡・老健施設長)

●マスコミは「遅れている」といろいろ言うが、日本のワクチン接種の歴史を考えると、遅れたのは日本人自身の選択であり、事実、国産ワクチン開発も遅れている。緊急事態宣言も憲法改正しなくては強制力を持てないが、永遠に無理だろう。(東京・内科医)

●もっと早くに取り掛かるべきだった。(石川・小児科医)

●思いのほか皆さんのワクチンへの関心が高く、副作用を心配するよりも、ワクチンを早く受けて安心したいという方が多い。副作用を心配している人は若い人に多い印象か。国には、「慌てなくても、全国民分のワクチンは確保するので、焦らなくても必ず受けられます」というメッセージを伝えていただきたい。ワクチンの有効性のデータを見れば、接種率が国民の半数以上になれば自然と収束し、元の生活に戻れるのではないかと期待している。(福岡・内科医)

●国内での治験を重視したためワクチンの認可が遅れたようだが、今回は真に「緊急事態」なのだから海外データを十分参考にして早期に認可すべきではなかったか。接種率はOECD諸国中、群を抜いて最下位。ワクチン外交がなっていない。ファイザーのCEOとの電話会談など米国に行かずとも日本からできたはず。クリニックでの個別接種が広がらない原因の一つは、PCで複雑な処理をさせていることにある。これに躊躇し、我が町内のクリニックでも8施設に1施設しか参加しない。インフルエンザワクチンのように紙媒体にし、医師会や区でまとめて処理するようにできなかったか。(東京・内科医)

●学校や職場の接種会場には救急カートも酸素吸入もないが、救急車でも張り付けるつもりなのか。その救急車の余裕はあるのか。(東京・内科/精神科医)

●医師に給料をしっかり支払えば、24時間のコロナワクチン接種は実現できる。(神奈川・小児科医)

●「打てる人から早く打つ」は正しいと思うが、一方で人口密集地は遅い気がする。自治体に丸投げした結果、対応に差が出ている。(神奈川・内科医)

●しっかり数を確保して、多くの方々に早く接種してほしい。(京都・内科医)

●アストラゼネカ社製のワクチンの配布先が気になる。より不安なモノは他国に押し付け、自国はより安全なモノ、そういった非紳士的、後ろ向きな、事なかれ主義的な姿勢をいつまで続けるつもりなのか? 政府、政治家の存在意義が問われているし、国民自体が猛省する必要がある。(北海道・産婦人科医)

●2回目の接種で副作用が強く出るケースが多いようなので、どうかなと思っていた。肩ないし腕の痛みは1回目よりもむしろ軽く、熱も出ず、よかったのですが、接種から3日目に嘔吐があった。ただし、その翌日には改善した。個々の体質で副反応も違うように思った。現在の勤務先でクラスターが出たので、2回目を打ち終えて安心している。政府は現時点までに分かっているワクチンの情報を毎日定時に伝えるべきと思う。(福岡・内科医)

●街頭インタビューで副作用を過度に心配して「接種しない」と言う人が気になる。有効性・安全性について以前から繰り返し言われているのにいまだに情報を知らないのだろうか?(広島・薬剤師)

●医師による予診は形骸化しており無駄。海外ではほとんど行われておらず、時代遅れ。チェック表やAI、動画による説明等で十分代替可能。チェックに引っかかった人や相談がある人にだけ医師や保健師等が相談に乗る仕組みにすべきだ。日本はデジタル後進国、ありとあらゆる分野で遅れている。少子化もますます加速しており、医師会等の圧力に負けずに海外の良い事例を取り入れて社会を効率化しないとどんどん衰退する。既に手遅れとは思うが。(東京・医療事務)

(新型コロナワクチンを一般国民に)「どちらかと言えば推奨できる」と回答

●1バイアル6人分とか冷凍保存が必要とか、扱いにくい薬剤であるのは確かだが、もう少し上手に事務手続きを進めて(ここが事務方の腕の見せ所!)希望者にはどんどん打てるようになるといいと思う。「政治家の偉い人に優先接種」、いいじゃないですか。かかったら業務が鬱滞して大変という自覚があるぐらい働いているなら、「役得、職権乱用」と言われても正当性を主張すればいい。同様に、保育園の先生や公共交通機関の職員も打てるようにしましょう。副反応で38℃以上熱が出る人もいるので、あらかじめ休みを保障するよう推奨するのも必要かと思う。オリンピック選手やスタッフに打つのなら早めにしましょう。副反応が予想されるので、直前に接種してはコンディションの調整に苦労するかも。(東京・内科医)

●できる限り早くワクチン接種の体制を充実させてほしい。(愛知・内科医)

●「流行を終息させるためにワクチン接種を」という考え方は国家主義的な響きを感じ不快。(愛知・内科医)

●やはり接種者は医師か看護師にとどめるべきだ。(神奈川・小児科医)

●ワクチン接種後2カ月が経った。腋窩リンパ節腫脹は続いており、体力も低下した。それまでは2.5㎞強の坂道を走って通勤していたが、その体力はなくなった。お酒を飲んでもフラフラになりやすく、以前の3分の1も飲めなくなり、楽しく飲むことが難しくなった。コロナに罹って死ぬことを考えれば、ワクチン接種に意味があるのかもしれないが、次回接種で死ぬかもしれないと思うと打つ気になれない。地道にマスク・手洗いで感染予防を行いたいと思う。(三重・内科医)

●ワクチン承認までのプロセスに時間がかかりすぎ。日本人だけは特別に治験をやらなければいけないという考え方は疑問。もともと日本人はワクチンに対する意識が低いので、これを機会に意識改革が進むような政策をお願いしたい。(神奈川・小児科医)

●アストラゼネカ製ワクチンを日本人に使用しない理由があるのか?(沖縄・内科医)

●長期の副反応や変異株に対する臨床効果が不明。早期にデータを出してほしい。(埼玉・内科医)

●思いのほか皆さんのワクチンへの関心が高く、副作用を心配するよりも、ワクチンを早く受けて安心したいという方が多い。副作用を心配している人は若い人に多い印象か。国には、「慌てなくても、全国民分のワクチンは確保するので、焦らなくても必ず受けられます」というメッセージを伝えていただきたい。ワクチンの有効性のデータを見れば、接種率が国民の半数以上になれば自然と収束し、元の生活に戻れるのではないかと期待している。(福岡・内科医)

●優先順位や地方・都市部に対するワクチン接種の進め方、具体的なスケジュールを検討会でどのように決定したのか、国民に発表してほしかった。結果だけでなく、その過程を知りたい方もいると思う。政府の方針なので指示に従うまでだが、どういう議論があったのか、国民には知る権利がある。(大阪・研修医)

●小児は接種できないにもかかわらず、幼稚園・小学校の教員への接種が後回しになっている。(埼玉・薬剤師)

●もう少し接種翌日の副反応の様子や注意点について具体的にきちんと伝えるべきだ。その上でもっと幅広くやればいいと思う。(千葉・薬剤師)

●若い人から打つべきだと思う。高齢者は重症化しやすいけれど、人の動きをつくっているのは現役世代の人たちなので。(東京・看護職員)

●ワクチン接種後の副反応や死亡(疑いも含め)の情報をもっと詳細に開示すべき。(兵庫・臨床検査技師)

●政府に申し上げることは特にない。出足は悪かったが、やり始めたら結構順調に行っているのではないか。総理の命運がかかっているので必死に役人に尻叩きをしているんでしょうね。(東京・臨床検査技師)

(新型コロナワクチンを一般国民に)「あまり推奨できない」と回答

●副反応について政府の情報が少なすぎる。(愛知・リハビリ科医)

●人類初の新型ワクチンに対する慎重さがあまりにも足りない。西洋人と日本人の体格の違いは考慮しなくてよいのか。(神奈川・内科医)

(新型コロナワクチンを一般国民に推奨できるか)「どちらとも言えない・わからない」と回答

●東京五輪・パラリンピックを開催するためにワクチン接種を急いでいるとしか思えない。(徳島・診療放射線技師)

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出典:Web医事新報

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