医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

セラピストプラス

マイナビコメディカル
マイナビコメディカル

医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

セラピストプラス

相模原事件、再発防止策は今秋にも- 厚労省検討チーム、措置入院の判断など検証2016.08.18

セラピストプラス編集部からのコメント

厚生労働省は、相模原市の障害者支援施設での殺傷事件の検証・再発防止策検討チームの会合を開きました。
塩崎厚労相は、「何が起きたのか、どういう経緯をたどってこの事件の発生に至ったのかなど、あらゆる事実関係を精査する」と発言。
1.福祉施設での防犯対策 2.措置入院や退院時の判断 3.退院後の継続的な医療と、自治体・地域との連携 4.警察など関係機関との情報共有の在り方、について検証し、この秋に再発防止策をまとめる予定です。

 神奈川県相模原市の障害者支援施設で入所者多数が殺傷された事件を受け、厚生労働省は10日、検証・再発防止策検討チームの初会合を開いた。自分や他人を傷つける恐れがあるとして、同事件の前に容疑者を入院させた「措置入院」の判断などを検証して課題を明らかにした上で、今秋にも再発防止策を取りまとめる方針。【松村秀士】

 検討チームは、精神科医療の専門家や障害者支援団体の代表者、関係省庁などの担当者で構成。事件の容疑者が措置入院していた病院への厚労省の聞き取り調査の結果を踏まえて、▽福祉施設での防犯対策▽措置入院や退院時の判断▽退院後の継続的な医療と、自治体・地域との連携▽警察など関係機関との情報共有の在り方―などについて検証する。今月中に会合を数回開き、今秋をめどに再発防止に向けた具体策を示す。

 10日の初会合で塩崎恭久厚労相は、「何が起きたのか、どういう経緯をたどってこの事件の発生に至ったのかなど、あらゆる事実関係を精査する」と強調。また、「現行制度の下で何をしておけば事件を防ぎ得たのか、いかなる新たな政策や制度が必要かを再発防止策として提案することが重要だ」と述べた。

 意見交換では、委員が「患者が他害行為を起こしていない中で、症状がなくなった場合の措置解除の判断について、冷静な議論が必要」と指摘。福祉施設での防犯対策に関しては、「小規模の施設ではどのように対応したらいいのか」「強化すると『地域に開かれた施設』と逆行するのではないか」といった意見が出た。

    <PR>マイナビコメディカル

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  LINEで送る

出典:医療介護CBニュース

おすすめ

TOPへ