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デング熱の推定感染地、インドネシアが最多- 感染研が輸入症例を分析2016.08.17

セラピストプラス編集部からのコメント

 国立感染症研究所は海外でデング熱に感染して日本で発症した「輸入症例」の推定感染地をまとめ、ホームページで公表しました。昨年8月から今年7月までの患者報告を分析した結果、インドネシアが推定感染地とされた報告が最も多かったようです。推定感染地はインドネシアの89人をトップにフィリピン(79人)、タイ(26人)、ベトナムとインド(共に21人)、ミャンマー(13人)、マレーシア(12人)、カンボジア(8人)、スリランカとバングラデシュ、シンガポール、ブラジル(いずれも7人)の順番。デング熱はヒトスジシマカなどの蚊がウイルスを媒介する感染症。感染後は、4-14日の潜伏期間を経て、38度を超える高熱や頭痛などを発症するほか、体幹部に発疹が現れることも多い。解熱剤を服用して静養すれば1週間程度で回復するが、皮下出血などを伴う重症型へ移行する場合もあります。

国立感染症研究所は、デング熱に海外で感染して日本で発症した「輸入症例」の推定感染地をまとめ、ホームページで公表した。昨年8月から今年7月までの患者報告を分析したもので、インドネシアが推定感染地とされた報告が最も多く、オリンピックの開催国となっているブラジルでの感染が推定された報告もあった。【新井哉】

同研究所は、感染症法に基づき医師から保健所に届け出のあったデング熱の患者報告を分析。昨年8月以降の1年間にデング熱として報告された342人のうち、推定感染期間に1カ国のみに渡航している症例を集計した。
推定感染地は、インドネシアが89人で最も多かった。以下はフィリピン(79人)、タイ(26人)、ベトナムとインド(共に21人)、ミャンマー(13人)、マレーシア(12人)、カンボジア(8人)、スリランカとバングラデシュ、シンガポール、ブラジル(いずれも7人)などの順だった。

同研究所は、昨年1年間の推定感染地として多かったインドネシアなど上位4カ国の渡航者10万人当たりの報告の推移も分析。インドネシアは3-4月、フィリピンとタイは9月がピークで、マレーシアは3月と7月に増加が認められたという。

デング熱はヒトスジシマカなどの蚊がウイルスを媒介する感染症。感染後は、4-14日の潜伏期間を経て、38度を超える高熱や頭痛などを発症するほか、体幹部に発疹が現れることも多い。解熱剤を服用して静養すれば1週間程度で回復するが、皮下出血などを伴う重症型へ移行する場合もある。

2014年には約70年ぶりに国内感染の患者が発生し、東京を中心に162人の患者が確認された。昨年以降は国内での感染報告はないが、輸入症例の報告が絶えない。今年の患者報告数(7日まで)は昨年同期より59人多い196人。1999年の調査開始以来最多となった昨年の報告数を上回るペースで増えており、7月にはフィリピンで感染したとみられる30歳代の女性が死亡している。

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出典:医療介護CBニュース

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