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【2020年合格発表】第55回 理学療法士・作業療法士の合格状況、合格後の手続きは?2020.03.24

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文:田口 昇平(作業療法士、福祉住環境コーディネーター2級)

2020年3月23日、第55回理学療法士・作業療法士の合格発表がおこなわれました。合格されたみなさん本当におめでとうございます!

本年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、厚生労働省及び公益財団法人社会福祉振興・試験センターにおける合格者の受験番号の掲示による発表を取りやめ、例年どおり、各合格発表日の午後2時から公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページに合格者の受験番号を掲載するとともに、各受験者へ合否及び成績を書面で通知となりました。

今年の国家試験は、どのような傾向があったのでしょうか? ここでは、合格者数や合格率、免許登録の申請手続きの手順などについて解説します。

◆第55回 理学療法士国家試験 合格状況

合格者数 10,608人、合格率 86.4%(昨年比 0.6%
∟新卒者 10,019人、合格率 93.2%(昨年比 0.4%

2020年 出願者数(人) 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率
理学療法士  12,831 12,283  10,608 86.4%
∟うち新卒者  11,223 10,749  10,019 93.2%

 

◆第55回 作業療法士国家試験 合格状況

合格者数 5,548人、合格率 87.3%(昨年比 16%
∟新卒者 4,515人、合格率 94.2%(昨年比 14.2%

2020年 出願者数(人) 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率
作業療法士  6,590 6,352 5,548 87.3%
∟うち新卒者  4,980  4,795 4,515 94.2%

今記事では、2020年2月に実施された理学療法士・作業療法士の国家試験試験の傾向や合格後の免許申請手続き、就職の進め方について見ていきましょう。

 

第55回 理学療法士国家試験の合格者数と合格率

 

まずは、今年の理学療法士の国家試験結果に関する特徴を見ていきましょう。

【2020年実施 第55回 理学療法士国家試験合格状況】
2020年 出願者数(人) 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率
理学療法士  12,831 12,283  10,608 86.4%
∟うち新卒者  11,223 10,749  10,019 93.2%

今年の理学療法士の国家試験は、受験者数12,283人、合格者数10,608人、合格率は86.4%となり、過去5年のなかで2番目に高い数値となりました。

【過去5年の合格率】
開催回 出願者数(人) 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率
2020年 第55回 12,831 12,283 10,608 86.4%
∟うち新卒者 11,223 10,749 10,019 93.2%
2019年 第54回 13,253 12,605 10,809 85.8%
∟うち新卒者 11,183 10,608 9,845 92.8%
2018年 第53回 12,691 12,148 9,885 81.4%
∟うち新卒者 11,520 11,033 9,679 87.7%
2017年 第52回 14,379 13,719 12,388 90.3%
∟うち新卒者 11,300 10,721 10,319 96.3%
2016年 第51回 13,104 12,515  9,272 74.1%
∟うち新卒者  11,094 10,562  8,662 82.0%

 

【理学療法士国家試験 過去5年の合格率推移グラフ】

[2020年・第55回]
受験者数12,283人、合格者数10,608人、合格率は86.4%
[2019年・第54回]
受験者数12,605人、合格者数10,809人、合格率は85.8%
[2018年・第53回]
受験者数12,148人、合格者数9,885人、合格率は81.4%
[2017年・第52回]
受験者数13,719人、合格者数12,388人、合格率は90.3%
[2016年・第51回]
受験者数12,515人、合格者数9,272人、合格率は74.1%

◆第55回 理学療法士国家試験の合格基準

合格基準は、 一般問題を1問1点(157点満点)、実地問題を1問3点(120点満点)とし、次の全てを満たした者を合格とします。

(1)総得点 167点以上/277点
(2)実地問題 43点以上/120点

第55回の理学療法士国家試験問題では、6問が採点除外などの取り扱いがされています。

◆理学療法士国家試験「一般問題+実地問題」合格基準点と得点率の推移
 実施年 開催回 得点(満点) 得点率 合格率
2020年 第55回 167点(277点)※ 60.3% 86.4%
2019年 第54回 164点(272点)※ 60.3% 85.8%
2018年 第53回 165点(274点)※ 60.2% 81.4%
2017年 第52回 168点(280点)※
(重度視力障害者については下記参照)
60.0% 90.3%
2016年 第51回 165点(274点)※
(重度視力障害者については下記参照)
60.2% 74.1%

※満点:不適切問題をのぞいた総点数

[2017年 重度視力障害者]
重度視力障害者については、一般問題を1問1点(160点満点)、口述試験及び実技試験を120点満点とし、次の全てを満たした者を合格とする。
・総得点 168点/280点
・口述試験及び実技試験 43点以上/120点

[2016年 重度視力障害者]
重度視力障害者については、一般問題を1問1点(157点満点)、口述試験及び実技試験を120点満点とし、次の全てを満たした者を合格とする。
・総得点 167点/277点
・口述試験及び実技試験 43点以上/120点

【過去5年の不適切問題数と合格率】
実施年 開催回 不適切問題数 合格率
2020年 第55回 6 86.4%
2019年 第54回 9 85.8%
2018年 第53回 5 81.4%
2017年 第52回 2 90.3%
2016年 第51回 5 74.1%

[2020年・第55回]
不適切問題数6(内訳:専門2、共通4)
∟専門 午前[5]、午後[28]
∟共通 午前[53][78][83][84]

[2019年・第54回]
不適切問題数 9(内訳:専門2、共通7)
∟専門 午前[17][40]
∟共通 午前[56][58][73][93]、午後[68][73][83]

[2018年・第53回]
不適切問題数 5(内訳:専門3、共通2)
∟専門 午前[4]、午後[4][14]
∟共通 午前[66]、午後[59]

[2017年・第52回]
不適切問題数 2(内訳:専門0、共通2)
∟共通 午前[70]、午後[55]

[2016年・第51回]
不適切問題数 5(内訳:専門3、共通2)
∟専門 午後[16][23][49]
∟共通 午前[56][74]

【理学療法士 不適切問題数の推移】

 

 

第55回 作業療法士国家試験の合格者数と合格率

 

続いて、作業療法士の国家試験結果に関する特徴を見てみましょう。

【2020年実施 第55回 作業療法士国家試験合格状況】
2020年 出願者数(人) 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率
作業療法士 6,590 6,352 5,548 87.3%
∟うち新卒者 4,980 4,795 4,515 94.2%

 

今年の作業療法士の国家試験は、受験者数 6,352人、合格者数 5,548人、 合格率は 87.3%となり、過去5年のなかで2番目に高い数値となりました。

【過去5年の合格率】
開催回 出願者数(人) 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率
2020年 第55回 6,590 6,352 5,548 87.3%
∟うち新卒者 4,980 4,795 4,515 94.2%
2019年 第54回 6,555 6,358 4,531 71.3%
∟うち新卒者 5,289 5,137 4,108 80.0%
2018年 第53回 6,329 6,164 4,700 76.2%
∟うち新卒者 5,418 5,289 4,435 83.9%
2017年 第52回 6,150 5,983 5,007 83.7%
∟うち新卒者 5,432 5,303 4,800 90.5%
2016年 第51回  6,272  6,102 5,344 87.6%
∟うち新卒者 5,120  5,004 4,711 94.1%

 

【作業療法士国家試験 過去5年の合格率推移グラフ】

[2020年・第55回]
受験者数6,352人、合格者数5,548人、合格率は87.3%
[2019年・第54回]
受験者数6,358人、合格者数4,531人、合格率は71.3%
[2018年・第53回]
受験者数6,164人、合格者数4,700人、合格率は76.2%
[2017年・第52回]
受験者数5,983人、合格者数5,007人、合格率は83.7%
[2016年・第51回]
受験者数6,102人、合格者数5,344人、合格率は87.6%

 

◆第55回 作業療法士国家試験の合格基準

合格基準は、一般問題を1問1点(157点満点)、実地問題を1問3点(120点満点)とし、次の全てを満たした者を合格とします。

(1)総得点  167点以上/277点
(2)実地問題  43点以上/120点

作業療法士国家試験の試験問題のうち、5問が採点除外等の取り扱いがされています。

◆作業療法士国家試験「一般問題+実地問題」合格基準点と得点率の推移
 実施年 開催回 得点(満点) 得点率 合格率
2020年 第55回 167点(277点)※ 60.3% 87.3%
2019年 第54回 165点(275点)※ 60.0% 71.3%
2018年 第53回 167点(277点)※ 60.3% 76.2%
2017年 第52回 167点(277点)※ 60.3% 83.7%
2016年 第51回 167点(278点)※ 60.1% 87.6%

※満点:不適切問題をのぞいた総点数

【過去5年の不適切問題数と合格率】
実施年  開催回 不適切問題数 合格率
2020年 第55回 5 87.3%
2019年 第54回 7 71.3%
2018年 第53回 3 76.2%
2017年 第52回 3 83.7%
2016年 第51回  2 87.6%

 

[2020年・第55回]
不適切問題数 5(内訳:専門1、共通4)
∟専門 午後[35]
∟共通 午前[53][78][83][84]

[2019年・第54回]
不適切問題数 7(内訳:専門0、共通7)
∟共通 午前[56][58][73][93]、午後[68][73][83]

[2018年・第53回]
不適切問題数 3(内訳:専門1、共通2)
∟専門 午前[5]
∟共通 午前[66]、午後[59]

[2017年・第52回]
不適切問題数 3(内訳:専門1、共通2)
∟専門 午前[1]
∟共通 午前[70]、午後[55]

[2016年・第51回]
不適切問題数 2(内訳:専門0、共通2)
∟共通 午前[56][74]

【作業療法士 不適切問題数と合格率の推移】

 

国家試験合格後におこなうべき手続き

国家試験合格後には、免許登録の申請手続きが必要です。免許登録をおこなうことで、はじめて有資格者として働くことができます。内定が決まっている場合は特に、早めの申請手続きをおこないましょう。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は、資格によって免許登録の申請手続きが異なります。それぞれの免許登録の手順をまとめました。

【理学療法士・作業療法士の免許登録】

◆提出先  :住所地の保健所
◆手数料  :登録免許税9,000円(収入印紙)
◆必要なもの:

①免許申請書
…免許申請書は、各養成校に配布(例年12~1月頃)しているもの、保健所に備えてあるもの、「理学療法士免許、作業療法士免許の申請手続」ホームページに掲載されている免許申請書のPDFデータを印刷したもののいずれかを利用する
②住民票の写し(本籍が記載されかつ、個人番号が記載されていないもの)または戸籍抄(謄)本
…6ヵ月以内に取得したもの
③健康診断書
…1ヵ月以内に医師が発行したもの
④登録済証明書用はがき
…厚生労働省から送付されたはがき
⑤印鑑(シャチハタ不可)

【言語聴覚士の免許登録】

言語聴覚士の免許登録は、公益財団法人 医療研修推進財団 PMETがおこないます。免許登録の申請手続きの仕方は、下記の連絡先に電話で問い合わせるようにしましょう。

◆公益財団法人 医療研修推進財団 試験登録部
Tel:03-3501-6515

転職・就職を考えている方は今からが狙い目

病院や介護施設のなかには、国家試験合格発表が終了してから求人募集をする職場もあります。毎年2~3月は、職場側も次年度に向けた人員の最終調整を行う時期であり、思いもよらなかった好条件の求人募集を見つけたり、採用が決まりやすかったりすることもあります。
これから専門職として勤務する職場であり、将来のキャリアにつながる働き方を意識したいところ。自分が求める働き方を慎重に考えながら、就職・転職活動を進めていきましょう。

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