診療放射線技師を辞めたいと感じる理由は?転職先についても解説!

最終更新日:2019年12月3日

長年同じ職場・職業で働いていると、ストレスや給料など、何らかの理由で辞めたいと感じることは誰もが経験するでしょう。診療放射線技師のように、国家資格を有する人でなければ就けない仕事であっても同様です。

しかし、本当に今辞めてしまって良いものか、躊躇してしまう人も少なくありません。

そこで今回は、診療放射線技師の仕事を辞めたいと感じている人へ、なぜそのように思うのか、退職者の多くがあげる理由をご紹介します。よくある転職先についても解説するため、転職を考えている人も参考にしてください。

1. 診療放射線技師を辞めたいと感じる理由は?

仕事を辞めたいと思う理由は人それぞれ異なります。人間関係や職場の雰囲気が理由の場合、別の職場へ転職すれば解決する可能性も高いです。しかし、中には診療放射線技師そのものを辞めたいと考えるケースもあります。

単純に今の職場を辞めたいわけではなく、診療放射線技師そのものを辞めたいと考えている人の例を3つご紹介します。

仕事が単調でルーチン作業が多いから

診療放射線技師は、予防や早期治療を重視する現代において注目度の高い仕事です。一方で撮影・報告書作成・治療など、単調なルーチン作業を面倒に感じる人もいます。

毎日同じような検査を繰り返すことは、人によってモチベーションを下げる理由にもなります。ドラマのように華やかな医療現場を想像して診療放射線技師を目指した人にとっては、刺激を感じにくいでしょう。
しかし、毎日繰り返されるレントゲン撮影などの単調な作業が、重大な病気の早期発見につながることもあります。単調な作業に思えることもあるかもしれませんが、重要な役割を担っているという誇りを持つことができれば、モチベーションを維持できるでしょう。

給料アップが見込みにくい

診療放射線技師の仕事を正しく理解していない人の目には、医療機器のボタンやスイッチを押すだけの単純作業に思われることも少なくありません。そのため、医師や看護師をはじめとする同じ医療現場で働く他のスタッフから誤解されやすく、正しい評価がなされないこともあります。

不当な評価は人間関係だけでなく、給料査定にも影響します。厚生労働省が発表する職業別の年収データでは、診療検査技師の平均年収は平成30年で513万円でした。

(出典:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html

ただし、年収には勤務先の医療施設の規模(総合病院・クリニック)や地域も影響しています。満足いかない給料の場合、大きな規模の病院や他地域への転職を検討してはいかがでしょうか。

不規則な生活や業務のプレッシャーがストレスになる

診療放射線技師は、勤務先によって日当直業務を定期的に務めなければなりません。そのため不規則な生活になりやすく、心身の健康に影響を及ぼすリスクがあります。

加えて、病気の有無を必ず特定できる検査結果を出す必要や、ときには放射線治療を成功させなくてはならない、というプレッシャーにさらされやすい仕事です。作業スピードの速さだけではなく、撮影ミスが起こらないよう、入念な確認作業と正確性が求められます。

これら診療放射線技師に特有のプレッシャーがストレスとなり、辞めてしまいたいという気持ちに繋がります。無理をせず、次の項目でご紹介するような対策をとり、自分自身で早めに対処することが重要です。

2. 診療放射線技師を辞める前にできること

診療放射線技師の活躍は、医療現場において欠かせません。しかし、職場のスタッフが正しく価値を理解していなければ、辞めたいと思うこともあるでしょう。

ただ、辞めたいという気持ちは本当に本心からくるものなのか、わからないという人も少なくありません。

ここでは、診療放射線技師を辞める前にできることについて解説します。本当に本心から辞めたいと思うのかどうか、一度確認しましょう。

本当に診療放射線技師が合っていないのか考えてみること

心身的なストレスから診療放射線技師を辞めたいと思っている人は、仕事が合わないのではなく、単純に職場との相性が悪い可能性も考えられます。

まず、本当に診療放射線技師としての仕事が合わないと感じているのかどうか、自問自答しましょう。じっくり考えると、現在の職場における人間関係や忙しさ、評価制度に不満を感じているだけの自分に気づくかもしれません。

そのような場合は、診療放射線技師の仕事ではなく、職場を変えるだけで解決できる可能性が残っています。

休職すること

自覚がなくとも不規則な生活を繰り返していると、心身ともに不調が現れる可能性は否定できません。勤務先の病院が大規模なものであったり、日当直業務を定期的に行っていたりと疲れやすい環境にいる人は、心身を休めることをおすすめします。

心身の疲れが影響し、一時的に診療放射線技師の仕事を辞めたいと思っている可能性があるためです。

休職して心身ともにリフレッシュすると、また現場で活躍したいと思えることがあります。一時的な求職に不安を感じる人は、作業量の少ない病院や日当直の業務がない病院へ転職する手もおすすめです。

転職エージェントを活用すること

診療放射線技師の国家資格を活かすことができる職場は、病院だけではありません。どうしても仕事を辞めたい気持ちが抑えられない場合は、思い切って転職することをおすすめします。

しかし、辞めた後に自力で求人情報を探すことは、リスクを伴います。新しい職場でも前職と似たようなストレスを感じ、再び転職せざるを得ない状況になりかねません。

失敗を避けるためにも、転職エージェントを利用して計画的に転職を進めることをおすすめします。

3. 診療放射線技師の人によくある転職先

診療放射線技師の転職先は、医療施設や各検査機関だけに留まりません。経験や知識を活かし、多くの技師が以下のような職場で活躍しています。

  • ・医療機器メーカー
  • ・治験関連企業
  • ・業種問わず営業や接客業

医療機器メーカーでは、これまでの経験を活かしデモンストレーションや顧客サポートの業務を担当します。臨床経験に基づいた商品の魅力を発信することは、新たな顧客獲得につながります。

治験関連企業では、治験コーディネーターとして治験被験者のスケジュール管理などを行ったり、臨床開発モニターとして医薬品開発に携わったりします。
未経験でも応募可能な求人が一定数ありますが、ある程度の臨床経験を応募条件とする求人も多く見つかります。そのため、医療系の経験を無駄にすることなく、きちんと活かして転職したい人に最適です。

その他、営業や接客業に転職する人も少なくありません。日常的に患者やスタッフなど多くの人間と接する診療放射線技師は、デスクワークよりもコミュニケーション能力を活かした仕事のほうが馴染みやすい傾向にあります。

医療業界から一歩離れた場所でさまざまな経験を積みたい人は、一時的にでも異なる業種の営業や接客業への転職も視野に入れてはいかがでしょうか。

4. 転職する際に意識するべき点は?

診療放射線技師としての経験や、知識を活かせるような他の医療職に転職する場合は、ある程度の臨床経験がアピールポイントとなります。
しかし、異業種への転職を視野に入れている場合は、転職する時期の早い・遅いを意識する必要があります。その理由は、転職時の年齢が関係するためです。

一から育てやすく、年齢的に長く働いてくれそうな若い人ほど、転職の成功率が上がります。企業によっては具体的に制限年齢を設けている場合もあり、30代以降は事前に確認することをおすすめします。

診療放射線技師としての仕事や職場が向いていないと感じたら、早めに見切りをつけて新しい業界や職場を探す思い切りの良さも、ときには必要です。具体的な行動ではない場合でも、転職サイトや求人票をチェックするだけで自分自身を見つめなおすきっかけとなります。

また、転職時はこれまでの診療放射線技師としての経験が、どのように活かせるのかを考えなければなりません。転職希望先では医療業務の経験だけではなく、コミュニケーション能力や仕事の正確さなど、業界問わず高評価となる部分をアピールしましょう。

まとめ

診療放射線技師を辞めたいと思ったときは、辞めたいと思った理由や、仕事自体を辞めたいのか・ただ職場を離れたいのかといった部分をはっきりさせましょう。

職場を変えるだけで解決できる場合と、診療放射線技師の仕事そのものから離れるほうが解決できる場合があるためです。

診療放射線技師として活躍できる場は、医療現場だけではありません。転職したい理由を明確化したら、専門の転職エージェントに相談して、自分に合った職場や働き方を見つけてください。

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