山形県で管理栄養士/栄養士として働いている方は約1,000人で、月の平均労働時間は165時間（全国比±0時間）となっています。また、山形県における管理栄養士/栄養士の平均年収は385.2万円で、全国平均の367.6万円よりも高い状況です。
管理栄養士/栄養士の有効求人倍率は、全国平均が2.03倍なのに対して、山形県は0.80倍。やや低い傾向にあります。一方で、山形県には病院が67施設、クリニックが726施設、介護施設が1,927施設あり、管理栄養士/栄養士として働ける施設が豊富です。さまざまな求人の中から、ぜひ自分の条件に合った職場を探してみてください。
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山形県は、さくらんぼ・ラフランスの生産量が全国1位であり、果樹王国として有名です。一方で、情報通信機械や電子部品などの産業も活発な特徴があります。また、山形市は東北唯一の政令指定都市である宮城県仙台市と隣接していることから、宮城県からも多くのビジネスマンが通う街です。
本記事では、山形県における管理栄養士・栄養士の勤務事情と平均給与を解説します。山形県で管理栄養士・栄養士として働くことを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
山形県の人口は1,060,158人であり、面積は全国9位を誇っています。
（出典：山形県「山形県の人口と世帯数（推計）（令和3年3月1日現在）について」/https://www.pref.yamagata.jp/020052/kensei/shoukai/toukeijouhou/jinkou/jinkm.html）
山形県は自然も多いため、人々が伸び伸びと暮らすことができ、県全域が落ち着いた雰囲気であることが特徴です。
山形県は庄内地方・最上地方・村山地方・置賜地方に分かれており、県庁所在地である山形市のほかにも、天童市や米沢市、酒田市などの主要市があります。また、庄内地方の鶴岡市には国宝の羽黒山五重塔、村山地方の山形市・上山市には全国的に有名な観光地の蔵王など、各地方に独自の文化や伝統がある点も魅力的です。
さらに、山形県を代表する農産物のひとつである「さくらんぼ」は、全国生産量の約7割を占めています。
一方で、山形県は少子高齢化が進んでおり、令和元年10月1日時点の高齢化率は33.4％と、全国6位の数値です。
（出典：山形県「山形県高齢社会関係データ集 令和2年」/https://www.pref.yamagata.jp/090002/kenfuku/koreisha/medemiru.html）
そのため、山形県には高齢者向けの福祉施設が多く、高齢者への支援や健康の保持増進のために、管理栄養士・栄養士の募集が積極的に行われています。地域の結びつきも強いため、県と住民が一体となって福祉に取り組んでいることも特徴のひとつです。
山形県で働きたいと考える管理栄養士・栄養士の人の中には、山形県ならではの管理栄養士・栄養士事情を知りたい人も多いのではないでしょうか。
全国平均と比較すると、山形県の管理栄養士・栄養士は「平均年齢・平均給与」にやや違いが見られます。
以下では山形県で働く管理栄養士・栄養士の、年齢／勤続年数・勤務時間の特徴について解説します。
はじめに、山形県の管理栄養士・栄養士における平均年齢／勤続年数は、下記のとおりです。
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | |
|---|---|---|
| 山形県 | 34.9歳 | 8.3年 |
| 全国 | 36.9歳 | 8.3年 |
（出典：厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html）
山形県の管理栄養士・栄養士における平均年齢は34.9歳であり、全国平均の36.9歳よりも若いことがわかります。
県全体としては少子高齢化が進んでいるものの、管理栄養士・栄養士は若い人が活躍していることが特徴です。経験者優遇の求人数も多いため、ベテランの人が活躍できる場所も豊富と言えます。
また、平均勤続年数は全国平均と同様の8.3年となっています。山形県で管理栄養士・栄養士として働く場合は、長期的な目線での就業が可能です。
次に、山形県で働く管理栄養士・栄養士の平均勤務時間について、全国平均との比較を下記の表を用いて紹介します。
| 平均勤務時間 | |
|---|---|
| 山形県 | 171時間 （うち5時間が時間外労働） |
| 全国 | 171時間 （うち5時間が時間外労働） |
（出典：厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html）
山形県における管理栄養士・栄養士の平均勤務時間は、全国平均と同様の171時間です。さらに細かく見ると、時間外労働も全国平均と同様の5時間となっています。
勤務時間が短い施設や残業が少ない施設も多いため、山形県の管理栄養士・栄養士は、プライベートも充実させやすいでしょう。ただし、勤務時間は勤務先や業務内容に左右される場合も多いため、就職先を探す段階で労働条件を確認することが大切です。
最後に、山形県における管理栄養士・栄養士の平均給与を解説します。下記は山形県における管理栄養士・栄養士の平均給与をまとめた表です。
| 平均給与（年収） | |
|---|---|
| 山形県 | 約355万円 |
| 全国 | 約373万円 |
（出典：厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html）
山形県の平均給与は、全国平均よりも約18万円低い傾向にあり、1か月あたりに換算すると、約15,000円の差です。
「管理栄養士」は厚生労働省によって認定される国家資格であり、病気や高齢の人に対して専門知識をもって栄養マネジメントを行う仕事です。主な活躍場所には病院や福祉施設があります。
一方で「栄養士」は、都道府県が認定する国家資格です。献立作成などの給食業務全般や栄養指導が主な仕事であり、食事に関する幅広い分野で活躍します。
管理栄養士と栄養士では、栄養士の上位資格にあたる、管理栄養士のほうが高収入の傾向です。そのため、管理栄養士の場合は山形県の平均給与である、約355万円を上回りやすいと言えるでしょう。
ただし、給与は勤務先によって大きく異なります。そのため、求人情報などを参考に勤務先を吟味することで、栄養士でも平均給与を超えることは十分に可能です。
山形県は、高齢化率が全国6位と少子高齢化が進んでおり、管理栄養士・栄養士を募集する施設が多くあります。
山形県における管理栄養士・栄養士事情としては、平均年齢が全国平均よりも若く、平均勤務時間は全国と同程度であることが特徴です。平均給与は全国平均より低くなっています。
ただし、給与は勤務先によって大きく異なるため、就職先をよく検討することで、全国平均を上回る収入を得ることが可能です。
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※当記事は2021年4月現在の情報を基に作成しています
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