2007年2月
和歌⼭県紀の川市古和⽥240
2023年入職。人と関わるのが好きで、銀行員時代に日本語教師の資格を取得。ボランティアとして在留外国人に日本語を教えることも。パワーの源は休日にしっかり休むこと。食べ歩きや琴が趣味。
長く銀行に勤務し、漠然と50歳を機に福祉の仕事をしようと考えていました。てんかんを持つ家族がいて、学生の頃から作業所や施設にボランティアで関わり、支援者も障がい者もいきいきされている姿を目にして素敵だなと思ったんです。これまで働いて培ったスキルが役立つのは就労継続支援A型だろうと考え、ソーシャルインクルージョンヴィレッジのHPを見たときに楽しそうでワクワクして、新規事業ということもあって勉強もできると思いました。
携わっている就労継続支援A型は、基本的に障がいのある方が利用される福祉サービスです。現在メインの仕事として三郷町さんから業務委託を受け、サテライトオフィスの建物の維持管理として清掃や接客の仕事と、東京ドーム3個分ほどの大学跡地の草刈りや生け垣の剪定を行っています。そのほかにもチラシの仕分けや缶バッジの作成など軽作業もあります。利用者さんと同じ仕事を一緒にしながら、一人ひとりとコミュニケーションを取り、信頼関係を築いています。人と人として関わる中で意見がぶつかることや、仕事の支援をするために厳しいことを言う場合もありますが、同じ目線でしっかり向き合うことを心がけています。
障がいのある方には得意不得意がありますが、現状では提供されている仕事をするしかない形がほとんどです。しかし、ここではさまざまな業種や仕事の幅があり、「これならやりがいをもってできる」と選択していただけます。また、生産収益からお給料を払わないといけない事業所では、どうしても作業効率や生産性が優先され、利用者さんの気持ちが後回しになりがちです。私たちは約1年前にゼロからスタートし、利用者さんにご協力いただき、意見を吸い上げながら一緒に仕事を構築しています。「2年目も一緒にやるわ」と言って毎日通所してくださるということは、精神的に安定し、しっかり働き、笑顔で帰り、次の日を楽しみにしていただいている証だと思っています。
作業環境や支援の基盤が整っていくのを目の当たりにできるのはやりがいがあり、常にわくわく感が継続しています。福祉の仕事は結果が見えにくいですが、当法人は年に1回、「この仕事ぶりがすごい」といった評価を投票で行うシステムがあります。現場の意見も反映され、「草刈り機が欲しい」といった要望には、日本初のラジコン操作で草刈りができる機械を導入するなど、スピーディに対応してもらえます。就労支援の職員は全員が転職組で、さまざまな職場経験があり、互いに頼り合いながら同じ方向を向いているので心強いです。
2007年2月
和歌⼭県紀の川市古和⽥240
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