小児リハビリ、療育で
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子どもたちとコミュニケーションをとりながら支援していく小児分野はやりがいのある仕事です。
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小児リハビリとは発達障害や身体に不自由がある子どもたちのための、運動機能の向上・維持や発達の促進を促すリハビリの分野です。その中でも「療育」とは発達支援とも呼ばれ、障害のある子どもたちが社会参加できるようにするための支援全般を指します。
小児リハビリや療育は専門的な経験と知識が必要な分野でもありますが、未経験の方でも応募可能な専門家とチームを組んで相談しながら業務にあたれる求人もあります。意欲の高い方はチャレンジ可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。
応募先が求めている人材によってはアピールするべき経験やスキルが変わります。未経験の場合は志望動機や人柄が重視される傾向があります。専任アドバイザーが応募先ごとの面接対策をお伝えしますので、不安な点はなんでもご相談ください。
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- 目次
1. 小児分野で働く理学療法士(小児理学療法士)とは?
小児分野で働く理学療法士は「小児理学療法士」と呼ばれ、その名の通り子どもを対象としたリハビリを行っています。
ひと口に子どものリハビリといっても、けがや病気、障害の程度はそれぞれに異なります。また、幼児と小学生では体格も違ってくるでしょう。そのため、小児理学療法においては「大人以上にきめ細かな視点」と、「一人ひとりの状態に合わせたサポート」が必要とされます。
また、小児理学療法では子どもにリハビリを楽しんでもらえるように、おもちゃやレクリエーションを取り入れることもあります。小児理学療法士が実施するリハビリの事例は以下の通りです。
- 運動発達の援助
- 呼吸の援助
- 脳神経外科手術後の運動療法 など
子どもへのリハビリに加えて、ご家族や学校へのアドバイスを行うのも小児理学療法士の役割です。リハビリがうまく進んでいるか、現時点でどのような介助が必要かなど、ご家族が知りたい情報をきちんと伝えるように心がけましょう。
1-1. 小児理学療法士が活躍できる主な職場は?
小児理学療法士は、さまざまな職場で活躍できる職種です。ここでは代表的な職場を3つご紹介しましょう。
●小児理学療法士が活躍できる主な職場
- 病院・クリニック
-
病院・クリニックに勤務する小児理学療法士は、運動や言葉の遅れ、発達障害、高次脳機能障害などの子どもに対して、工夫を凝らしたリハビリを行います。
基本的には外来でのリハビリが多い傾向ですが、なかには数か月入院して集中的にリハビリを行う施設もあります。運動機能の獲得、二次的障害の予防、呼吸に対するリハビリなど、実施されるリハビリの種類はさまざまです。 - 放課後等デイサービス
-
障害を持つ子どもが、放課後や長期休暇の間に通う施設を「放課後等デイサービス」と呼びます。
放課後等デイサービスで働く場合の特徴として、「子どもと接する時間が長くなること」が挙げられます。そのため、理学療法の知識・スキルに加えて、子どもとの関係性をうまく構築する能力が求められるでしょう。なお、実施されるリハビリの内容は、病院・クリニックと大きく変わりません。 - 児童発達支援センター
-
児童発達支援センターとは、障害のある未就学の子どもを対象に、日常生活に必要な基本動作の指導や、自立するのに必要な技能・知識の習得、集団生活に順応していくための訓練などを行う施設です。
児童発達支援センターには、福祉サービスを提供する「福祉型」と、福祉サービスに加えて治療も行う「医療型」があり、1人ひとりに合ったアプローチで生活能力の向上をサポートするのが、理学療法士の役割となります。
職場ごとに特徴や役割は異なりますが、どの職場においても小児理学療法士が重要な存在であることに変わりはありません。
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小児理学療法士がさまざまな場所で求められていることからも分かるように、一般の病院やクリニックでは小児理学療法の需要が年々高まっています。しかし、その一方で小児理学療法の実態(実施状況や対象疾患、人員配置、社会的ニーズなど)については、十分に把握されていないままでした。
そうした状況を打開し、社会的背景に即した小児理学療法を提供するために、日本理学療法士協会は約6,000施設を対象にアンケート調査を実施。2017年に「小児リハビリテーション実態調査報告書」として公表しています。
ここでは報告書の内容をもとに、病院・クリニックにおける小児リハビリテーションの実施状況についてご紹介します。
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関連記事 続きを読む2-1. 小児患者の主な対象疾患は?
小児患者の対象疾患としては、「骨・関節疾患」が43.4%でもっとも多くなっています。また、35.0%の「無回答」を除くと、24.0%の「脳性麻痺」が2番目に多い状況です。
そのほかの対象疾患と割合は、以下の通りです。
- 骨・関節疾患
- 43.4%
- 脳性麻痺
- 24.0%
- 神経・筋疾患
- 20.1%
- 精神運動発達遅滞
- 17.6%
- 発達障害(自閉症・
協調性運動障害など) - 14.9%
- 脊髄性疾患
- 14.3%
- 染色体異常
- 14.2%
(出典:公益社団法人 日本理学療法士協会「小児リハビリテーション実態調査報告書」/https://www.japanpt.or.jp/assets/pdf/activity/investigation/syouni_houkokusyo_2016.pdf)
なお、「骨関節疾患」には、骨折や先天性内反足、ペルテス病などのほか、スポーツ外傷が含まれている可能性がある点に留意が必要です。
2-2. 小児理学療法が行われている診療科は?
小児理学療法が行われている診療科は、「整形外科」が78.1%でもっとも高い数値となっています。病院を中心とした調査であることから、整形外科でリハビリが実施されているのはごく自然な結果と言えるでしょう。
一方で、「循環器科」(62.0%)や「消化器科」(61.8%)、「呼吸器科」(48.7%)などの数値も高く、整形外科や小児科以外にも多くの診療科で小児理学療法が実施されていることがわかります。そのほかの診療科と数値は以下の通りです。
- 整形外科
- 78.1%
- 循環器科
- 62.0%
- 消化器科
- 61.8%
- 呼吸器科
- 48.7%
- 神経内科
- 41.9%
- 脳神経外科
- 39.7%
- 消化器外科
- 38.9%
- 小児科
- 35.8%
(出典:公益社団法人 日本理学療法士協会「小児リハビリテーション実態調査報告書」/https://www.japanpt.or.jp/assets/pdf/activity/investigation/syouni_houkokusyo_2016.pdf)
表には掲載されていませんが、形成外科(19.9%)や精神科(18.9%)などの診療科でも、小児理学療法が行われていました。
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関連記事 続きを読む2-3. 小児患者の理学療法を担当するスタッフの種類は?
小児患者の理学療法を担当するスタッフとして、リハビリ科に所属する割合がいちばん高かったのは「理学療法士」(99.7%)でした。とはいえ、「作業療法士」(82.8%)や「言語聴覚士」(69.6%)もそれぞれ高い割合を示しており、多職種がリハビリ科で活躍できる体制の施設が多いことがわかります。
なお、リハビリ科に所属する理学療法士の平均人数を、常勤・非常勤に分けると以下のようになります。
- 常勤の理学療法士
- 13人
- 非常勤の理学療法士
- 1人
また、小児患者の担当スタッフを職種別に比較すると、「理学療法士」が57.2%でもっとも高い数値となっています。小児患者を担当する理学療法士の平均人数を、常勤・非常勤に分けた場合の数値は以下の通りです。
- 常勤の理学療法士
- 5人
- 非常勤の理学療法士
- 0人
(出典:公益社団法人 日本理学療法士協会「小児リハビリテーション実態調査報告書」/https://www.japanpt.or.jp/assets/pdf/activity/investigation/syouni_houkokusyo_2016.pdf)
2-4. 小児患者で実施している評価・介入は?
小児患者で実施している評価・介入のうち、いちばん多かったのは「関節可動域練習」(72.2%)で、「筋力増強練習」(65.4%)、「歩行練習」(62.0%)を含めた4項目が50%を超えています。
そのほか、実施している評価・介入の種類と数値は以下の通りです。
- 関節可動域練習
- 72.2%
- 筋力増強練習
- 65.4%
- 歩行練習
- 62.0%
- 姿勢動作練習
- 50.8%
- ADL練習
- 48.3%
- 移動・移乗練習
- 47.6%
- 応用動作練習
- 44.8%
- 用動作練習ポジショニング
(良肢位・発達促進) - 37.8%
(出典:公益社団法人 日本理学療法士協会「小児リハビリテーション実態調査報告書」/https://www.japanpt.or.jp/assets/pdf/activity/investigation/syouni_houkokusyo_2016.pdf)
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関連記事 続きを読む3. 小児理学療法士の給料相場は?
厚生労働省のデータによると、理学療法士の平均年収は以下の通りです(ただし、年収データは作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士を含む統計値です)。
- 男女平均
- 約427万円
- 男性
- 約443万円
- 女性
- 約407万円
(※出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html)
平均年収を男女で比較すると、男性のほうがやや高くなっています。しかし、実際の年収額は職場の環境や待遇、キャリアなどによって変化するので、あくまで目安として捉えておきましょう。
事実、マイナビコメディカルの募集要項では、「モデル年収440万円~」を提示する求人も見られました。また、基本給に加えて通勤手当や調整手当、資格手当などが充実している求人も多い傾向にあります。そのため、先に紹介した男女平均以上の給料になる可能性は十分にあるでしょう。
なお、給料額を確認する際は「月給〇万~〇万円」といった数字に「手当」が含まれるのかをチェックすることが大事です。手当が含まれた金額かどうかを把握しておけば、想定年収がよりイメージしやすくなります。
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最後に、小児理学療法士に向いている方の特徴について解説します。以下に当てはまる方は「向いている」と言えるでしょう。
- 子どもと接することが好き
- 子どもの状況に合わせた理学療法ができる
- 子どもをサポートしたいという思いがある
小児分野で働く上で、子どもと接することが好きかどうかは重要です。どのような子どもにも分け隔てなく接することができる方は、仕事に楽しさを感じられるでしょう。
また、子どもの特性や状況に応じた理学療法ができることも、小児理学療法士にとって必要な能力です。例えば、障害が「先天性」か「後天性」かによっても、子どもに対するアプローチは異なります。1人ひとりにきめ細かく対応するのは大変なことですが、リハビリを受けた子どもが元気になる過程を見守るのは、小児理学療法士にとって大きなやりがいになるでしょう。
また、リハビリは子どもの日常生活をサポートすることでもあるため、「子どもたちに寄り添いたい」という気持ちが強い方も、小児理学療法士として活躍できるでしょう。
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まとめ
当記事では、小児分野で働く理学療法士を取り上げて、働く場所や小児リハビリテーションの状況、向いている方の特徴などをご紹介しました。子どもと接することが好きで、「子どもをサポートしたい」という気持ちが強い方は、小児分野で働くことを検討してみると良いでしょう。
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