理学療法士の働く場所・就職先を紹介!

最終更新日:2021年10月12日
 公開日:2021年2月15日

理学療法士は、身体機能に障害を抱えた方の機能回復をサポートする、人気が高いリハビリ専門職です。理学療法士の資格勉強中または資格取得したてで、理学療法士がどのような場所で働けるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、理学療法士の具体的な就職先と、施設ごとの特徴について解説します。理学療法士の働き方を考えて就職活動を行いたい方はぜひ参考にしてください。

理学療法士の主な就職先

理学療法士の就職先というと、医療現場や高齢者福祉施設を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。

もちろん、理学療法士は医療職・介護職としての需要が高いものの、他に養成学校やスポーツ分野などの就職先も見つけられます。

理学療法士の就職先について知り、自分の希望する働き方があるかを考えてみてください。

医療施設

理学療法士にとって、医療施設は一般的な就職先です。
医療施設で働く理学療法士は、医師や看護師など他医療スタッフと連携しながら病気の治療に努めます。

理学療法士の主な仕事内容は、以下の3つです。

  • ・患者や家族とのコミュニケーション
  • ・機能訓練プログラムの立案
  • ・リハビリの指導や支援

入院設備がある医療施設では、入院患者の体力低下を予防する体力維持訓練も行います。
各施設の特徴を見てみましょう。

〇病院
病院勤務の理学療法士は、主に疾患やケガが原因で身体機能に障害がある方の機能回復を行います。一般病院・総合病院・大学病院など病院の種類によって規模は異なり、規模が大きいほどさまざまな症状の患者と接することが特徴です。

〇診療所
診療所は外来患者が基本であり、新規の患者が毎日のように訪れます。新しい機能回復プログラムを作成することが多くなるため、診療所で働く理学療法士は患者とのコミュニケーションが重要です。

〇リハビリテーションセンター
リハビリテーションセンターは、幅広い年齢の方にリハビリテーション医療を提供するための医療機関です。施設利用者は日常生活に支障がある方であり、理学療法士はコミュニケーションを取りながら機能回復に向けた訓練・指導を行います。

【関連リンク】マイナビコメディカルで
病院勤務の理学療法士求人を探す
【関連リンク】マイナビコメディカルで
クリニック勤務の理学療法士求人を探す

社会福祉施設

運動機能に障害がある方のサポートを行う理学療法士は、社会福祉施設で働くこともできます。社会福祉施設における理学療法士の仕事内容は、基本的に医療施設と大きく変わりません。
しかし、施設ごとにサービス提供の方針が定められているため、理学療法士は施設の方針を理解して機能回復を提供する必要があります。

〇児童福祉施設
児童福祉施設では、自分の体を思うように動かせない子どもの基本動作訓練が主な仕事です。子どもは理学療法士の指示に従ってくれないケースもあるため、根気強く接することができる方に向いています。
怖がらせたり、トラウマが残ったりしないように注意しなければなりません。

〇身障者福祉センター
身障者福祉センターでは、車椅子や義肢などの装具を付けた方に機能回復訓練や生活訓練を行います。利用者の方は自宅から通所しているため、本人や家族の方とよく話し合い、日常生活で支障が出ないように訓練を行うことが必要です。

〇デイケアセンター
デイケアセンターは、医師の指導により理学療法・言語療法・作業療法などを行う通所型施設です。理学療法士は利用者の送迎を行い、施設内で運動療法や物理療法を行います。

介護関連施設

介護関連施設で働く理学療法士は、加齢などの影響で日常動作が難しくなった方に機能回復訓練を行います。
介護士や作業療法士・言語聴覚士の方と情報共有しながら仕事を行うことが特徴です。
主な仕事内容は医療施設と同じであるものの、利用者は高齢であるため、心身の健康状態を損なわないよう注意しなければなりません。

〇高齢者介護施設
介護老人保健施設などに代表される高齢者介護施設では、要介護高齢者の自宅復帰を目的とした看護・介護サービスを提供しています。基本的に入所期間が限定されているため、理学療法士は期間内に自宅復帰できるような訓練プログラムを組むことが必要です。

〇特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、自宅生活が困難な高齢者に介護サービスを提供する施設です。利用者の入所期間制限がなく、高齢者にとって終の棲家となることもあります。理学療法士は高齢者が楽しく過ごせるよう、機能訓練のほかにレクリエーションも行うことが特徴です。

〇在宅介護支援事業所
施設入所ではなく自宅で介護を受けたい方のために、在宅介護サービスを提供する施設です。担当のケアマネジャーが利用者に沿ったケアプランを作成し、理学療法士はケアプランに沿った機能訓練を行います。

【関連リンク】マイナビコメディカルで
介護福祉施設勤務の理学療法士求人を探す

教育・研究施設

理学療法士が活躍できる場は、教育・研究施設にもあります。
教育機関では専門学校や特別支援学校で教鞭を取り、研究分野は理学療法に関わる技術研究など、働き方は多彩です。
勤務する施設によって求められる能力や働き方が異なるため、施設ごとの特徴を把握しておきましょう。

〇理学療法士養成校
理学療法士を志す学生たちを対象に、国家試験を合格するための基礎科目授業や臨床実習指導などを行います。勤務する理学療法士は学生に教える立場であるため、一定の現場経験や実績が必要です。

〇研究施設
大学などの研究施設で、医療機器や理学療法技術の研究開発を行います。研究成果は販売される製品や論文発表として形となり、さまざまな人の役に立つことが魅力です。
ただし、リハビリや機能訓練に直接関わることは少なくなります。

〇特別支援学校
特別支援学校で働く理学療法士は、障害を持つ生徒に対する支援者としてだけでなく、教員としても関わります。理学療法士が特別支援学校に入職するためには、特別免許状または自立活動教諭免許の取得が必要です。

【関連リンク】マイナビコメディカルで
保育園勤務の理学療法士求人を探す

行政関連施設

保健所や役場などの行政関連施設も、理学療法士の需要があります。
行政関連施設で働く理学療法士は、地域住民の福祉相談やリハビリ指導などが主な仕事内容です。
なお、行政関連施設で働く場合は公務員となるため、公務員試験を受ける必要があります。

〇保健所
保健所で働く場合は、一般的な保健所の事務仕事や訪問リハビリテーションを行うこととなります。開催されるリハビリ教室の指導も仕事の一つです。

〇保健センター
保健センターは地域住民の健康推進を目的として、健康診断や保健指導などを行う施設です。理学療法士は在宅療養の方を訪問し、訓練方法や口腔衛生・生活環境などを指導することもあります。

〇都道府県庁・市町村役場
都道府県庁や市町村役場で働く理学療法士は、一般的な事務仕事のほかにリハビリ相談なども受け付けています。

【関連リンク】マイナビコメディカルで
訪問リハ(在宅医療)の理学療法士求人を探す

一般企業

理学療法士の中には、医療・介護施設や研究施設だけでなく、一般企業で活躍する人も一定数います。
一般企業で働く理学療法士は、高年収を目指しやすいことが特徴です。
以下に紹介する業種以外にも、住宅メーカーや出版社など、理学療法士が活躍できる場は豊富に用意されています。

〇療機器メーカー
高齢者用の医療機器やリハビリ用品を開発する医療機器メーカーにおいて、理学療法士は高い需要があります。製品使用者の健康・利便性を損なわない製品開発を行うことが、理学療法士の役割です。

〇スポーツトレーニング施設
スポーツトレーニング施設における理学療法士の仕事内容は、施設利用者のリハビリやケガ予防です。動作分析と障害評価を行い、動作改善により利用者のパフォーマンス向上を行います。

〇スポーツチーム
スポーツチームでは、理学療法士はスポーツトレーナーとしてチームを支えます。スポーツトレーナーは選手の指導・ケアを中心と行うため、運動学や該当スポーツに関する高度な知識が必要です。

【関連リンク】マイナビコメディカルで
企業勤務の理学療法士求人を探す

理学療法士の主な仕事内容に大きな変わりはないものの、働く場所によっては、働き方はもちろん、給料や福利厚生も異なります。
まずは「自分が理学療法士として、どのように活躍したいか」と目的を明確にしたうえで、希望の働き方を実現できそうな就職先を選ぶことをおすすめします。

まとめ

理学療法士は身体機能が低下した人にリハビリを施す職業であり、さまざまな働く場所があります。

求人募集が見つかりやすい就職先は、やはり医療施設や社会福祉施設・介護関連施設です。
利用者に寄り添ってリハビリを行えるため、理学療法士のやりがいを感じやすい働き方といえるでしょう。

しかし、ここまで紹介したように、研究施設や一般企業でももちろん活躍することができます。ここまでの内容を参考に、ぜひ自分に合った働き方ができる職場を探してみてください。

【関連リンク】マイナビコメディカルで
理学療法士求人を探す

信頼と実績のマイナビが運営する
安心のサービスです

理学療法士(PT)の転職ノウハウ

理学療法士(PT)の記事一覧を見る