管理栄養士の主な働く場所8つ|将来性や転職時のポイントも

最終更新日:2021年12月27日
 公開日:2020年11月18日

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管理栄養士は、栄養指導から栄養管理・献立作成、調理まで行う、社会的にも需要の高い仕事です。
管理栄養士が活躍できる場面は数多くあげられ、一口に栄養指導・栄養管理といっても、求められる領域は、働く職場によって大きく変わります。

そのため、管理栄養士を目指す際や、管理栄養士として違う職場への転職を考えている際は、自分に合った職場を選ぶことが大切です。

この記事では、管理栄養士が活躍する主な働き場所を8つあげるとともに、将来性や転職時に押さえておくべきポイントを紹介します。

管理栄養士の主な職場8つ|医療現場からフリーまで活躍可能

管理栄養士は、人々の健康を支える「食」に関しての支援や、知識の提供、栄養に配慮した調理を行うことが主な仕事です。
しかし、職場によって任される仕事が異なるため、転職や就職を行う際は、職場に応じた業務内容や、求められる知識・技術を必ず確認しましょう。

以下では、管理栄養士が活躍する主な8つの職場を紹介します。
基本的な業務内容や転職・就職が向いている人に関して紹介するため、ぜひ参考にしてください。

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病院

近年では、栄養サポートチーム(NST)を設ける病院も増加傾向にあり、従来以上に人材の需要が高まっています。

〇業務内容
入院中の患者に対し、栄養食事指導や栄養管理を行うことが主な仕事です。
また、入院患者のみだけでなく、糖尿病や高血圧症など食生活の改善が必要な外来患者に対しても栄養指導を行います。

〇向いている人
管理栄養士として、食生活の面から「医療」に貢献したいと考えている人にはおすすめです。
また、医師や看護師、調理師などチーム全体で患者に関わるため、コミュニケーション能力が高い人は、活躍できる傾向にあるでしょう。
相手の意見を聞く協調性や、よりよい治療のために発言・提案する積極性も求められます。

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福祉施設

高齢者や障がい者向けの福祉施設などでも、利用者の健康を支えるために管理栄養士の存在が欠かせません。

〇業務内容
医師・歯科医師・介護職員と連携して、献立作成・食事の提供・栄養管理を行います。
特に「調理業務」を行うことが多く、「きざみ食」「ミキサー食」などの、個々の利用者に配慮された食事を作る技術も必要です。

〇向いている人
「人に対して尽くしたい」「管理栄養士として社会に貢献したい」という思いが強い人は、福祉施設は適しているといえます。
また、調理業務が好きな人にもおすすめです。

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学校

小中学校あるいは学校給食センターでは、子どもたちの成長を支える役割を担います。

〇業務内容
成長期に適した献立の作成・食材の手配・調理場の衛生管理など業務内容は多岐にわたります。
学校栄養職員として働くほか、栄養教諭免許を有する場合は実際に給食の授業を行うなど、子どもの食育に大きく関わることが可能です。

〇向いている人
「子どもの成長に貢献したい」「子どものそばで働きたい」と思う人にはおすすめです。
地域自治体と連携して食育を行うこともあるため、各地域の郷土料理に詳しい人は、その知識を活かす機会も比較的多いといえます。

保育園・児童養護施設

保育園や児童養護施設など児童のための福祉施設では、0歳から18歳までの子どもたちをサポートします。

〇業務内容
食事アセスメントに基づいた食育・食事計画を作成し、保護者や保育士、医師などと連携して、安心かつ安全な食事の提供と栄養管理を行います。
子どもたちが食に対して興味を持ち、好き嫌いなく食べられるようになるための食育を行うことも重要な仕事です。

〇向いている人
人手不足の職場では保育士のサポートを行う場合もあるため、子どもと接することが好きな人が求められます。
食物アレルギーに配慮した食事や、離乳食や幼児食を作ることも多いため、調理が好きな人にも向いているでしょう。

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保健所

保健所や保健センターなどで活躍する場合、行政栄養士と呼ばれることがあります。

〇業務内容
地域住民の健康増進を目的としており、健康教育のためのイベントや栄養相談会を開催することが主な業務内容です。
また、各飲食店の衛生環境確認・給食施設での栄養管理指導・行政調査のサポートなども行います。

〇向いている人
乳幼児から高齢者まですべての層に対応するため、「地域全体の食生活・栄養意識の向上」を担う意思がある人に向いています。

スポーツ・美容施設

スポーツ業界や美容業界など、美しく健康的な体を求める人へ、栄養に関する知識を活用したサポートを行います。

〇業務内容
勤務先によって異なり、顧客と直接関わる場合は、サロンやジムなどで、栄養指導・レシピの提案・健康美容食品の販売が主な業務となります。
一方、間接的に関わる場合は、各メーカーでの食品開発などがあげられます。

〇向いている人
スポーツや美容関係が好きで、最新の情報を取り入れることが苦手でない方には、おすすめの職場です。
トレーニング内容に応じた指導や、ニーズに合った商品企画など、いずれの勤務先でも判断力や企画力が求められます。

研究機関

企業や大学などの研究機関も、管理栄養士が活躍できる場のひとつです。

〇業務内容
栄養学に関する研究や、企業であれば新たな食品の開発に携わります。
大学などの研究機関であれば、研究室に所属し、昼夜研究を行い、論文発表を行うことが一般的です。
企業の場合は食品・外食・医療品メーカーなどで勤務を行います。

〇向いている人
研究に励むことが得意な人のほか、管理栄養士の養成施設などの教育機関では教員として指導力を持つ人が求められます。

フリーランス

特定の企業や機関に所属せずとも、フリーランスの管理栄養士として活躍が可能です。

〇業務内容
栄養に関する知識を活かして料理教室を催したり、フリーランスのフードコーディネーターとして活動したりすることがあげられます。
近年では、SNSを活用してインフルエンサーのように活動する管理栄養士も増えています。

〇向いている人
自分自身で仕事を見つけ、事業を展開していく必要があるため、チャレンジ精神が旺盛な人はおすすめです。
ただし、フリーの管理栄養士で生計を立てる人は少ないため、ある程度の覚悟が求められるでしょう。

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管理栄養士の将来性|国家資格が強み

仕事を長く続けるうえで、多くの人が重視することのひとつが「職種や業界の将来性」です。
管理栄養士の場合、以下2点の理由から、将来性は比較的高いといえます。

・国家資格であること
・高齢化社会の進行と食意識の向上

管理栄養士の最大の魅力は、管理栄養士資格が「国家資格」であることです。
そのため、結婚や出産などライフステージの変化にともない、一時的に離職せざるを得ない場合も、資格を活かして再び働きやすいといえます。
女性が働きやすい環境が重視される時代であることも、女性の管理栄養士にとっては追い風となるでしょう。

また、高齢化社会の進行や、個人の食意識の向上により、日本各地で管理栄養士の需要が高まっている点も重要なポイントです。

高齢化が進めば、自ずと介護施設・福祉施設での需要は高まります。
また高齢者に限らず、現代人の多くは生活習慣病のリスクにさらされているため、医療機関でも管理栄養士の需要は上昇傾向です。

さらに、食意識が向上していることで、管理栄養士が利用者を徹底サポートするジムなど、新たな活躍の機会も生まれています。

もちろん、前述したとおり医療機関や福祉施設のほかに、一般企業などでも求人が多数存在するため、管理栄養士の将来性は十分に期待できるでしょう。

今の職場で悩む場合は「管理栄養士資格を活かした転職」もおすすめ

管理栄養士は、勤務先に幅広い選択肢があるため、ひとつの職場にこだわる必要はありません。
現在働いている職場でキャリアアップが見込めない場合や、自分に合わないと感じている人は、管理栄養士資格を活かした転職を検討することも、ひとつの選択肢です。

転職するときの重要なポイントは、以下の2点があげられます。

ポイント①業務内容を確認する
勤務先によって業務内容は大きく異なります。
似たような募集内容であっても、業務の比重が異なるケースも多いため、求人を探す場合は、以下の点を必ず確認しましょう。

・調理業務・栄養指導など各業務の比重
・キャリアパスは期待できるか
・労働条件に不安点や疑問点はないか

また、募集内容と実際の業務が異なる可能性もあるため、面接時に確認したり、実際に働く人の声を聞いたりと、さまざまな視点で確認することが重要です。

ポイント②キャリアアドバイザーに相談する
専門家のサポートを受けることで、自分の経験や能力に適した仕事や、将来につながる仕事が見つかる確率も大きく上がるでしょう。

マイナビコメディカルでは、管理栄養士の転職に詳しいキャリアアドバイザーが、一人ひとりに合ったキャリア相談・求人紹介を行います。
転職を考えている方は、ぜひマイナビコメディカルにご相談ください。

まとめ

管理栄養士が活躍できる職場は、医療機関や福祉施設以外にも数多くあげられます。

国家資格を有している事実が強みとなるため、一時的に離職しても、復職・再転職する際に困る心配は比較的少ないといえるでしょう。
高齢化社会の進行や食意識の向上も相まって、管理栄養士の需要は上昇傾向にあるため、将来性も非常に高い仕事です。

また、管理栄養士としての転職を検討している人は、自分に合った業界や職場を見つけるためにも、ぜひマイナビコメディカルをご利用ください。

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