【決定版】作業療法士の給料・年収の実情|高収入を狙うためにできること

更新日 2024年02月22日 公開日 2021年04月26日

#年収・給料 #情報収集 #転職検討/準備

作業療法士とは、心身に障害がある方、あるいはそれが予測される状況にある方に対して、作業療法を用いたアプローチを行う、リハビリテーションの専門職(国家資格)です。作業療法士は、対象者の目標や興味、生活歴などに配慮した治療、訓練、指導を行い、対象者が「自分らしくいきいきとした生活」を送れるようにサポートします。

作業療法では、基本的動作能力、応用的動作能力、社会的適応能力の維持・改善を目標としているため、急速な高齢化が進む現在、作業療法士はますます需要が高まると予測されています。

ここでは、作業療法士を目指す方、あるいは作業療法士としてステップアップ・キャリアアップを考えている方に向けて、作業療法士の給料・年収の実情、将来性、活躍分野などを解説しましょう。

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【決定版】作業療法士の給料・年収の実情|高収入を狙うためにできること

作業療法士の給料・平均年収は約427万円

厚生労働省が、令和4年3月に公表した「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、作業療法士(正社員)の平均年収は、約427万円となっています。

企業規模別に見ると、従業員数1,000人以上の職場に勤務する作業療法士の平均年収は、もっとも高い約463万円。従業員数10~99人の職場に勤務する作業療法士が約414万円、従業員数10人以上の職場が約427万円、従業員数100人~999人の職場で約419万円となっており、勤務する職場の規模によって年収に違いがあることが分かります。

【作業療法士の平均給料・年収統計(企業規模別)】

10人以上 10~99人 100~999人 1,000人以上
約427万円 約414万円 約419万円 約463万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

※年収の算出方法:決まって支給する現金給与額×12か月+年間賞与その他特別給与額

※調査結果には理学療法士・言語聴覚士・視能訓練士のデータも含まれています

【関連リンク】作業療法士(OT)とは?仕事内容について

【男女別】作業療法士の給料・平均年収統計

作業療法士の平均月収・年収は、年代や性別によっても異なります。例えば、30代男性の平均年収は約430万~463万円、30代女性は約387万~414万円で、年収がピークを迎える50代の平均年収は、男性で600万円程度、女性で540万円程度となっています。ただし、待遇には年齢だけでなく、経験年数や勤続年数が影響することも覚えておきましょう。経験年数・勤続年数が長いほうが、知識面や技術面で信頼・評価されやすく、よい待遇で働ける傾向にあります。

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

ここからは、男性作業療法士、女性作業療法士に分けて、企業規模別の平均年収を紹介します。

男性の作業療法士の給料・平均年収は約427万円

男性作業療法士における全体の平均年収は、約443万円となっていました。

【男性作業療法士の平均給料・年収統計(企業規模別)】

10人以上 10~99人 100~999人 1,000人以上
約443万円 約440万円 約432万円 約483万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

※年収の算出方法:決まって支給する現金給与額×12か月+年間賞与その他特別給与額

※調査結果には理学療法士・言語聴覚士・視能訓練士のデータも含まれています

男性の給与は作業療法士全体の平均年収(約427万円)よりも高く、従業員数が1,000人を超える大規模な職場であれば、年収が480万円以上となるケースも見られます。

女性の作業療法士の給料・平均年収は約396万円

女性作業療法士における全体の平均年収は、約407万円となっていました。

【女性作業療法士の平均給料・年収統計(企業規模別)】

10人以上 10~99人 100~999人 1,000人以上
約407万円 約380万円 約403万円 約441万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

※年収の算出方法:決まって支給する現金給与額×12か月+年間賞与その他特別給与額

※調査結果には理学療法士・言語聴覚士・視能訓練士のデータも含まれています

作業療法士全体の平均年収に比べるとやや低く、従業員数が1,000人未満の職場では年収400万円程度が多くなっています。

【関連リンク】女性作業療法士が転職する理由は?転職を成功させるための方法も解説

【雇用形態別】作業療法士の給料・平均年収統計

作業療法士の年収相場は、性別や企業規模に加えて、雇用形態によっても大きく変わります。

作業療法士の主な雇用形態は、「正社員」「アルバイト・パート」「契約社員」の3つです。なお、作業療法士が派遣で働くことは、一部例外を除き禁止されていることも覚えておいてください。

(出典:厚生労働省「労働者派遣事業を行うことができない業務は・・・」/https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000133886.pdf

ここからは、3つの雇用形態別に、作業療法士の平均年収を紹介します。

正社員

正社員として働く作業療法士の年収は、約427万円です。

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

正規労働者として期間を定めずに雇用されるため、作業療法士における3つの雇用形態のなかでは、もっとも年収が高くなっています。

ただし、427万円という数字はあくまで正社員作業療法士の全体的な年収相場であり、実際の待遇は経験年数やポジションによって変わってくるという点を理解しておきましょう。正社員として働き始めて間もない作業療法士であれば、400万円を下回る可能性がありますし、臨床経験を積み責任あるポジションに就いた作業療法士であれば、500万円近い年収を得られる可能性もあるでしょう。

アルバイト・パート

アルバイト・パートとして働く作業療法士の推定年収は、約207万円です。

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

アルバイト・パートの場合、正社員と違って時給制となります。アルバイト・パートとして働く作業療法士の平均時給は2,255円であり、一般的なアルバイト・パートよりも高い傾向です。

また、働いた分だけ収入を得られることから、勤務日数や労働時間によって年収が大きく異なることも覚えておきましょう。

契約社員

契約社員として働く作業療法士の年収は、約350万~380万円です。なお、契約社員の給与額については、マイナビコメディカルに掲載されている実際の求人情報をもとに算出しています。

数値だけを見ると、契約社員の年収は正社員よりもやや低い水準となっています。とはいえ、企業規模や任される仕事内容によっても金額が異なり、なかには400万円を超える年収モデルを掲載した作業療法士求人(契約社員)もあります。

【関連リンク】作業療法士(OT)が転職で失敗しないために大切なこと

【地域別】作業療法士の給料・平均年収統計

地域によって必要となる生活費や、医療ニーズ・介護ニーズに違いがあるため、作業療法士が得られる収入にも差があります。

ここからは、「北海道・東北地方」「関東地方」「信越・北陸地方」「関西地方」「中国・四国地方」「九州・沖縄地方」の6地方に分けて、作業療法士の平均年収を紹介します。

北海道・東北地方

都道府県 年収
北海道 約414万円
青森県 約403万円
岩手県 約443万円
宮城県 約438万円
秋田県 約509万円
山形県 約343万円
福島県 約459万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

北海道・東北地方で、作業療法士の平均年収が最も高いのは秋田県です。秋田県で働く作業療法士の平均年収は約509万円となっており、作業療法士全体の平均年収よりも80万円ほど高いことが分かります。

関東地方

都道府県 年収
茨城県 約428万円
栃木県 約439万円
群馬県 約434万円
埼玉県 約454万円
千葉県 約445万円
東京都 約451万円
神奈川県 約460万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

関東地方における作業療法士の平均年収を見ると、都県ごとに大きな差はありません。平均年収がもっとも高かったのは神奈川県の約460万円ですが、東京都や埼玉県も450万円を超えており、全体的に年収の水準が高めであることが分かります。

中部地方

都道府県 年収
新潟県 約424万円
富山県 約431万円
石川県 約431万円
福井県 約397万円
山梨県 約424万円
長野県 約415万円
岐阜県 約440万円
静岡県 約390万円
愛知県 約419万円
三重県 約411万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

中部地方で、作業療法士の平均年収がもっとも高いのは岐阜県でした。関東地方と比較すると全体的にやや低く、福井県、静岡県では平均年収が400万円を下回っています。

関西地方

都道府県 年収
滋賀県 約423万円
京都府 約457万円
大阪府 約442万円
兵庫県 約462万円
奈良県 約433万円
和歌山県 約418万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

作業療法士の平均年収がもっとも高いのは、兵庫県の約462万円。次いで京都府、大阪府の順に年収が高く、この3府県が関西地方における作業療法士の年収水準を引き上げているといえるでしょう。

中国・四国地方

都道府県 年収
鳥取県 約401万円
島根県 約367万円
岡山県 約424万円
広島県 約428万円
山口県 約448万円
徳島県 約419万円
香川県 約424万円
愛媛県 約411万円
高知県 約390万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

中国・四国地方における作業療法士の年収は、370万~420万円程度が相場となっています。年収がもっとも高いのは山口県で、作業療法士全体の平均年収をやや上回っていることが分かります。

九州・沖縄地方

都道府県 年収
福岡県 約403万円
佐賀県 約371万円
長崎県 約428万円
熊本県 約378万円
大分県 約391万円
宮崎県 約386万円
鹿児島県 約386万円
沖縄県 約376万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

九州・沖縄地方における作業療法士の年収は、380万~410万円程度が相場となっており、300万円台が平均年収となっている県も少なくありません。年収がもっとも高いのは長崎県で、作業療法士全体の平均年収と変わらない額となっています。

【関連リンク】作業療法士の給料・都道府県別ランキング|エリア以外の給料差も解説

【政令指定都市別】作業療法士の給料・平均年収統計

政令指定都市とは、「政令で指定された人口50万人以上の市」のことです。政令指定都市では、幅広い世代の方が生活しており、医療・介護ニーズも高いため、ほかの地域と比べて高い収入を得られる可能性があるでしょう。

下記は、全国の各政令指定都市における作業療法士の平均年収です。なお、ここで紹介する年収額は、マイナビコメディカルに掲載している実際の求人情報(モデル年収)にもとづいて算出しているため、あくまでも目安としてお考えください。

政令指定都市 平均年収
大阪市 約360万~420万円
名古屋市 約340万~410万円
京都市 約330万~420万円
横浜市 約370万~420万円
神戸市 約390万~450万円
北九州市 約350万~430万円
札幌市 約340万~410万円
川崎市 約360万~450万円
福岡市 約370万~450万円
広島市 約340万~420万円
仙台市 約330万~400万円
千葉市 約330万~410万円
さいたま市 約350万~440万円
静岡市 約320万~400万円
堺市 約360万~460万円
新潟市 約340万~420万円
浜松市 約330万~430万円
岡山市 約310万~390万円
相模原市 約330万~400万円
熊本市 約350万~410万円
【関連リンク】マイナビコメディカルで
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作業療法士の給料・年収は増加傾向!今後はどうなる?

少子高齢化の進行や要介護者の増加によって、作業療法士の需要が伸びている近年、作業療法士の給料・年収は増加傾向にあります。

職種 平均年収
作業療法士 約427万円
看護師 約499万円
診療放射線技師 約547万円
臨床検査技師 約496万円

(出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html

表を見ると、作業療法士の年収はほかの医療職と比べて低いように思えますが、下記のように作業療法士の平均年収は、年々増加傾向にあります。

年度 作業療法士の平均年収
2017年 約405万円
2018年 約408万円
2019年 約409万円
2020年 約419万円
2021年 約427万円

(出典:e-Stat 政府統計の総合窓口「賃金構造基本統計調査」/https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450091&tstat=000001011429

特に、2020年には平均値が大きく上昇しており、その流れは2021年も続いています。今後、高齢化がますます進むことから、作業療法士の平均年収はさらに上昇する可能性があるでしょう。

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作業療法士は長く続けられる?進む働き方改革

日本作業療法士協会の調査によると、作業療法士全体の約9割が作業療法士として何らかの職務に就いており、「生涯、作業療法士」として働く傾向が強いことが分かります。

(出典:一般社団方針 日本作業療法士協会「2019 年度 日本作業療法士協会会員統計資料」/https://www.jaot.or.jp/files/page/jimukyoku/kaiintoukei2019.pdf

「生涯、作業療法士」として働くことができる背景には、作業療法士が「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)」を図りやすい職種であることが挙げられるでしょう。

以下に紹介する、実際に現場で働いている方の声からも、理想的な働き方を実践している作業療法士が多いことが分かります。

・365日体制の職場だが、完全シフト制で平日の休みをしっかり取れる
・プライベートとの両立が図りやすい
・女性が多い職場なので、子育てや家庭との両立に理解がある
・研修や学会参加のために休暇を取得できる

加えて、作業療法士の資格は一度取得すれば生涯更新が不要なこと、作業療法士の採用に積極的な職場が全国各地に点在していること、今後も作業療法士の需要が増えると予測されることなども、ワークライフバランスの充実に大きな影響を与えています。

例えば、女性の作業療法士が妊娠や出産を理由に仕事を離れ、ブランクが生じてしまったとしても、再就職先が見つからないというケースはまれです。そのため、「そろそろ地元に戻りたい」「転居先でも作業療法士の仕事を続けたい」といった希望もかなえやすいでしょう。

また、「体力的に厳しい」「人数の多い職場で人間関係に悩みたくない」と考えている方でも、パートタイマー(非常勤)や小規模事業所での勤務など、多様な就労環境のなかから自分に合った職場を選択できるメリットがあります。

実際、時間に追われがちな急性期病院から、相談・個別支援がメインの福祉領域に転職する方も多く、職場を変えることで仕事とプライベートの両立を図ろうとするケースは、決して珍しくありません。

(出典:一般社団方針 日本作業療法士協会「2019 年度 日本作業療法士協会会員統計資料」/https://www.jaot.or.jp/files/page/jimukyoku/kaiintoukei2019.pdf

【関連リンク】作業療法士(OT)を辞めたいと思ったときに考えるべきこと

作業療法士の給料・年収アップにつながる活躍の場は?

かつて作業療法士の就職先といえば、「身体障害」「精神障害」「発達障害」の3分野がほとんどで、職場の多くを医療機関が占めていました。

しかし、介護保険制度の創設や医療・障害者福祉関連の制度改正とともに、作業療法士を取り巻く状況も目まぐるしく変化。現在では、新卒の作業療法士が目指す領域も、医療機関や介護事業所、児童福祉施設、自治体の保健センターなど、幅広い分野におよんでいます。

なお、作業療法士には、以下のような活躍の場も存在します。

教育分野で働く
時代の変化にあわせて、作業療法士養成校のカリキュラムも徐々に変化を遂げてきました。現在では、4年制大学で修士号・博士号を取得する環境も整えられ、「学問」として作業療法を研究する方も増えています。

作業療法士の養成校などで講義や実習を行い、人材を育てる仕事は、医療・介護の現場とは、違ったやりがいが感じられるでしょう。

社会起業家として働く
なかには「社会起業家」として、身近な地域住民が抱える問題の解決に取り組む作業療法士もいらっしゃいます。

例えば、2011年の東日本大震災の後には、作業療法士の有資格者が任意団体を立ち上げて、被災者の生活支援・介護予防に向けた指導を継続的に行ったり、訪問リハビリテーション事業を行ったりする事例が増え、たくさんの方の健康を支えました。

小児分野で働く
高齢者や成人だけでなく、子どもの分野で活躍する作業療法士も増えています。特に、不登校や引きこもり、ニートといった問題に発展しやすい発達障害児の支援では、作業療法士による個別の訓練・指導が重視されており、より早期に受けられるように事業所を開設するなど、積極的な介入が行われています。

また、日本では晩産化・非婚化を背景に、少子高齢社会がさらに進むと予測されており、2060年には、1人の若者(現役世代)が1人の高齢者を支える「肩車型社会」になると言われています。

肩車型社会になると、労働人口の減少や社会保障給付の格差、医療従事者の不足など、さまざまな社会問題が生じる可能性があるため、作業療法士には「健康寿命の延伸(健康で長生きする人の増加)」や「病気や障害があっても医療や介護に頼らない自立した生活が送れる社会」の実現に向けた活躍も期待されています。

(出典:内閣府「第2章 人口・経済・地域社会の将来像」/https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/s2_3.html

【関連リンク】作業療法士が働く場所は?
4つの領域と主な就職先を紹介

作業療法士が転職して年収アップするには?

作業療法士が年収アップを目指す場合、転職を検討するのも1つの方法です。作業療法士として転職を成功させたい方は、下記のポイントを押さえておきましょう。

●情報収集をしっかり行う
転職を成功させるには、事前の情報収集が重要です。求人情報に掲載されているような基本情報だけでなく、「従業員数・職員数」や「平均残業時間・残業代」「資格手当の有無」「離職率」などの細かな施設情報もきちんとリサーチして、自分の希望に合った転職先を見つけましょう。情報収集の前に自己分析を行っておくと、その職場が自分にマッチしているかどうかをチェックしやすくなります。

●自己アピールをする
面接に臨む際は、面接対策を入念に行ったうえで、しっかりと自分自身をアピールしましょう。自己アピールのポイントは、「自身の強みや良さを知ってもらうこと」にあります。単純に自分の長所を述べるだけでなく、「その長所をどのように業務に生かせるか」まで伝えるようにしてください。

●転職エージェントを利用する
転職活動では、自己分析や情報収集、面接対策など、やるべきことが多岐にわたります。日々の業務に加えて、それらの準備を行うのは負担が大きいため、職場環境や仕事の量によってはスムーズな転職活動ができない可能性もあるでしょう。

そうした場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントを利用すれば、スムーズな転職準備ができるだけでなく、希望に沿った求人の紹介や給与などの条件交渉もしてくれるため、理想の転職先を探す時間や労力を大幅に減らすことができます。

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【関連リンク】マイナビコメディカルへのよくあるご質問

※当記事は2023年2月時点の情報をもとに作成しています

監修者プロフィール

マイナビコメディカル編集部

 

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履歴書や職務経歴書の書き方から、マイナビコメディカルサイト内での求人の探し方のコツや、転職時期ごとのアドバイス記事などを掲載。
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