管理栄養士資格の取得方法・流れ|栄養士資格との違いも

更新日 2024年01月31日 公開日 2021年05月07日

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管理栄養士資格は国家資格であり、食事と栄養における高い専門性が認められています。高齢化が進む日本において、非常に需要の高い資格であるため、取得を検討している方も多いのではないでしょうか。

当記事では、管理栄養士資格の取得方法や、取得するメリットについて詳しく解説します。あわせて、栄養士資格との違いや管理栄養士に向いている人の特徴も紹介するので、管理栄養士資格に興味のある方や資格取得を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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管理栄養士資格の取得方法・流れ|栄養士資格との違いも

管理栄養士資格とは?

管理栄養士とは、食事と栄養に関する高度な専門知識と技術を用いて、栄養指導および栄養管理を行う専門職です。

管理栄養士になるためには、厚生労働大臣が認定する国家資格を取得する必要があります。管理栄養士資格を取得できる「管理栄養士国家試験」は、卒業した養成施設や修業年数によって、受験資格を得るための条件が異なります。

管理栄養士の受験資格取得方法について、下記の表にまとめました。

受験資格を得る方法

(出典:公益社団法人 日本栄養士会「管理栄養士国家試験について」/https://www.dietitian.or.jp/students/national-exam/

表を見ても分かるように、修業年限が4年の管理栄養士養成施設を卒業すれば、実務経験の必要はありません。しかし、修業年限が2〜4年の栄養士養成施設を卒業した場合は、栄養士免許を取得した後に最低でも1年以上、指定の施設での実務経験が必要です。

管理栄養士資格を取得すれば、病院で傷病者の療養に必要な栄養指導を行ったり、特定保健指導の対象者に健康保持・増進のための栄養指導、食事指導を行ったりすることができます。また、大規模な給食施設での管理業務を担うことも可能です。

管理栄養士の勤務先は、医療施設、介護施設、学校、食品メーカー、企業の社員食堂など多岐にわたります。なかにはスポーツ栄養分野を極めて、スポーツ業界で活躍する方もいらっしゃいます。

管理栄養士の年収は勤務先によって異なりますが、マイナビコメディカルをはじめとする複数のサイトの求人情報では、約350万~約500万円が相場です。経験年数による昇給が見込めるほか、資格手当がつくケースもあるため、比較的安定した収入が期待できるでしょう。

【関連リンク】管理栄養士の主な働く場所10選|将来性や転職時のポイントも

栄養士資格との違い

栄養士資格は、都道府県知事が認定する免許です。

管理栄養士と栄養士はどちらも食事と栄養の専門家ですが、栄養指導の対象者や資格の取得方法、仕事内容などに異なる点があります。例えば、栄養士は主に健康な方に対して栄養指導を行いますが、管理栄養士は健康な方だけでなく、傷病者や高齢で食事がとりにくくなっている方への栄養指導も行うことができます。

管理栄養士と栄養士の違いは、下記の通りです。

管理栄養士 栄養士
栄養指導の対象者 健康な方、傷病中の方、食事に特別な配慮が必要な方 健康な方
資格の取得方法 管理養成施設卒業後、国家試験に合格する。もしくは、栄養士養成施設を卒業した後、実務経験を経て国家試験に合格する 栄養士養成施設を卒業する
主な仕事内容 ●健康な方への栄養指導、医療機関や特定保健指導での栄養指導
●一般的な給食の管理、特別な配慮を必要とする給食の管理
●食育指導
●商品開発
●健康な方への栄養指導
●一般的な給食の管理
●食育指導
●商品開発

管理栄養士になるには、栄養士免許を取得していることが前提です。管理栄養士免許のほうが資格取得における難易度が高いことから、実施できる業務の幅も広くなります。

【関連リンク】管理栄養士と栄養士の違いは?分野別の仕事内容・給与と資格の取得方法

管理栄養士資格を取得するメリット

管理栄養士は、高齢者の療養食指導や健康寿命を伸ばすための栄養サポート、あるいは国民の生活習慣病の予防・健康増進を担う専門職として、さらなる活躍が期待されています。

高齢化が進む日本において、管理栄養士は非常に将来性のある職業と言えるでしょう。

管理栄養士と栄養士の平成28年における配置状況は、下記の通りです。

管理栄養士数 栄養士数
病院 22,429人 4,586人
診療所 4,027人 2,004人
介護保険施設 11,448人 2,905人

(出典:厚生労働省「管理栄養士・栄養士を取り巻く状況と管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)改定の歩み」/https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/000358651.pdf

各施設における管理栄養士の配置人数は、栄養士の2倍以上となっています。この表からも、管理栄養士の高い専門性が、さまざまな施設で必要とされていることが分かるでしょう。

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管理栄養士資格の取得の流れ

管理栄養士資格は、国家試験に合格することで取得できます。国家試験の受験資格は、卒業した養成施設や修業年限によって異なるため、自分がどの条件に当てはまるかを事前に確認しておいてください。

なお、管理栄養士養成施設、栄養士養成施設のどちらにおいても実習が多く行われることから、夜間課程や通信課程はありません。昼間に通学する必要があるため、社会人として仕事と両立しながら栄養士、管理栄養士を目指すのは難しいと言えるでしょう。

以下では、管理栄養士資格を取得するまでの流れについて、詳しく解説します。

栄養士資格を取得する

管理栄養士になるためには、まず栄養士資格を取得する必要があります。栄養士資格は、高校卒業後に養成施設を卒業することで取得することが可能です。

養成施設には、下記の2種類があります。

管理栄養士養成施設
(厚生労働大臣指定)
4年制大学・4年制専門学校
栄養士養成施設
(文部科学大臣・厚生労働大臣指定)
大学・短期大学・専門学校(修業年限2年以上)

管理栄養士養成施設を卒業した場合は、実務経験不要で国家試験の受験資格が与えられます。高校卒業後すぐに管理栄養士を目指したい方は、管理栄養士施設への入学を検討すると良いでしょう。

ちなみに、栄養・調理系専門学校では年間で約122万円の学費が必要となります。下記は、「専修学校各種学校統計資料」が公表した栄養・調理系専門学校の年間学費の平均データです。

【栄養・調理系専門学校の1年の平均学費】

入学金 17万9,000円
授業料 61万4,000円
実習費 31万6,000円
設備費 20万7,000円
その他費用 8万6,000円
入学金を除く年間費用合計 122万3,000円

(出典:東京都専修学校各種学校協会「令和4年度 学生・生徒納付金調査」/https://tsk.or.jp/image/pdf/ds/dw-toukeiR04no2c2.pdf

4年制の専門学校であれば、卒業までに合計500万円近くの費用が必要となります。ただし、専門学校によっては独自の奨学金・学費サポート制度を用意している場合もあるため、事前に調べておきましょう。

栄養士養成施設の場合は実務経験を積む

栄養士施設を卒業した場合は、実務経験を積むことで管理栄養士国家試験の受験資格を得ることが可能です。

前述したように、必要な実務経験年数は栄養士施設の修業年限によって変わります。

栄養士養成施設の修業年限 必要な実務経験年数
2年制を卒業 3年以上
3年制を卒業 2年以上
4年制を卒業 1年以上

受験資格に該当する施設や実務経験の内容は、下記の通りです。

●寄宿舎・学校・病院などで、特定多数人に対して継続的に食事を供給する者
●食品の製造・加工・調理または販売を行う営業施設
●学校教育法に規定する学校・専修学校や、就学前の子どもに関する教育・保育などの総合的な提供の推進に関する幼保連携型認定こども園
●栄養に関する研究施設や保健所、栄養に関する事務を担当する行政機関
●栄養に関する知識の普及向上や、栄養指導の業務が行われる施設

(出典:厚生労働省「管理栄養士国家試験」/https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kanrieiyoushi/

栄養士として働いている場合は、上記の条件を満たすことで管理栄養士を目指すことができます。さらなるスキルアップを図りたい方は、管理栄養士の資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。

管理栄養士国家試験を受験する

管理栄養士国家試験では、9科目の筆記試験が行われます。管理栄養士国家試験の概要は、下記の通りです。

<学校区分別合格者状況>

受験地 北海道・宮城県・埼玉県・東京都・愛知県・大阪府・岡山県・福岡県・沖縄県
試験期日 年1回(第38回は2024年3月3日)
試験科目 ●社会・環境と健康
●人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
●食べ物と健康
●基礎栄養学
●応用栄養学
●栄養教育論
●臨床栄養学
●公衆栄養学
●給食経営管理論
受験手数料 6,800円
合格者発表 約1か月後にホームページ上で発表
合格者には合格証書を交付

(出典:厚生労働省「管理栄養士国家試験」/https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kanrieiyoushi/

合格基準は毎年変動しますが、おおよそ200点中120点以上(正答率60%以上)が合格の目安です。

なお、管理栄養士国家試験の難易度は、下記の通りです。直近にあたる第37回(2023年)では、受験者数16,351名のうち合格者数は9,254名で、全体の合格率が56.6%となっています。

<学校区分別合格者状況>

管理栄養士養成課程(新卒) 87.2%
管理栄養士養成課程(既卒) 9.9%
栄養士養成課程(既卒) 16.0%

(出典:厚生労働省「第37回管理栄養士国家試験の結果について」/https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001075940.pdf

近年の管理栄養士国家試験の合格率は、60~65%前後で推移していましたが、第37回管理栄養士国家試験の合格率は例年よりもやや低くなりました。管理栄養士課程既卒者の合格率が目立って低下していることから、養成施設を卒業してから間が空くとそれだけ試験難易度が高まることが分かります。

とはいえ、管理栄養士養成課程新卒者の合格率は、いずれの年も80~90%と高水準です。既卒者の方も、テキストや過去問題集などを用いてしっかりと対策を行うことで、合格への道がひらけるでしょう。

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社会人が管理栄養士資格を取得する方法

栄養士の有資格者であれば、実務経験を積むことで社会人からでも管理栄養士資格の取得を目指せます。一方、無資格の社会人の場合は、栄養士資格を取得するところから始めなければなりません。

下記は、栄養士の資格を保有していない社会人が、働きながら栄養士資格・管理栄養士資格の取得を目指す際の基本的なステップです。

1. 栄養士専門学校または短大に通う
無資格の社会人が栄養士資格を目指す場合も、養成施設で栄養士課程を修了する必要があります。ただし、栄養士を目指す学校に夜間部や通信講座はないため、「日中は学校に通い、夜間に働く」という方法が一般的です。

栄養士専門学校や短大であれば、2年で栄養士資格の取得を目指せる上に、大学に比べて学費もおさえられるため、社会人にはおすすめの選択肢と言えます。

2. 実務経験を積む
栄養士専門学校または短大を卒業して栄養士資格を取得したら、実際に栄養士として働きながら実務経験を積みます。2年制専門学校や短大を卒業した場合、必要となる実務経験年数は3年となります。

3. 管理栄養士国家試験を受験する
必要な実務経験を積んだ後は、勤務先に実務証明書を発行してもらい、管理栄養士国家試験を受験します。国家資格試験に合格すると、晴れて管理栄養士資格を取得することができます。

社会人が管理栄養士国家試験に合格するためのコツ

栄養士養成課程の既卒者は、管理栄養士国家試験を受けるまでに間が空くことから、試験難易度が高くなります。例年の合格率は20%前後となっているため、十分な受験対策が必要でしょう。

社会人として働きながら管理栄養士国家試験に合格するためには、以下の3つの方法を実践するのがおすすめです。

●1年前から学習計画を立てる
試験日から逆算して1年間の学習スケジュールを立てておくと、仕事と勉強を両立しやすくなります。学習計画は、月ごと・教科ごとなど段階的に進めていくと良いでしょう。暗記系と言われるような教科については、最後の月に集中して取り組むなどの工夫も大切です。
●仕事のある日も毎日決まった時間勉強する
「休みの日だけ勉強する」というやり方だと間が空きやすくなるだけでなく、学習計画も立てにくくなります。少しずつでも良いので、毎日勉強する習慣をつけましょう。出勤前や休憩中、就寝前などの空き時間に、1時間程度の勉強時間を作るのがおすすめです。
●職場に管理栄養士を目指していることを伝える
職場に管理栄養士を目指していることを伝えた上で、協力を得られるような環境作りを行うことも大事です。突然の休日出勤や残業に対応できないことを理解してもらえれば、しっかりと勉強時間を確保できるようになるでしょう。
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資格取得後に転職するステップ

管理栄養士資格取得を機に、現職からほかの職場へ転職する場合は、下記のようなステップを踏むのが一般的です。

1. 自己分析をする
理想の転職先選びをするためには、自己分析が大切です。自己分析をすることで、自分の「強み」や「譲れないポイント」が明確になるでしょう。

2. 求人を探す
自己分析で明確になったポイントをもとに、理想に沿った求人を探します。はじめから応募先を1か所に絞るのではなく、複数の求人をピックアップしておくのがおすすめです。

3. 面接を受ける
気になる求人に応募し、書類選考(履歴書・職務経歴書、自己PR文など)に通ったら、面接に臨みます。職場によっては、面接のほか筆記試験が必要になることもあります。

4. 退職願を提出する
応募先から内定が出たタイミングで、現在の職場に退職の旨を伝えます。職場環境によっては、手続きや後任への引き継ぎに時間がかかる場合もあるため、入職予定日の2~3か月前には退職の意志を伝えるようにしましょう。

5. 新たな職場で勤務を開始する
引き継ぎや退職手続きが完了し、入職日を迎えたら新たな職場での勤務がスタートします。
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転職先を選ぶときのポイント

管理栄養士が転職先を選ぶときは、次の3つのポイントをおさえておきましょう。

●自分のやりたいことを明確にする
職場選びに失敗しないためにも、事前に自己分析を行い、理想の働き方や自分の強み、管理栄養士としてやりたいことを明確にしておきましょう。これらをできるだけ具体的にイメージすることで、「次の職場で譲れないポイント」が見えてくるはずです。
●企業規模だけでなく業務内容も考慮する
規模が大きい職場ほど収入面や福利厚生面が良いと考え、企業規模にこだわって職場選びをする方も多く見られますが、最も大切なのは「業務内容が自分に合っているかどうか」です。業務内容が自分に合っていなければ、収入が良くても心身にかかる負担が大きくなってしまうでしょう。
●将来的なキャリアも念頭に置く
せっかく管理栄養士として働くのであれば、10年後、20年後の将来もイメージした上で、キャリアアップ・スキルアップにつながりそうな職場を選ぶのが良いでしょう。管理栄養士として将来的にどのように活躍したいのか、どのようなキャリアを築きたいのかを考えることで、就職先に求める条件がより具体的になります。
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管理栄養士のスキルアップ・キャリアアップに役立つ資格・制度

日本栄養士会では、管理栄養士のスキルアップやキャリアアップの促進に向けて「生涯学習制度」を用意しています。また、より専門的で高度な知識・スキルを身につけたい管理栄養士に向けた、民間資格も数多く存在します。

ここでは、管理栄養士のスキルアップ・キャリアアップに役立つ代表的な資格・制度を3つ紹介しましょう。

認定管理栄養士制度

認定管理栄養士制度とは、臨床栄養や学校栄養をはじめとした8つの特定分野における「栄養指導」の専門知識・スキルを認める制度です。「特定の分野に特化した知識やスキルを習得したい」と考える管理栄養士の方におすすめの資格と言えるでしょう。

審査に必要となる申請資格 ●管理栄養士・栄養士の免許を有している
●管理栄養士・栄養士の実務経験が積算5年以上ある
●基幹教育において申請年度より過去5年間で60単位以上の単位を取得している
●研修や日々の業務にもとづくキャリアシートを年に1テーマ以上作成している(5年分必要)
●認定申請する分野の「栄養指導」に関する学会に3回以上参加しており、かつ1回以上発表をしている
認定の流れ (1)申請書類の提出
(2)筆記試験による一次審査
(3)事例報告の考査による二次審査
(4)合否判定・認定

(出典:公益社団法人 日本栄養士会「認定管理栄養士、認定栄養士 認定制度」/https://www.dietitian.or.jp/career/certification/

フードコーディネーター

フードコーディネーターとは、食に関する幅広い専門知識にもとづき、フードビジネスの企画やコーディネートを行える資格です。管理栄養士がフードコーディネーター資格を取得すれば、新たな食の開発やレストラン・飲食小売業の運営、食まわりのパブリシティ制作など、幅広い業務に携われるようになります。

3級から1級まで3段階に分かれており、最初は3級資格認定試験からチャレンジすることになります。

受験資格 ●中学校卒業以上
資格取得の流れ (1)3級資格認定試験に申込
(2)CTB方式による認定試験を受験
(3)合否判定・認定登録

(出典:特定非営利活動法人 日本フードコーディネーター協会「資格認定試験」/https://www.fcaj.or.jp/exam

栄養経営士

栄養経営士とは、臨床スキルやコミュニケーションスキル、コンプライアンス、人材育成といった「栄養管理のチームマネジメントに関連する専門知識」を習得した管理栄養士に付与される認定資格です。

いわゆる「栄養管理の経営」を担える専門職であり、医療機関や介護福祉施設などさまざまなフィールドで活躍できます。

受験資格 ●管理栄養士としての実務経験が2年以上ある
●「栄養経営士」資格認定基礎講習を修了している
資格取得の流れ (1)「栄養経営士」資格認定基礎講習を受講
(2)IBT方式による認定試験を受験(その場で合否判定)
(3)資格認定登録申請・資格認定審査
(4)日本栄養経営実践協会入会・資格認定・認定証交付

(出典:一般社団法人 日本栄養経営実践協会「栄養経営士とは」/https://nutrition-management.jp/qualifications/index.html

【関連リンク】管理栄養士のスキルアップに必要なこと|転職を成功させるためには?

管理栄養士に向いている人の特徴

管理栄養士に向いている人の特徴は、下記の通りです。

●食事や栄養について興味がある
●子どもや高齢者、入院中の患者さまなど、幅広い層に栄養指導を行いたい
●人々の健康を栄養面からサポートしたい

料理が好きな方や健康に配慮した食事を作りたい方は、管理栄養士としての素質があると言えます。

なお、病院で働く際には、医師や看護師と連携して業務をこなす必要があります。また、病院や介護施設では、患者さま・利用者さまとコミュニケーションをとる機会もあるため、協調性のある方や「人の役に立ちたい」という気持ちが強い方も、管理栄養士に向いているでしょう。

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まとめ

管理栄養士は、高度な栄養指導および栄養管理業務を行う職種であり、厚生労働大臣が認定する国家試験に合格する必要があります。

管理栄養士が活躍できる場所は多岐にわたっており、健康な方だけでなく、傷病者や高齢で食事がとりづらくなっている方に対する栄養ケア計画の設定・指導も可能です。また、給食施設の管理業務など、責任ある立場を任されることも多いでしょう。

管理栄養士試験の受験資格は、卒業した養成施設によって異なります。食事や栄養に関心があり、栄養面から人々の健康をサポートしたい方は、管理栄養士に向いているでしょう。

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※当記事は2023年9月時点の情報をもとに作成しています

監修者プロフィール

マイナビコメディカル編集部

 

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履歴書や職務経歴書の書き方から、マイナビコメディカルサイト内での求人の探し方のコツや、転職時期ごとのアドバイス記事などを掲載。
転職前の情報収集から入職後のアフターフォローまで、転職活動の流れに添ってきめ細やかなフォローができる転職支援サービスを目指しています。

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