栄養士(管理栄養士)の平均年収は、横ばい状態が続いていましたが、
2019年から2020年の1年間で+約29万円のアップを示しています。
特に管理栄養士は、栄養士よりも平均年収が高い傾向にあり、管理栄養士の需要は年々高まっています。管理栄養士の養成施設数を見ても、2000年では41施設でしたが、2016年には140施設にまで増加しています。
一方で、栄養士の養成施設数は年々減少傾向にあり、2000年には262施設ありましたが、2016年には161施設と約100施設減少しました。
平均年収を高めたい栄養士の方は、管理栄養士を目指しやすい環境が整っていることからも、積極的に管理栄養士資格の取得を検討するとよいでしょう。
栄養士(管理栄養士)も基本的には、年齢が高まるにつれて、平均年収も上がる傾向です。ただし、男性・女性ともに、55~59歳をピークに減少することや、必ずしも右肩上がりのデータではないことに注意しましょう。
栄養士(管理栄養士)は、40代を超えると100万円以上のボーナスも期待できることが、上記のデータから分かります。
また20~30代の平均年収の伸びは、40代以降の伸び率よりもやや大きいため、若いうちにしっかりと勤務を行い、知識・経験を付けることが重要です。
年齢の高さも平均年収に影響を与えますが、より重要な要素は「経験年数」です。同じ年齢でも、栄養士(管理栄養士)としての経験年数・勤続年数が高いほうが、より年収は高い傾向を示します。
厚生労働省の統計によれば、男性・女性ともに、15年以上経験を積むと平均年収が飛躍することが分かります。
栄養士(管理栄養士)は、活躍できる職場が多くあります。若いころになるべく栄養士(管理栄養士)としての専門分野を決め、その分野に特化したスキルを身に着けましょう。
また、栄養士(管理栄養士)として複数の専門分野を作りたい場合は、キャリアチェンジとして転職を検討することもおすすめです。たとえば、介護施設で働いていた栄養士(管理栄養士)が、病院などの栄養士(管理栄養士)職に転職することで、給料UPが期待できるだけでなく、医療領域の知識・経験を新たに身に付けることができます。
栄養士(管理栄養士)の平均年収は、職場・施設形態によって年収レンジが若干異なります。施設形態別の平均年収をある程度把握したうえで、自分の興味ある職場を選びましょう。
上記のデータは、求人情報などを元に算出したデータとなります。
少子高齢化の進行や国民医療費の増加から、近年では特に病院・診療所や、介護保険施設・社会福祉施設での栄養士(管理栄養士)需要が高まっています。
たとえば、介護業界における「令和3年度介護報酬改定の主な事項について」によれば、施設系サービスには栄養士だけでなく、管理栄養士の配置が求められる見込みです。
また経験年数や成果次第ではありますが、食品メーカーなどの事業所を中心に、ゆくゆくは専門職を離れた「マネージャー職」への道も開かれています。一般的にマネージャー職・管理職は平均年収が飛躍する傾向にあるため、そのようなキャリアも選択肢の一つです。
ご経験年数や経験してきた業務内容によって、年収面で優遇されることもございます。とくに病院勤務経験者はアピールできるポイントです。
また、年収が低いイメージをお持ちの方が多い保育園勤務も、おすすめできる条件の求人が増加しております。他には、社会福祉法人なども高年収を狙える傾向があります。
はい、可能です。しかし、業界、業種によっては難しい可能性がございます。また、コロナ影響により未経験採用が減少傾向にありますので、同職種での転職をおすすめしています。
経験が少なくても転職は可能です。教育体制が整っている職場など、未経験の方を受け入れてくれる求人も多数取り揃えておりますので、お気軽にご相談ください。
保育園から保育園、病院から病院など同じ業態での転職の場合は今までの経験が評価されやすく、給料が上がっていく傾向があります。
年収アップを第一にご希望される方には、同じ業態でのご転職をまずご提案させていただくケースが多くございます。
年収アップのためには、経験年数はもちろん、今まで経験してきた業務内容も重視されますので、しっかりご自身の強みをアピールすることが大切です。
また、調理を中心に経験されてきているなら調理を携わること、栄養指導などを経験されている方は指導などに携われる業務ができる職場に転職すると採用側に評価されやすい傾向がございます。
専任のアドバイザーがあなたの今までの経験からアドバイスさせていただきますので、ぜひご相談ください。
専任のアドバイザーから企業側に年収を交渉することももちろん可能です。
企業によっては給与レンジが規定で定まっており、特例での年収アップが難しい場合もございますので、まずはアドバイザーにご相談いただければと思います。
いまの年収によっては可能です。業態や勤務地によっても年収額は変わってきますので、転職理由のひとつとする方も少なくありません。
ですが、年収・給料以外にも転職したい理由がある場合がほとんどですので、理由を洗い出し、面接などでアピールすることをおすすめしております。
地方でも年収アップを狙うことは可能です。地域ごと、業態ごとに給与体系も様々ですので、その中からあなたの経験やスキルに応じて年収アップが可能な求人を選んでいきましょう。
病院の管理栄養士業務の中にもさまざまな業務がありますので、経験のある厨房業務から始めるなど、経験やスキルに応じて応募可能な病院の求人もございます。
希望する業務内容によっては、病院にこだわらず、施設などへの転職もご検討いただけます。幅広い求人をご用意しておりますので、応募先に迷った際はご相談ください。
管理栄養士としての経験としてはアピールポイントになりますが、病院などで求められる栄養指導経験としては未経験扱いになります。
施設などへの転職には非常に有利になりますので、しっかりアピールしていきましょう。